造船疑獄における吉田首相の言動と国会の動き、田中角栄裁判の時点で、少しずつ憲法は死に向かっていたが、行政官僚による司法権の衰弱・簒奪、その時代の後は、人事権を乱用した無能腐敗の政治家によるやりたい放題でもはや日本における近代民主主義は死亡寸前。そして「社会の木鐸」でいらっしゃる日本テレビ以下民間放送局も、ジャニーズ問題とセクシー田中さん事件で、既に看板だけだったジャーナリズムですらも看板自体崩壊と近代民主主義を構成するパーツはほぼ倒壊。
報道の自由、そしてそれを支える取材の自由を自ら放棄で「自死」。
慣例、慣習で支えられるものは、全て消しさられたことになる。
今後、他の民間企業や公共団体も不祥事に対して、公然と日本テレビ以下メディアに取材拒否を宣言してよいという「慣習」ができたことになる。勿論、消費者・国民に対して配慮する企業は自主的に応ずることもあろうが、信用できないメディアを通すよりは、自社や信用できるメディアを選別して謝罪と対策を述べれば良い。まあ、沈黙・無視による風化狙いという見本を日本テレビ様がご披露してしまったから、みな、お手本にするかもしれん。