岐阜の画廊 文錦堂

gooブログ始めました!

一足早く花咲く・・・。

2013-01-30 09:35:26 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今日の岐阜は、澄み渡る青空が広がる快晴の1日を迎えています。 連日続く厳しい寒さも一端和らぎ、今日は3月上旬の陽気となるそうです。

昨日は、弁護士さんからのご依頼を受けて、美術品の査定を行いに父と共に出かけてきました。画廊の仕事は、華やかな展覧会の他にも様々な仕事が有ります。
1点1点、しっかりと評価鑑定をさせて頂いたうえで、評価鑑定書を作成し、弁護士さんに提出致しました。

さて、今日は備前の隠崎 隆一先生から先の「酒器展」に御出品頂いた分の最後の桐箱が届いたので、これから納品作業です!!



その前に、今日のを想わす陽気に誘われて、一足早く文錦堂に 緋襷 の花が一輪咲きましたのでご紹介致します。(笑)



   隠崎 隆一 作 「備前小皿組揃」 H 3.0×D 9.6cm ¥63,000-

緋襷 による6枚の花びらが組み合わさることで、一輪の艶やかな “花” を構成します。 隠崎先生ならではの心憎いばかりの演出です。

花びらは1枚で使っても良し、重ねてみても良し、使う人の思いのままとなるこの小鉢組揃から、作家の“技”と卓越した“センス”が感じ取れます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早くも「焼〆展」DM掲載作品到着です!!

2013-01-28 11:56:00 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今朝も雪かきから始まりました。 連日となる雪かきは、やっと癒えてきたばかりの腰に堪えます・・・。(涙)
それにしても、今年は厳冬の影響かがよく降りますね。 温かなの陽気が待ち遠しい限りです。

昨日は雪が降り積もり足元が悪いなか、ナントナント!?南国の地 沖縄からお客様がご来廊下さいました。
前日に名古屋でご友人の結婚式があり御出席されたついでとのことでしたが、大変嬉しい限りです。 コレクション談議で大いに盛り上がりました!!

さて、遠く“熊本”の地から早くも3月開催予定の「焼〆展」のDM掲載用作品が届きましたので、少し早いですが皆さんにご紹介致します。

今年から新たに御出品をお願いした細川 護光さんの、地元 熊本の土を使用した「焼締徳利」です。



   細川 護光 作 「焼締徳利」 H13.3×D10.0cm ¥15,750-

細川 護光さんは、1972年生まれの新進気鋭の作家で、ご尊父は、かつて熊本藩主であった細川家の現当主で元内閣総理大臣、現在は陶芸家としてもご活躍されている細川 護熙氏です。
陶芸の道へ進まれた“きっかけ”は護熙氏の影響かと思いきや、護熙氏よりも早く、20歳の頃に白洲 正子氏のお宅で下宿し、その縁で伊賀丸柱で作陶活動を続ける伊賀「土楽窯」福森 雅武氏に出会ったからだそうです。
福森 雅武に師事し、父の湯河原「不東庵」を経て、2006年に熊本に開窯し独立された後は、日常の生活で使う食器や酒器、そして細川家に代々受け継がれる茶道「肥後古流」に親しんでいることから茶器や壺類など、自らの生活から生まれる多彩な作品を手掛けられています。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“塊 力(かたまりりょく)”

2013-01-26 09:12:46 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、早朝から降り続く雪によって辺り一面銀世界と化しています・・・。(



ということで、開店前に今年“初”となる雪かき作業です。 ここで大活躍するのがゴムワイパー付の雪かきなんですねぇ~。

  ⇒ 

朝から一仕事でした!! こんな時に日頃の運動不足が露呈します・・・。(疲)

