参考文献:宮越 大樹著『人生を変える!コーチング脳の作り方』 ※画像にリンクを貼っています!
『97%の人が新しいことにチャレンジし続けたり、習慣を身につけられない理由!』
【認知という選択肢】
私たちは、体の外で起こる出来事に対して五感を使って情報収集します、
ここで扁桃体は、この情報と、海馬に記憶している情報を照らし合わせて、
快、不快、を判断すると考えられています。
つまり、海馬に保存している情報が、快と判断されれば、
楽しい、うれしい、好きという感情になり、ドーパミンが放出されます。
不快と判断されれば、悲しい、つらい、嫌い、と判断され、コルチゾールが放出されます。
このとき、本来意味がついていない情報にたいして、必ず感情がセットになって記憶されてしまう、
『意味づけ』が行われる事、これが問題になってくるのです。
参考書籍:木村 泰子著「美しい脳図鑑」 ※画像にリンクを貼っています!
【遺伝子に記録されている命をつないでいくための記憶】
人の遺伝子には、太古の時代から命をつないでいくために、命の危険につながる可能性のある、
ネガティブなものにフォーカスして、不快という感情を付加することにより、
長期で強固な記憶として格納し、一瞬で反応して敵から身を守れるよう、
直感という本能として身につけてきました。
【新しい経験には危険があるとブレーキが掛かる仕組み】
この、命を繋ぐための本能が、時代、世代を超えて引き継がれ、
海馬に蓄積される情報をネガティブなものに偏らせてしまい、
毎日の生活で命の危険がなくなった現代の環境では、捕らわれとなって、
人間が新しいことにチャレンジし、成長することのブレーキになっているのです。
しかし、世の中の97%の人たちは、こういった脳の仕組みが、あることさえ知ることもなく、
本能に捕らわれたまま、枠の中に留まって、チャレンジする事もなく、一生を終えるのです。
こんなことにならないために、海馬に蓄積される情報を本能まかせにするのでなく、
コントロールしていく必要があります、コントロールすることで、
チャレンジする意欲を生み出し、まわりの、人や事に捉われない、本来生きるべき、
自分の人生をその手に取り戻し、人生のヒーロー、ヒロインとして、
新たな1歩をふみだすことができるのです。
【海馬の情報をポジティブにコントロールする】
たとえば、海馬に来る情報が、ポジティブな情報ばかりで、
海馬の中に記憶されいる情報も、ポジティブなものばかりになったとします。
人間の認知は、楽しい感情とも紐づいても記憶されていくので、
扁桃体と海馬は情報のやり取りをして、大脳皮質に記憶されていきます!
すると、ドーパミンが放出されて、より記憶を強固なものにしていきます。
さらにエネルギーが沸いてきて、意欲的になったり、頭の働きも
よくなったりします。
さらに、ポジティブになり、ハイパフォーマンスを発揮できるので、
目標を達成できることで、機嫌がよくなるという好循環になっていきます。
※海馬と扁桃体の電気信号のやり取りをオシレーションといいます、
京都大学、早稲田大学、東洋大学、群馬大学などで、
心の脳、記憶の仕組みなどの研究が進んでいますが、
オシレーションでやり取りされている情報や海馬の各部位でどのような種類の記憶が、
扁桃体や、周辺部位とやり取りをされているのかは、いまだ完全には解明されていません!
参考書籍:菅原 洋平 監修「脳のスゴイ力を最大限に引き出す方法」 画像にリンクを貼っています!
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