岐阜の画廊 文錦堂

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夏休み特別企画/大前 悟 特集

2015-08-30 15:54:28 | 工芸
皆様、こんにちは。

8月最後の日曜日、いかがお過ごしでしょうか?
楽しかった8月も残り僅かとなり、改めて月日の経過の速さを身に染みて感じています・・・。

さて、今日は8月最後の「夏休み企画」として、淡路島で作陶活動を続ける大前 悟さんの魅力的な作品をご紹介したいと思います。
日頃、地元淡路島の素材にこだわり制作されている大前さんですが、先日も淡路島在住の作家さん達と共に「島家の人々」なる企画展を開催されていました。
大前さんもご自宅に「不虫庵」という茶室を誂えられ、最近力を注がれていた「黄瀬戸」作品で【黄金】をテーマにお茶事を催されたそうです。

 「淡路島 島家の人々」 2015年8月8日(土)~23日(日)

ご紹介致しました作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。

先ずは 「黄瀬戸」作品から。
3月に開催した個展ではあくまでも参考出品としながらも、その完成度の高さに多くの来場者が驚かされましたが、このたび晴れて発表という形となりました。



    大前 悟 作 「黄瀬戸ぐい呑」 H 5.2×D 6.2cm・・・・・(売約済

続いて、同じく3月の個展でギャラリー初出展され大きな話題となった「乙御前写赤」作品です。
光悦の赤楽の名碗「乙御前」を模した作品ですが、樂焼 初代 長次郎の作品を追求してきた大前さんにとって光悦に辿り着くことは必然の流れだったようです。
光悦の作品同様、緊張感をはらみ、ぎりぎりまで造形を追求された大前さんの美意識を強く感じさせる作風に仕上がっています。



    大前 悟 作 「赤ぐい呑」 H 5.2×D 7.0cm・・・・・¥21,600-

最後は、希少な「聚楽土」を用い、時間を掛けて手びねりで制作された「黒ぐい呑」を。 
大前さんの代名詞的作品の一つですが、変化や装飾的な要素が削ぎ落され、その静粛な姿の中にも凛とした力強さを感じさせます。



    大前 悟 作 「黒ぐい呑」 H 4.8×D 6.6cm・・・・・(売約済
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忙しい時はいろいろと重なります・・・。

2015-08-29 12:11:38 | 工芸
皆様、こんにちは。 週末の土曜日、いかがお過ごしでしょうか?

今日の岐阜は、ドシャ降りだった昨晩の影響もあり大変蒸し暑い一日となっています。
そんななか、今日も午前中からご常連のお客様がご夫妻でお越し下さり、陶器談議で盛り上がりました。

さて、昨日のブログで対馬の武末 日臣先生から個展作品が届き、「これから忙しくなりそうです。」と書いたばかりでしたが、忙しい時はいろいろと重なります。
今日は、山口 真人先生からも先の個展分の桐箱がまたまたドサッと届きました!! 
まさに嬉しい悲鳴とはこのことで、父と力を合わせて全力で納品作業を進めたいと思います。 お手元に届くまで、しばし楽しみにお待ちください。



ビッシリと桐箱が二段重ねで詰められています。 これでもまだ第一陣ということで、後日第二陣も届くそうです・・・。

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これからまた忙しくなりそうです・・・。

2015-08-28 16:31:40 | 工芸
皆様、こんにちは。

連日猛暑が続いた今夏も、ここ最近ようやく朝晩が涼しく感じられるようになってきました。

今日は午前中、京都からお客様がいらして下さいました。
日頃、インターネットで弊社のホームページやブログをご覧になられているそうで、「一度、文錦堂さんに寄ってみたかった。」と仰って下さいました。
業者冥利に尽きます!! コレクション談議に花を咲かせ、楽しい一時を過ごすことが出来ました・・・。

さて、2年ぶりの「ー李朝敬慕ー 対州 武末 日臣 陶展」 【平成27年9月5日(土)~ 13日()】 が来週末から開催されます。

開催を控え、先ほどはるばる対馬から出展作品がドサッと届きました!! 



還暦を迎え、ますます円熟味を見せる武末先生の新作が楽しみです!(^^)!



これから個展開催に向けて準備で忙しくなりそうです・・・。

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夏休み特別企画/焼締特集(2)

2015-08-23 10:40:39 | 工芸
皆様、おはようございます。

今日の岐阜は、朝から太陽が容赦なく照りつけており、既に気温も35度を超えるなど暑い一日となっています。(

さて、昨日から「夏休み特別企画/焼締特集」と題して魅力的な作品をご紹介していますが、今日ご紹介する作品は池田 省吾さんによる南蛮作品です。
省吾さんの作品と云えば、人気の織部作品や藍色の呉須で牛や龍などが巧みに描いた粉引作品が有名ですが、実は南蛮作品も手掛けています。
地元 種子島の鉄分の多い土を活かし穴窯で焼成された南蛮焼締は、焼締ならではの様々な景色を見せてくれます。

ご紹介致しました作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。

先ずは、ユーモラス溢れる造形の「海守神」から。 造形力を活かした省吾さんの陶人形は、見る者をいつも楽しませてくれます。
2013年に開催された「陶人形展」では、出展作品の殆どが完売となるなどその人気ぶりを遺憾なく発揮してくださいました・・・。



    池田 省吾 作 「種子島海守神」 H18.4×D12.4cm ¥59,400-

続いて、種子島ならではの素朴な土味が魅力の「片口」も。
小山 富士夫 氏が再現した種子島の焼締作品は、その後「南蛮手」として中里 隆先生をはじめ、多くの陶芸家が手がけています・・・。



   池田 省吾 作 「種子島片口」 H 8.0×D16.2cm ¥27,000-

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夏休み特別企画/焼締特集(1)

2015-08-22 15:30:47 | 工芸
皆様、こんにちは。

週末の土曜日、いかがお過ごしでしょうか?
我が家では就職活動でお盆休みに帰郷出来なかった娘が昨日帰ってきたこともあって、久々に賑やかな週末を迎えています。
大きな試練を無事に乗り切った娘の労をねぎらってあげたいと思います。

さて、今日明日と「夏休み特別企画/焼締特集」と題して、魅力的な作品をご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介する作品は、緋色と焦げによって絶妙のコントラストを見せる備前 金重一門伝統の「窯変」作品です!!
終生の晩酌のお供としてみてはいかがでしょうか・・・。

※ご紹介致しました作品は、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。



先ずは、生前「とっくりの六郎」と異名をとった故 中村 六郎 先生の代名詞的作品ともいうべき「窯変扁壺徳利」です。
愛好家垂涎の六郎先生の「窯変徳利」。 その徳利に思い焦がれて、長い人だと手に入れるまでに何年も待たれるそうです。
今回は、ご子息であられる真先生の口利きにより取り扱うことが出来ました。



    中村 六郎 作 「備前窯変徳利」 H10.4×D11.2cm (売約済

 : 真先生による識箱/(鑑定書付)

続いて、切れ味鋭い造形感覚で2003年には日本陶磁協会賞を受賞されるなど、名実共に備前を代表する陶芸家、金重 有邦先生の希少な「伊部盃」も。
備前で最高の土と評される「観音土」の魅力を存分に味わうことが出来ます。



    金重 有邦 作 「伊部盃」 H 4.0×D 7.4cm (売約済

 見込みには緋色が丸く抜けて彩り、地平線から昇ってくる『日の出』の様な景色が楽しめます。
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