さて、今日も先の「酒器展」の出品作で、「私の一押し作品」としてご紹介しきれなかった作品をご紹介したいと思います。

今日、ご紹介する作品は、萩焼を代表する人気作家 八代 兼田 昌尚先生による、他を圧倒するような存在感溢れる豪快な割高台作品です。



   八代 兼田 昌尚 作 「萩刳貫ぐい呑」 H 7.0×D 7.8cm ¥42,000-

兼田 昌尚先生は、1953年に萩焼の名窯 天寵山窯 七代 兼田 三左衛門の長男として生まれ、東京教育大学彫塑専攻卒・筑波大学大学院彫塑コースを修了された後、ご尊父 三左衛門先生に就かれ作陶を始められました。
筑波大学芸術学系助教授・萩国際大学陶芸文化コース教授を歴任され、2005年には、八代 天寵山窯を襲名されるなど、名実ともに萩焼を代表する作家の一人となられています。

「土の塊を眺めていたら、塊そのものに魅力を感じ、これを刳り貫いたら・・・」と、平成元年に発表され大きな話題を呼んだ「刳 貫」作品ですが、今や兼田 昌尚先生の代名詞的作品となりました。
豪快な割高台によるこの作品も、土の“塊 力”が存分に発揮され、存在感溢れる作品に仕上がっています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詫びた趣・・・。

2013-01-25 10:41:11 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今日の岐阜は、外出すると耳が痛くなるほど風が強くとても寒いです。次第に強い冬型の気圧配置となるそうで、今夜にかけては雪も降るそうです・・・。
こんな寒い日は、熱燗でキュッと一杯いきたいところですね。(笑)

さて、今日も先の「酒器展」の出品作で、「私の一押し作品」としてご紹介しきれなかった作品をご紹介したいと思います。

今日、ご紹介する作品は、有望な若手作家が“目白押し”の唐津において、侘びた趣のある作風で独自の世界を創り出している安永 頼正さんの井戸作品です。



   安永 頼正 作 「井戸酒呑」 H 5.0×D 8.4cm (売約済

安永 頼正さんは、1970年生まれの新進気鋭の唐津焼作家で、唐津焼の重鎮 田中 佐次郎先生に2年間、藤ノ木 土平先生に3年間修行された後に独立されました。
唐津のご意見番でもあられる川上 清美先生に「現在最も成長著しい」と評される安永さんですが、次代の唐津焼を担う作家として今後の活躍が期待されています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妖艶な変化・・・。

2013-01-24 11:11:05 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今週は決算の為、経理業務に追われています。 出来るだけ早く確定申告を済ませ、スッキリとしたいところですが・・・。(疲)

気分転換に、今日は先の「酒器展」の出品作で、このブログの名物コーナーでもある「私の一押し作品」でご紹介しきれなかった作品をご紹介致します。

今日、ご紹介する作品は、備前焼作家 中村 真先生の作品です。 真先生の作品は、手取り感が抜群で使い易く、私も自宅でいつも愛用しています。



真先生の作品は、備前最高の土と評される「観音土」の魅力を最大限に生かした亡父 六郎先生譲りの作風で人気です。
今日は、その“観音土の魅力”の一端をご紹介させて頂きます。
生焼けに見えながらも、しっかりと焼き締められた土肌は、ひとたび酒(水)を含ませると、みるみると妖艶なまでに赤味を増し、その表情を変化させていきます。

 ⇒ 

中村 真 作 「備前徳利」 H10.2×D11.0cm ¥42,000-

次に、人気の「平盃」と「ぐい呑」です。 独特の大きく波打つ口縁部、ずっと握っていたくなるような造形、飲兵衛作家の作品はやはり一味違います・・・。(笑)

 ⇒ 

中村 真 作 「備前酒呑」 H 3.0×D 8.4cm ¥14,700-

 ⇒ 

中村 真 作 「備前酒呑」 H 5.2×D 7.0cm ¥14,700-

真先生の作品は、使用しているとついつい撫で回したくなり、酒も進みます。皆さんも、真先生の作品で“観音土の魅力”を是非味わってみてはいかがでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする