岐阜の画廊 文錦堂

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次回展DMのご案内!!

2015-02-25 16:37:28 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は暖かく、穏やかなの陽気を感じる一日となりました。

さて、先の「~全国から集いし美濃焼の担い手たち~ MINO展 2015」が無事に終わりホッとするのも束の間、本年度文錦堂企画展第三弾!!となる次回展のDMが出来上ってきました!!
皆様のお手元へも昨日発送させて頂きましたが、一足早くご紹介させて頂きます。
次回展もまた“話題”の多い展覧会となりそうで、いやが上にも気合が入ります・・・。



-楽・鬼ヶ島井戸ー 大前 悟 陶展」 / 平成27年 3月 4日(土)~ 15日() ※4日・5日 大前 悟 先生 在廊の予定です。


兵庫県淡路島の地で作陶活動を続ける大前 悟さんの7年ぶりとなる個展です。
井戸・唐津・信楽・・・など、その素材となる様々な土の特徴を活かした作風は、そのどれもが古格を漂わせ、見る者を驚愕させます。
また、近年では聚楽土を用いた「楽」や、土や釉薬など原料全てを淡路島で採取した「鬼ヶ島」、そして光悦の名碗「乙御前」を模した作品など、意欲的な作品を次々に発表され大きな“注目”を集めています。
古陶に対する深い見識と優れた美的感覚を持ち合わせた大前さんの新作群を、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。

追伸:
ここ数日間、目の回る様な忙しさでブログの更新が出来ず、大変失礼致しました。
「~全国から集いし美濃焼の担い手たち~ MINO展 2015」「私の一押し作品!!」は、後日改めてご紹介させて頂きます。
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私の一押し作品!!《池西 剛 編/MINO展 2015より》

2015-02-19 13:42:27 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、青空が広がっていますが風が強く吹き荒れる1日となっています。

さて、早いもので現在開催中の「~全国から集いし美濃焼の担い手たち~ MINO展 2015」 【 ~22日()】も中日を過ぎ終盤戦へと突入です。
是非、今週末は人気陶芸家6名による6者6様に表現された美濃焼の “競演” をご高覧賜りますようご案内申し上げます。

それでは、今日も「私の一押し作品」と題して、愛媛県今治市で作陶活動を続ける池西 剛先生の珠玉の「黄瀬戸」作品ををご紹介させて頂きます。
古陶磁に学ばれ、深い見識を持つ池西先生が手掛ける焼物は、備前・高麗・瀬戸黒・・など多岐に亘り、古格を漂わせた作風は多くの愛陶家の方々を魅了します。
取分け、柔らかで温かみを感じさせる黄瀬戸の釉肌に濃緑色のタンパンと焦げが絶妙なバランスで配された「黄瀬戸」作品は、愛好家から高い評価を受けています。
今回の黄瀬戸作品は、いつにもまして瑞々しく艶やかな発色に仕上がっており、多くの来場者から驚嘆の声が上がっています・・・。



   池西 剛 作 「黄瀬戸小服」 H 7.2×D10.4cm・・・・・(売約済



   池西 剛 作 「黄瀬戸片口」 H 5.8×D14.2cm・・・・・(売約済



   池西 剛 作 「黄瀬戸片口」 H12.0×D10.3cm・・・・・(売約済



   池西 剛 作 「黄瀬戸ぐい呑」 H 4.5×D 6.5cm・・・・・(売約済



   池西 剛 作 「黄瀬戸ぐい呑」 H 2.9×D 8.0cm・・・・・(売約済

池西 剛 (いけにし ごう)

1961年 大阪府吹田市生まれ。 各地の窯場を巡られ日本・朝鮮・中国の古陶磁を学んだ後、愛媛県今治市に五連房式登窯・単室穴窯を築窯。
全国各地で個展を中心に作品を発表されています。
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私の一押し作品!!《隠崎 隆一 編/MINO展 2015 より》

