ぶらいやWATTY 探求の泉

人生も残り少なくなってきたので、単なる近況報告となります。

星野仙一氏へのバッシング

2008年09月14日 06時25分53秒 | スポーツ-球技についての感想
第2回WBC監督にまだ未練があるのかわからないが、世間の反感が沈静化しよう
とすると、自身のブログやテレビ出演における投稿や発言-「日本はいじめ国家に
なった」等-で燃料を提供してしまう。

私達はそんなに暇でないから、日本プロ野球の威信が傷つこうがそれは彼らの愚劣
な判断によるものだから、「勝手にすれば良い。(星野さんでも誰でも監督にし
て、WBCに臨めば良い)」と、どうでも良く思っているのだが、日本のイメージ
は貶めてくれるな、と言いたい。

この問題に関する諸悪の根元は、NPB(日本プロ野球機構)の五輪に挑む姿勢が
五輪での勝利に集中せず、「二兎を追うものは一兎を得ず。」のことわざのごとく
ペナントレース興業をしながら、衆目を集めるスポーツ界のビッグイベントである
五輪で人気沸騰を狙ったことである。

日本のプロ野球が力を分散しても余りある力量が有ればそういう判断でも良かろう
が、シドニー・アテネでの両五輪等の国際大会での戦いぶりや、大リーグで戦力外
になった人材が日本で通用している例が多いこと(逆の例(日本→大リーグ)もま
れにあることや日本で通用しない選手もあることは承知しているが、指導者や生活
などの環境面や信念等の精神面の問題だろう)から、それだけの力は無いだろう。

シドニー五輪でプロ・アマ混合チームで挑み、メダル無しに終わり、「日本の力は
こんなものじゃない。」と言いながら、同様の失敗を、アテネは長嶋さんが急に倒
れたので仕方無い面もあるが監督経験の無い中畑氏に采配を任せ、しかも半ば観光
気分でオーストラリアを軽視していたし(結果は銅メダル)、結局は北京五輪でも
メダル無しであった。

シドニー五輪から8年たっても決勝に行けないのは、やはり「弱い」という結論
になってしまう。本当は優勝するほどの潜在能力があると言われても、せっかくの
実力を顕在化させる機会があって、しかも抜群の注目度である五輪という貴重な大
会で負けてしまうのは、勝利を目指す為の野球機構・組織を含めた総合力は「弱
い」とうことだ。

「もっと良い選手がいる。」「日本の選手層は厚い。」というなら、どうして、最
高の力量を持った選手と指導者を集めきれなかったのだろうか。本気で五輪での
優勝を目指していなかった、という結論につながるけれど、それでよろしいですか?
絶好の機会を逸してしまうことそのことが「力が無い」という証拠で、実力は
発揮し顕在化して良い結果が出て、そこで初めて高い価値が出て賞賛され、敗者は
栄誉としては得るものが無いという厳格かつ当然の事に過ぎない。

敗北を糧に、豊かな生活、別の進路に向かう、哲学的深遠さを得る、とか、組織を
改革し目的に向かって機能的仕組みに再構成するなど、別に得ることがあるなら、
それは素晴らしいことだが、現状を見る限り、何も得ることが無かったようですな。

どうしようもないな。

政治も文化も国民の程度に有ったものしか得られないという至言はあるが、レベ
ルの問題でなく、「国民の物わかりが良すぎて、頑迷で無知蒙昧な指導者しか得ら
れない。」「優しすぎて勝負弱い代表しか持てない。」ということなのかね。

コメント (2)
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たわいないことだけれども

2008年09月08日 04時09分22秒 | 日常生活
ガソリンが高価になってからほとんど運転することはなくなった。
昨日は久しぶりに運転して、帰宅時に車庫入れしようとしたら、バッタがワイパー
部位にいた。
このまま車庫入れしてしまうと閉じこめられてしまうので、おっぱらおうと懸命に
手で何回も振り払ったが、逆らうかのごとく飛び上がって、再びワイパーにしがみ
くように止まった。
しなくて済む争いや無益な殺生はしない主義なのだが、これじゃどうしようもない。めったに運転しないから、車庫内で命を終えることになるだろう。
時間も無いので、仕方なくそのまま車庫入れした。

忠告や助言をしても無駄なことが今までの人生に多々あったことを、何となく思い出した。
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WBCの監督

2008年09月01日 02時39分23秒 | スポーツ-球技についての感想
第2回のWBCの日本代表監督の選考は、その方法を誤ればただでさえ凋落して
いる野球人気に更に追い打ちをかけることになるだろう。

既にかつての野球人気を取り戻すのは不可能な状況になっている。
まず第一に、比較的、所得の再配分が上手くいっていた日本国民は、小泉元首相の
失政(国民が詐欺的宣伝にやられた感も強いが、他の選択肢も無かったから仕方な
いか。。。他の政党も最前線の人々は知らなくても、実は裏で結託しているのだろ
う。)による格差の拡大ゆえ、特に経済的問題や自由時間が持てないため、他人を応援する余裕が無い。

その上、他者の興味を常に惹き付けておかねば生きていけない者達(芸能人・プロ
野球選手を筆頭とするスポーツ選手)が、誰が最も悪質なのか知らないが(利権に
執着する者?)が、惹き付けるどころか逆に、応援してくれるファンの神経を逆撫
でしたり、失望させる行為を繰り返しているのだから救いようが無い。

話は戻るが、星野・北京五輪日本代表監督が体調不良を理由に入院したというニュ
ースを見た。
同情の余地は全くない。帰国してテレビ出演する時間が有ったら、敗北の責任を取
る意味でも謹慎して休養すれば良かっただろう。

「責任を自分に有る。」と連呼しておいて、実際に責任をどう取るのか行為で示し
たことが全く無い。
「責任を取って自決するとか巨額の罰金を取られる」ほどの厳しい対応を求められ
る訳でも無いのに、何もせずに自己弁護に終始するのだから、二度と指揮を執らせ
てはならないと糾弾されるのは当然では無いだろうか。

どうしても星野氏が借りを返したいというのなら、自身が傀儡となることを承知で
野村監督が提案した(冗談かもしれないけれども)の自身のヘッドコーチ案を飲む
こと、いや、更に「私を助けてください。」「野球を勉強し直せてください。」と
頭を垂れて懇願するくらいで無いといけないだろう。

自分の利得を犠牲にしてまで勝利を請い願う姿勢がはっきりとわかるくらいでない
と駄目だ。そのほうがかえって男をあげるだろう。誰もが恥ずかしくてできない
事で、だけれども勝利を得るには必要な事を思い切ってすることが本当の勇気では
無いだろうか。

長嶋茂雄氏が本当は自分が代表監督をやりたかったのに、自分の人脈を使って、王
氏や星野氏を陰でサポートしたと聞く。星野氏は、既に十分過ぎるほどの栄誉を
手にしているのに、何故、同様な事ができないのだろう。
多大な自己演出もしてきたと伝え聞くが、こんなところで下手を打ってメッキを剥
がし続けるのでなく、今こそ、細心の注意を払って闘将の名を守るべきである。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。」
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