岐阜の画廊 文錦堂

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新たな挑戦。

2013-02-28 10:24:23 | 工芸
皆さん、おはようございます。
今朝の岐阜は、“春”到来!!を想わせる様なポカポカ陽気の朝を迎えています。
長く~い今冬でしたが、やっと一歩ずつですが確実に春が近づいている気がしてきて少し嬉しくなります。

といえば、新生活をスタートする季節でもありますよね。
昨年の娘に続き、姪も志望校に無事合格したということで、昨日は父・母と共に三重県四日市市に住む姉宅まで合格祝を届けに行って来ました。
4月から始まる新生活に想いを馳せる姪でしたが、少し見ないうちにすっかり大人びており輝いて見えました。(笑)

さて、今日は美濃の若手作家の中でも特に将来を期待する作家の一人、若尾 経先生の意欲作2点をご紹介致します。
皆さんもご存じのとおり、経先生は志野の名匠である若尾 利貞氏を父に持ち、自身は美濃焼にこだわらず、「青瓷」に取り組み高い評価を受けています。
また、経先生は日々釉薬を研究されておられ、青瓷作品の他にも様々な釉薬を用いた作品を手掛けられています。
今回ご紹介する2作品も、フォルムを追及した造形に黒釉と金釉が織り成す景色が融合し合うことで独自の調和が生み出されており、青瓷作品とは異なった幽玄な輝きを放っています。



   若尾 経 作 「金釉彩ぐい呑」 H 5.6×D 6.6cm・・・・・(売約済



   若尾 経 作 「黒陶ぐい呑」 H 5.0×D 5.6cm・・・・・¥21,000-
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新作入荷!!

2013-02-27 08:30:54 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、が降りしきるあいにくの天気です。ただ、雨が降っている分、気温は昨日よりも温かく日中は15度まで上がるそうです。

さて、今日は唐津の川上 清美先生と越前の山田 和先生の大変出来の良い2作品が新たに入荷致しましたので、早速皆さんにもご紹介させて頂きます。

お二方とも、先日ご紹介させて頂きました炎芸術さんの別冊版 「見て・買って楽しむ 珠玉の酒器」 (阿部出版)に大きく特集で紹介されるなど、名実共に陶芸界を代表する作家です。

先ずは、唐津の若手陶芸家に大きな影響を与え、今や唐津焼のご意見番としても確固たる存在感を持つ川上 清美先生の見事な梅華皮を見せる井戸の逸品から。



   川上 清美 作 「井戸ぐい呑」 H 5.5×D19.0cm・・・・・¥31,500-

次に、「炎舞志野」と共に山田 和先生の代名詞的作品である「赫釉織部」の逸品を。ベージュの地に鮮烈な赤い釉薬と黒い掻き文が施され、高台は渦状に。




   山田 和 作 「赫釉織部ぐい呑」 H 5.8×D 7.0cm・・・・・¥31,500-
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父の愛蔵品。

2013-02-26 11:40:18 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、晴れてはいますが風が強く寒い1日となっています。温かなが待ち遠しい限りです・・・。
確定申告の期限が迫るなか、昨日、やっとのことで決算書類などを整え、無事に税理士さんへ提出することが出来ました。(ホッ)
提出をし終えて、ここ数日、もぬけの殻状態となっていましたが、気持を新たに本年度も昨年以上に頑張りたいと思います!!

さて、先週末23日に父が78歳となる誕生日を迎え、家族全員と伯父・叔母を加えて、ささやかな誕生会を催しました。
皆さんにお馴染みの、文錦堂オリジナルサービスによる木札付風呂敷(注:3万円以上の作品のみ)ですが、付けている木札の字はいつも父が書いています。

 

多くのお客様方から父の書は綺麗で読み易いと大変ご好評を頂いておりますが、年々目が見づらくなってきている様子で、ここ1~2年書くスピードが目立って遅くなってきました。いつまでも元気でいてもらいたいものです・・・。

そんな父ですが、毎晩2合の晩酌を楽しんでいます。今日は、父の愛蔵の品から故 中村 六郎先生の「備前徳利」をご紹介したいと思います。

ご常連のお客様方の中では馴染みが深いこの作品ですが、「見て・買って楽しむ 【酒器】 陶芸の名品」 (阿部出版)にも掲載されており、皆さんの中にもご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。



   中村 六郎 作 「備前徳利」 H 8.4×D10.4cm

生前「徳利の六郎」との異名を持った六郎先生ですが、中でも六郎徳利の代名詞とも呼べるこの“蕪形”の形をした徳利はあまりにも有名です。
「小さくても酒量が変わらないような徳利を作ってくれ」と、奥様に酒の量を制限されてしまった愛酒家の知人の為に作られたとか・・・。

やや小ぶりながらも、下膨れた独特の蕪形で存在感を醸し出すこの徳利を、父も日々大事に育てています。
持ちやすいよう胴に適度なくびれが有り、黒い焦げと対比をなすような赤い窯変と、器肌に降り注がれた黄胡麻が織りなす景色が見事な逸品です。



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いよいよ発売!!

2013-02-21 17:07:42 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日は、朝から美濃焼の先生方まわりのため多治見方面に出かけていて、今岐阜に帰って来ました。
同じ岐阜県内でも岐阜市から結構距離が離れており、やはり1日仕事となってしまいました・・・。(疲)

さて、以前からご紹介しています炎芸術さんの別冊版 「見て・買って楽しむ 珠玉の酒器」 (阿部出版)が、いよいよ発刊の運びとなりました。

当初の予定から写真の差換えなどにより度重なる発刊の遅れとなっていましたが、書店発売(3月1日)よりも一足早く、本日無事に文錦堂にも届きましたので、早速皆さんにお知らせ致します。

内容はというと、・・・・・・、期待どおり酒器党にとって楽しめる内容となっています!!これでまた、昨今の酒器ブームにますます拍車がかかりそうですね。(笑)

 定価:2,800円+税

文錦堂にも数冊ですが取り揃えていますので、お近くの方は是非お立ち寄り下さい。消費税分は、サービス致します。


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次回展「焼〆展」のDMが出来あがりました!!

2013-02-20 09:15:46 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、風もなく爽やかな朝を迎えています。
今日は廃品回収の日ということで、朝から一仕事を終えてきました。新聞や雑誌って、まとまるとホント重いですよね。1ヶ月に一回のこととはいえ疲れました・・・。

さて、先の「MINO展」を無事終え、今日から出展作品の片付けです。
展示会開催中は華やかな画廊内でしたが、作品撤収後はその華やかさが消えガランとした空間となります。
各先生方よりから集まった力作全てが、再び一堂に会することは、もう二度とないでしょう。
撤収し終わった光景を眼にすると、毎回なんとも言えない寂しい気持ちに襲われます・・・。(

そんな感傷に浸る間もなく、次回展となる「焼〆展」のDMが出来上がって来ましたのでご紹介致します。
今展も新たにフレッシュな3名が加わり、若手作家同士による楽しみな“競演”となりそうです!!

焼締められた土肌、緋色、焦げなど、土と炎によって生まれた焼締陶ならではの魅力に彩られた、茶器・花器・酒器を中心とした若手人気作家たちによる新作の数々を皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。

 「土と炎の美 焼〆展」 【3月9日(土)~17日()】

出品作家:

新 学(伊賀) / 小島 陽介(伊賀・信楽) / 小山 厚子(備前) / 細川 護光(熊本) / 森本 良信(備前) / 渡辺 愛子(伊賀・信楽)

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