2015-02-18 10:38:47 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜は、爽やかな青空が広がっています。

さて、早いもので、6者6様に表現された美濃焼による “競演” となった「MINO展 2015」 【~22日()迄】も、中日を迎えました。
昨日も大阪からお客様がお越し下さるなど、連日県内外から本当に多くのお客様に足を運んで頂き誠に有難うございます。 改めて、厚く厚く御礼申し上げます。

それでは、毎回恒例となっています「私の一押し作品!!」、今展でも選りすぐりの出展作品をご紹介していきたいと思います。

トップバッターとなる今日は、昨年に引き続きご出展頂きました隠崎 隆一先生の珠玉の新作です。
先の第55回(2014年度)の毎日芸術賞 【美術1部門(絵画・彫刻・工芸・グラフィック)】を受賞されるなど、名実共に日本陶芸界を牽引する隠崎先生ですが、今展には一瞬個展かと見まがうほど逸品揃の新作を数多くご出展下さいました。

昨年、この「MINO展」に隠崎先生が初参加されたことで多くのお客様が驚かれましたが、隠崎先生は「備前」作品と共に緑釉を掛けて「織部風」にした作品も手掛けておられます。
「備前の土」の枯渇を危惧され、田土の上の層のいわゆる“クズ土”と言われる原土に様々な釉薬を掛けて見事に活かされています。

20数年間常に「備前の前衛」として走り続け、今もなお多くの愛陶家を魅了し続ける隠崎先生の造形美溢れる新作群をお楽しみください。

先ずは、漆黒の釉肌に白釉と黄胡麻が豪快に流れる景色が圧巻な「黒」作品から。



   隠崎 隆一 作 「黒碗」 H10.0×D14.0cm・・・・・(売約済



   隠崎 隆一 作 「黒酔器」 H14.0×D12.0cm・・・・・(売約済



   隠崎 隆一 作 「黒酒呑」 H 6.4×D 6.2cm・・・・・(売約済

続いて、青く彩る緑釉と釉際に映える緋色によるコントラストがなんとも美しい「オリベ」酒器揃を。



   隠崎 隆一 作 「オリベ酔器」 H15.5×D 7.6cm・・・・・(売約済



   隠崎 隆一 作 「オリベ酒呑」 H 6.8×D 5.6cm・・・・・(売約済

「春よこい」と名付けられた食器も発表され、話題を呼びました。
銀彩・緑釉・白釉(黒)・白釉(赤)・焼締(緋襷)の5種類の技法を用いて形成された花びらによる心憎い演出が、なんとも洒落ています。



隠崎 隆一 作 「春よこい」 H 3.0×D 9.6cm・・・・・(売約済

隠崎 隆一 (かくれざき りゅういち)

1950年 長崎県に生まれる 1973年 大阪芸術大学を卒業 1988年 田部美術館「茶の湯の造形展」大賞受賞 1990年 日本工芸会正会員 1995年 第8回MOA岡田茂吉賞優秀賞受賞
1996年 日本陶磁協会賞受賞 2004年 「備前焼の魅力―伝統と創造―展」出品 2008年 智美術館大賞「現代の茶陶」展優秀賞受賞 2009年 金重陶陽賞受賞
2015年 毎日芸術賞受賞

パブリックコレクション: 田部美術館 / 東広島美術館 / エバーソンミュージアムオブアート(ニューヨーク) ワイズコレクション(ニューヨーク) /
ビクトリアアンドバートミュージアム(ロンドン) / フランス国立陶磁器美術

現在 / 日本工芸会理事
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「MINO展 2015」会場奥風景。

2015-02-17 09:27:48 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は、朝からが降りしきり、冷え込みの厳しい生憎の空模様となっています。

