クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

残酷なる、敗退という現実(高円宮杯・1-2名古屋)

2006-09-23 00:23:03 | ベルマーレ(ユース等)観戦記
高円宮杯第17回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
ラウンド16(決勝トーナメント1回戦)
2006/09/22 16:00キックオフ 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
湘南ベルマーレユース1-2名古屋グランパスエイトU-18
【入場者数】326人【天候】曇 23℃? 53%【主審】相楽亨
【得点】49分(名古屋)19新川織部、85分(名古屋)7花井聖、
89分(湘南)14中嶋拓紀(1)
SH:17 -16 CK: 9 - 1 FK:11 - 20
【警告】(湘南)37分13阿部悠紀(1)、43分22伊藤義恭(1)、
80分4日下部諒(1) (名古屋)87分酒井隆介
※湘南の得点者、警告対象者の名前の後の()は通算回数。
累積警告2回で次戦出場停止。


この日は暦の上は平日だが、私の務めるオフィスは休日。
秋分の日が土曜になったことによる振替休日みたいなものか。
私と同様に(もとより)休日の方は他にも何人かいらした。
とはいえ平日。どれだけスタンドはガラガラに・・・と思いきや、
地元の高校生がけっこう見にきた。
土日だと自分らの試合があるから見にこれないんだろうけど、
この日はせっかくの地元での全国大会、
練習を休みにして見にきたんだな。


ベルマーレユースのスタメンの布陣は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。

          1内山賢斗(2)

2高原伸介(3) 3宮内豪(3)  22伊藤義恭(1) 4日下部諒(3)

      13阿部悠紀(2) 6関口仁貴(3) 
7猪狩佑貴(3)              11鎌田翔雅(2)             

       14中嶋拓紀(3) 10岡正道(2)  


SUBは7人まで登録可能で
16杉田哲司(2)、5笹川大地(3)、9露木一匡(2)、17天野勇太(1)、
18澤田勇人(2)、26齋藤聖也(1)、30曽我洋右(1)

選手交代は3人まで可能で
64分11鎌田→9露木一匡(2)
75分22伊藤→17天野勇太(1)(中嶋が左MFで3バックに移行)
85分13阿部→18澤田勇人(2)

相手の名古屋は4-3-3の布陣。


前半はどっちもどっちの展開。
ともに自らのミスから相手に決定機を許すが、
ともに相手の決定力不足で助かる。
このカードは昨年Jユースで2分、先月も出雲カップで
引分け(PKで湘南が勝利)。
良くも悪くもお互い実力が均衡しているんだな。

しかし、事態が深刻なのは湘南だった。
名古屋が許した決定機(ややサイドから)とは違って、
湘南が許したいくつもの決定機はど真ん中を
破られてのものだったから。
前半のうちにセンターの選手が2人警告を受けるし。

ハーフタイムで選手交代・布陣変更があるかと思ったら
意外にもなかった。
そして、後半に入っても守備のまずさを修正できなかった湘南は
まず失点を許す。
ゴールの直後、相手の選手全員(GK含む)が敵陣深く入って
歓喜を爆発させる。
彼らにはこのカードでの先制点の重みがよくわかっていたのだろう。
このゴールの後、ミスから再度決定機を許す。
角度のないところからのシュートは幸いニアポスト上に阻まれる。

でも、まだまだ時間はある。そして立て直す。
この失点の後はしばらく湘南ペースが続くが、
決定的に相手の守備を無力にするまではいかない。
露木が途中で入ったのはいいが、代わりに鎌田を下げていては
攻撃力が上がらないではないか。
天野が入った時間の前後あたりで久しぶりに名古屋が
チャンスをつくったが、それまでの間に点がほしかった。

後半40分、痛い2失点目を喫する。
2失点とも自陣左サイド深くへ相手が抜け出して
中央へ折り返したボールを落ち着いて決められたものだった。
この失点の後、何人かの選手が崩れ落ちた。
まだ試合は終わってないが・・・

湘南はとにかく攻める。
2失点目の前もそうだったが、ボールをつなぎながら。
ロングボール一辺倒だった千葉戦(関東CY)や横浜戦(プリンス)よりは
随分いいことだが、つなぐ一辺倒になってしまうのもどうか。
変化をつけることができれば・・・・・

ロスタイムの目安3分も終わろうとしていた頃、
CKから中嶋がヘディングシュートを決めて一矢報いる。
もう残り時間がないのに、いや、ないとわかっているからこそ
ゴールした後のボールを素早く拾ってセンターサークルへ向かう選手たち。
ロスタイムは4分20秒で終わった。
それを知らせるタイムアップの笛の後、湘南の選手たちは泣き崩れる。
そしてスタンドへの挨拶を終えた後、
その場に崩れ落ちて立ち上がれない選手が何人もいた。

クラブユースで全国に出れなかった彼らは、
この高円宮杯に懸けていたであろう。
それが、ここで、こんな試合展開で、終わることになろうとは。
でも、残酷ながらもこれが現実だし、今のチカラなんだと受け入れるしかない。
昨年の2つの全国大会に続き、またもベスト8に入れなかったこと、
そして、またもクラブユース勢相手に敗戦を喫したことも含めて・・・


そして、少なくとも2人の3年生が
この高円宮杯を最後に引退するようだ。・・・関口と中嶋。
関口のゴール、一度はみたかったな。
中嶋はこの大会で奮闘をみせていた。
この試合では8本のシュート、そして最後に得点。
2人とも、これからの進路についての朗報を待っています。
あと12,3年若かったら家庭教師できるんだが(苦笑)


もっと書きたいことがあるので、それは次の記事にて。


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