クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

ガンバに敗戦、グループ2位で決勝Tへ(高円宮杯・0―2ガンバ)

2006-09-20 01:45:06 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
高円宮杯第17回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
1次ラウンド第3戦  2006/09/18 13:20キックオフ
群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場(前橋)
ガンバ大阪ユース2-0湘南ベルマーレユース
【入場者数】370人【天候】晴 23℃ 91%【主審】塚田健太
【得点】51分(ガンバ)10持留新作(FK)、60分(ガンバ)10持留新作
SH:11 -11 CK: 6 - 4 FK:14 - 16
【警告】両チームともなし
※累積警告2回で次戦出場停止

最初に記事をUpしたのは試合当日の夕方(携帯から)だが、
そこから大幅変更。

ベルマーレユースのスタメンの布陣は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。

          1内山賢斗(2)

22伊藤義恭(1) 3宮内豪(3)  13阿部悠紀(2) 4日下部諒(3)

       6関口仁貴(3) 17天野勇太(1)
7猪狩佑貴(3)               9露木一匡(2)             

       14中嶋拓紀(3) 15西野嵩志(2)    

登録上は阿部がMFで3-5-2。
前半途中で露木と中嶋が位置を入れ替えた他、
試合を通しての選手の位置の入れ替えは普段よりも多かった。
中嶋は90分の中でFW→左MF→右SB→右ウィングと
位置を3回も変えた。

SUBは7人まで登録可能で
16杉田哲司(2)、10岡正道(2)、11鎌田翔雅(2)、18澤田勇人(2)、
24安藤潤哉(1)、26齋藤聖也(1)、30曽我洋右(1)

選手交代は3人まで可能で
45分15西野→10岡正道(2)
61分9露木→11鎌田翔雅(2)
69分17天野→26齋藤聖也(1)

相手のガンバは4-4-2の布陣。

高円宮杯も3試合目、湘南にとっては大会の中で一番遠い会場だが
(平塚からで考えると藤枝よりも遠い)
普段のユースの試合会場では見かけない方がいらした数は
ここまでで最多だったかもしれない。



前半はガンバのDFがボールを「まわさないで」ボールを保持、
前方の様子を見てロングボール、という展開が多かった。
湘南のFWはガンバのDFへ「なぜか」プレスにいかない。
ガンバだけでなく湘南も相手の様子を伺っていたのか。

後半、まずは湘南が攻勢に出て決定機を得るが得点ならず。
その後、後半6分、ガンバが敵陣中央で得たFKを直接決めて先制してしまう。
さらにその後、後半15分、ガンバは持留が敵陣左サイドから
中央へドリブルで切り込んで右足シュート、これも決めて2点差にする。
湘南はロングボールに頼ることなくボールをつなぎながら
打開を図ったが、崩しきれず、得点も得れずに敗戦。
グループ1位をガンバに明け渡し、グループ2位で
決勝トーナメントへ挑むことになった。



時間もない上に思うことがあるので、普段よりも「思うまま」に書きます。
まずこの試合、監督の采配には大いに疑問を覚えた。
(ユースではこういうことは書きたくないが、敢えて書きます。)
・なぜもっと前半からプレスにいかせない。
 「普段どおりいけばいいではないか。」
 ガス欠を恐れたのか?そんなヤワなメンバーか?夏に鍛えたんじゃないのか?
 変わったことするから勝てないんじゃないの?またもクラブユースに。
 岡を使わない(使えない?)なら他に澤田がいるのでは?
 少なくとも、西野ではないだろう。
・なぜ露木を下げる。彼の敵陣中央でのボールキープがなければ
 他の選手が前へいけないではないか。
 彼はキープしながら相手を惑わせることもできるし。
・中嶋の位置を変えすぎ。2失点目は対面していた中嶋の責任だが、
 そういう状況に追いやったのはひどいな、と思う。
ついで、選手たち。
・西野は今季最悪。シュートもゼロ。ポストもなれていない。
いやほんと何もできていない。ファウルを1つか2つ得ただけ。
よく前半途中で代えられなかったと思う。ほんと出直してきてほしい。
・伊藤のフィード能力の低さは課題だが(相手にボールを渡すクリアが多い)
1年生だということを考慮するとやむなしかもしれない。
尤もトップチームでも田村は1年目にはまともにフィードができなかったが
2年目では落ち着いてフィードする場面がでてきた。
伊藤に限らず(天野も含めた1年生各位)フィード能力の向上を目指してほしい。
・岡、猪狩ら。点がいつでも取れそうなときの決定力はまあまああるが、
「この試合、ここで点を取れないと・・・」という決定機での決定力が著しく低い。
これはベルマーレユースにかぎった話ではないが、
それだけに、決定力が向上すれば大きな武器になる。
・中嶋について。この試合、一番がんばったのではないか。
 あと、後半、右サイド(メインスタンド側)でプレーしているときに
 目の前で彼のボール扱いを見れたのはこの試合の数少ない個人的収穫。
 今が旬かもしれない。サイドでもっと魅せてくれ。
・あと、ロングボールに頼ることなく、なんとかボールをつないでいこうとした
 終盤の姿勢は好感がもてた。
 (最近はじめた2つのコール(手拍子しやすければいいが)は、
 ボールを低い位置からつなげれば、という思いを込めてはいる)
 打ち合いならともかく、相手ががっちり守っているときに
 パワープレーを仕掛けて徒労に終わった試合をいくつも見てきているから・・・

