クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

鈴木嵩之(専修大)と常盤亮介(法政大)@関東大学1部

2006-05-14 00:23:13 | サッカー(その他)
今日は江戸川区陸上競技場へ
関東大学リーグ1部 第9節を見に行った。
第1試合が12時開始で東京学芸大対専修大、
第2試合が14時10分開始で法政大対筑波大。
大学の大会を見に行くのは6年ぶり。
雨で寒く、とても5月とは思えない天候だった。
屋根がメインスタンドの上段ほぼ全てを覆っていたのが幸い。
スタンドには、現在仙台のスカウトをされている方もいた。

当初の目当ては、昨年のベルマーレユース主将・鈴木嵩之。
今年の専修大は4学年計で部員100名以上の大所帯だが、その中、
入学早々にして開幕戦から8試合フルタイム出場・1アシスト。
ところが・・・
よりによってこの試合はサブメンバーに。おいおいおい・・・


専修大のスタメンは以下の布陣。
(上がGK、下がFW。()内は学年)

          21半田(3)

44田野畑(1) 45渡部(1)  4山田(4)   6栗原(4)

          3吉田紘(4)
  8野村(3)            14岡崎(3)
          10池田(4)主将
      
       13遠藤好(3) 11荒田(3)

選手交代は、
55分頃 田野畑→34鈴木(1)
70分頃 岡崎 →7岡田(4)
80分頃 吉田紘→36黒澤(1)
尚、サブメンバーには03年度卒の元ベルマーレユース主将・
徳永雅俊もいた。背番号1で序盤数試合は出場もここ数試合出場がない。

東京学芸大もほぼ同様の布陣。
専修は前線へのクサビのパスから中央でつないで相手DFの裏を目指し、
学芸は前線へのクサビのパスからサイドへ開いて崩しにかかる。

後半に入って田野畑(鹿児島実卒)の動きが不安定になってきて
前半で警告1回受けているところに
さらに警告を受けかねないプレーもあったゆえか、
後半10分頃にして選手交代。
田野畑の代わりに右SBに入ったのは鈴木嵩之だった。
もともとはCBだが、DFで途中から出場機会があること自体貴重だ。
彼のプレーはこのピッチの上の22人の中で周囲に遜色ないものだった。
ヘディングも強いし、ボールへねちっこく行くのは相変わらず。
ただ・・・オーバーラップした後の戻りが遅い。これは要改善。
(これは試合後本人にも言った。)
(恐らく去年の今頃は想定外だった)高い学費払っているのだし、
志を高く、貪欲に部活・大学生活を送ってほしい。
自由な環境だからこそ、己が試されることは、
私も身にしみて感じた(自爆)
なお、今月28日(日)には前期最終節・専修対早大が平塚競技場であるので
お近くの方はいかれてみては。彼にとっては地元凱旋だし。
私は大変残念ながら別のところにいくことになるのだが・・・


試合はこの後、後半17分、学芸は確かセットプレーからの流れで
敵陣左サイドから左SB16番高野(3)がクロス。
そのクロスをファーサイドで右SB5番黒田(4)がヘディングシュートして
先制点を奪った。
専修も後半42分にゴールエリア内左から
荒田がシュートをファーサイドに流し込み、同点。
しかしその後もチャンスがありながらもゴールはなく、
専修は3試合連続の引分け、9試合勝ち無しで引き続き最下位(12位)、
という結果になった。なお、得点は9で失点は23。
失点の多さは法政、筑波、流経の上位に各3失点以上したのが響いた。

今回嵩之の位置を奪った格好の1年渡部(山形中央卒)は185センチの長身。
ゴール前で壁となった。恐らく彼は次節もスタメンだろう。
今年はまだないだろうけど、ゆくゆくはこの渡部と嵩之とで
センターを守ることになろう。(そうなってほしい)
あとは吉田紘のボール奪取と展開が目に留まった。
チームとして決定力が弱いのが痛い。前半決定機は2,3あっただけに。



さて、メインスタンドの(ピッチに向かって)右側には
専修大の部員が陣取った。
彼らはとてもにぎやか。とても最下位とは思えないくらいに。
ピッチ上の選手にもどんどんチャチャを入れる。
ある選手は「男優~」と呼ばれていた。
これが彼らのカラーなんだろう。
まあ試合に出ているとはいえ、同じ部員だもんな。
ピッチ上で聞いていたらどう思うかわからないが、
Jだったら敵チーム側の大声援やスタンドからの野次も
飛び交うわけだから、これはこれでいい訓練になるかも。
さすがに引分けで試合終了後の彼らはかなり静かだったが・・・

専修大は昇格1年目(しかも初の1部)だが、目下最下位。
これは実力もあるだろうけど、環境の違いも大きそうだ。
1部12チームで唯一専用グラウンドがないらしい。
試合のメンバーであっても各自の車(相乗り)で会場と行き来。
バスでしょ。他大学どころかジュニアユースのチームでも
専用のバスをもつところがあるというのに・・・・
車で個別に移動では、試合へ向けたチームの一体感も醸成しにくいのでは。
監督もフルタイムではないようだ。
一言でいうと「お金」がないのだろうか。
とはいえ、たった1年でまた2部には戻りたくないだろう。
1部なら名だたる所と試合ができるし、上位ならインカレも出れる。
1年生も含めたチーム全員の奮起のみならず、
OB会をはじめとする後援体制の充実も急務ではないだろうか。
この日のスタンドの雰囲気や、
講義に差し支えなくするために朝7時から練習をする、といった
専修ならではのカラーを大切にしながら、変えられることは多いはず。
・・・と完全に外野の立場ですが、書かずにはいられなかった。



第1試合終了後、一旦スタンドを出て40分ぐらいした後、
用が済んだので帰るかまたスタンドに入るか迷う。
・・・・・あいつどうしてるんだろうな・・・
プログラムによると背番号は6だが、最近試合には出てない。
せっかく来たんだし、チームの誰かに様子でも聞けたら、
と思いスタンドにまた入ることにした。

第2試合は法政対筑波。
前半終了後、法政のとある部員に
「常盤君最近どうですか?」と聞いたら
「今日ベンチです」とのこと。
!!!!!
よし、後半まで見ることにする。
すると試合は筑波が相次いで決定機を逃す一方で
法政が後半に2点獲得。
そしたら、この試合展開も幸いしてか、後半40分頃、
02年度卒の元ベルマーレユース主将・常盤亮介が今季初出場。
彼のプレーを見るのは02年秋以来だ。
定位置のボランチに入り、まずまずのプレーを見せた。
試合は2-0で法政が勝利。

試合後、彼に話を聞く。
話をするのは04年7月に彼の実家の旅館に泊まった時以来。
幸い、進路は既に内定しているようで、社会人ながらも
レベルもある程度高く環境も良いところでプレーできそうだ。
彼は試合にはあまり出れていないが副将で、
プログラムでは「信頼感の厚いチームの大黒柱」という
彼の紹介文。彼のプレーだけでなく人柄も評価されたんだろう。
彼は入学当時「臥薪嘗胆」をテーマにしていた。
残りの部活、悔いなくやって試合にも多くでてきてほしい。


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