さて、今日も昨日に引続き、連日賑わいを見せる~全国から集いし美濃焼の担い手たち~ MINO展 2015」 【 ~22日()】の会場奥風景をご紹介致します。

 地元 岐阜新聞でも大きく取り上げて頂くなど、話題となっています。

それでは、独自の作風によって6者6様に表現された美濃焼による “競演” となった「MINO展 2015」の会場奥風景をどうぞお楽しみください。



先ずは、「MINO展」お馴染みの池西 剛先生(‘61)による珠玉の「黄瀬戸」作品から。 
今回は、いつにも増して艶やかな「油揚手」風の仕上がりとなっており来場者から感嘆の声が上がっています。



会場奥正面は、「MINO展」初登場となった有本 空玄先生の「志野」「黄瀬戸」作品が整然と並び、会場を華やかに彩ってくれています。
加倉井 和夫(1919-1995 日本芸術院会員・日展常務理事)画伯の白梅を描いた「初春」に、DM掲載作品の「志野茶碗」が良く合います。



続いて、昨年に引き続きご出展いただきました日本陶芸界の鬼才 隠崎 隆一先生の圧巻の新作群が並びます。



個展ではないかと思うほど、逸品揃いの酒器が並びます。



最後は、備前の金重 巌先生による「織部」作品を。 ショーケースに「於リ部麦酒呑」が一堂に並んだ風景は、来場者の目を釘付けにしました。



明日からは、多くのお客様方から大好評頂いております「私の一押し作品!!」を作家別にご紹介していきたいと思います。 乞うご期待!!
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「MINO展 2015」開幕です!!

2015-02-16 09:52:48 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜は、澄みきった青空が広がっています。

さて、全国各地で志野・織部・黄瀬戸など独自の美濃焼を制作する陶芸家に焦点を当て、毎年開催している人気企画展「MINO展」
今年も~全国から集いし美濃焼の担い手たち~ MINO展 2015」 【 ~22日()】と題して、一昨日から始まりました!!
弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)でも、本日20:00~順次販売させて頂く予定ですので、そちらの方でもお楽しみ下さい。

に見舞われた初日でしたが、悪天候にもかかわらず全国各地から多くの愛陶家の方々が詰めかけて下さり、大変賑やかな展覧会となりました。(感謝)
また、初日・二日目と出展作家の有本 空玄鈴木 健深見 文紀 各先生もわざわざ駆けつけて下さり、お客様方との交流を深めていらっしゃいました。

それでは、伝統の美濃焼の“精神”を受継ぎながらも、現代の美濃へと展開し、現代陶芸をリードする人気陶芸家6名の熱き “競演” をお楽しみ下さい。



 ショーウィンドウを飾るのは、深見さんの力作「織部瓶子」。 



玄関正面のコーナーは、今展初登場で出展メンバー最年少の深見 文紀(‘80)先生による渾身の黄瀬戸志野作品が並び、来場者をお出迎え致します。
近年、成長著しい深見先生ですが、今展にかける意気込みが“ビシビシ”と伝わってきます!!
絵画は、長縄 士郎(1923- 日展参与)画伯が描いた3号「舞 妓」



床の間は、見る者を楽しませてくれる漫画織部による酒器揃が並びます。 酒器は、開店早々に完売となるなど、相変わらずの人気ぶりです。
軸装は、中路 融人(1933- 文化功労者・日本芸術院会員・日展顧問)画伯による「湖北早春」



今展では、「孫悟空」「牛若丸」などをモチーフとしたユーモラスたっぷりの茶碗も出展され人気を博しました。
西遊記に出てくる金斗雲(きんとうん)を連想させる様な鈴木 健(‘71)先生の意欲作、「黄瀬戸壺」が初めて発表され大きな話題を呼びました・・・。



続いて、鈴木 健池西 剛先生の作品が整然と並びます。 御尊父 蔵先生譲りの明るい緋色が発色した健先生の「志野ぐい呑」も人気を集めました。



明日は、画廊奥の会場風景をご紹介致します。乞うご期待!!
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