 
決勝トーナメントの初戦(ラウンド16)は
22日(金)16時から名古屋U-18と。
場所はまたも熊谷・・・・・・またも高崎線・・・・・・
来週水曜にはトップ(J2)でまたも前橋へ行くのに・・・・
昨年Jユースで2戦2分。今年も先月の出雲カップ決勝で
引分け(PKで湘南が勝利)という相手。
楽な相手ではないが、決勝T初戦では一番湘南に適した相手ではないか。
(あくまで、湘南のチカラを量る上で、である)
今度こそ、自分たちのサッカーを見せろ。


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7 コメント

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ガンバ ()
2006-09-19 00:15:36
せたがやさん疲れが出てましたよ(^^;

今日の二失点を個人能力で片付けるのは…

なので補足。

プリンス決勝のマリノスと同じく放り込み戦術に屈したという方が分かりやすいかと。

放り込まれるほどに、うちのCBばかりに負担が増えて判断力を徐々に鈍らせた。

うちのバックラインの負担を減らすには、フィードを蹴る前に相手のバックをビルドアップさせない事が重要なはず。

それにはFWが追いまくればいいわけで。

しかし、うちにその体力が無かった。

個々の能力をどこで判断するか難しいですけど、選手個々の差はあまり感じませんでした。

むしろ連戦であの戦術に徹したガンバのチーム選手以外を含めた全ての総合力で劣ったのが、この結果とみるのがいいのかな。

と俺は思っています。
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Unknown (Happy)
2006-09-19 00:46:21
お疲れ様でした。今日の試合は、いつも以上にBellのサッカーができていなかったように思いました。”勝つ”という強い意志が感じなく残念でした。もっと声を出し、みんなで一丸になってほしいです。金曜日までにはたてなおしがんばってほしいです!! 
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ちょっとだけレス (せたがや)
2006-09-20 00:55:28
>壁氏



個人能力の差だよ。

あの2失点。

失点の手前までは個人ではなくチーム戦術の差かもしれない。

でもね・・・・・・

うちに直接FK決めれるやついる?

FKの位置に2人立って

下向きながら「どっちが蹴ろうか」なんて話し?てるのはうちであったか?

2点目は、湘南なら猪狩ができそうな形だが、

そもそも湘南はこの試合で点が取れていない。

決定機があってもね。

ああいう状況で点が取れないと、

岡も猪狩もその程度だってこと。



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Unknown (Ogi)
2006-09-20 18:43:50
前半からロングボール放り込みが正確にできるチームって強いんですよ。原が吉本と瀬里によくあげていた。阿部と宮内が下がる上がるの反復運動を繰り返すことでボディブローのように疲れが来ていたのは確か。そこはガンバのしたたかさ。前には行かなかったというより、逆に行かないと倉田がフリーで上がるじゃないですか。そのおかげで前半倉田が攻撃に絡んだのは吉本の決定機一回のみでした。それを恐れたのだと思う。プレスに行くか行かないかはチョウさん自身もかなり迷われたと思いますよ。彼は平気で30メートルくらいのところから凄いミドルも打つし。特にウチのように2,3人でボールを奪って攻撃にシフトするやり方だと。



後半のポジションチェンジは確かに??でしたが、直接FKよりもウチはCKなどのセットプレイで点取れるじゃないですか。そこの攻めどころはちょっと違うと思うべさ。ちなみに笹川は蹴れますがスタメンではなかったし。岡はスランプだと思ってます。乗り越えなければ行けない壁に来ているんだと。猪狩の突破力は全国クラスなのもわかったし。脅かすということは充分にできていたし、後半のポジションチェンジで持留のケアをやらざるを得なくなかったんじゃないかと思ってます。よってあまり仕掛けられなかった。





あとは主力の温存もあったと思いますよ。特に阿部のCBや伊藤のSB起用は好感が持てましたが。日程が日程なわけで止むを得なしかなと。



ワシの感想はこんなカンジ。
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ガンバ ()
2006-09-20 23:49:39
3行ぐらいの本文だったはずが、いつの間にかこんなにちゃんとしてた(^^;

疲れてるようだったので、そのまま朽ち果てるかと(冗談)

補足として、FWが前線で追いまくるのは、組織的にサイドに追い込んでいくようなプレスとは別の意味で使ってます。

単に相手のバックラインをビルドアップさせない狙い。



どんな大会でも緒戦は難しいけど、トーナメントの緒戦は相手がどこであろうと特に難しいと思う。

無敗の地「熊谷」で、選手だけに戦わせるのではなく、関わる人全ての人が一丸となって勝ちに歩めるよう努力したいです。

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Unknown (ブレード)
2006-09-21 22:30:54
やっぱり高原の欠場が痛かった。彼のオーバーラップからの攻撃は超高校級だ。守備にも貢献できる選手なのでグランパス戦では期待したい。うちは自分達のサッカーができれば必ず勝てると思ってる。
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各位コメントどうも (せたがや)
2006-09-22 11:06:05
もう試合当日とはね。

ベルマーレユースは個人でもチームでも、ここで、という時の決定力はとても低い。プリンス前半が特別だったんだと思う。でもこういう舞台で決めれないと名は轟かない。

結局グループリーグでは今までの延長のレベルだった。決勝Tでどれだけ成長できるか。
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