岐阜の画廊 文錦堂

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九谷の新鋭2/週末特別企画(1)

2013-11-30 13:15:11 | 工芸
皆様、こんにちは。

11月最後の一日となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
日に日に寒さが厳しくなり、商店街やデパートなどではクリスマスソングが聞こえてくるなど、いつの間にか町並みも冬支度へと変わっています・・・。



さて、恒例となりました「週末特別企画」、今週も新たに入荷してきた作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、先週の山近 泰さんに続き、九谷焼の新鋭 見附 正康さんと 田村 星都さんによる「ぐい呑」2点です。
唐津と同様に、有望な若手作家が群雄割拠する九谷に今後も“注目”です!!

先ずは、伝統的な赤絵細描を現代風にアレンジした作風で九谷焼に新風を吹き込んだ、現在“大人気”の見附 正康さんによる作品から。

ご紹介致しました作品は、本日16:30~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。 



   見附 正康 作 「赤絵細描花紋盃」 H 4.0×D 6.2cm・・・・・(売約済

 輪花に成形された口縁部やモダンな図柄など、見附さんのセンスの良さを感じさせます。

 伝統の赤絵を踏まえつつも従来の金彩に加え、九谷の和絵具のをアクセントに。

見附 正康 (みつけ まさやす)

1975年 石川県生まれ 1997年 石川県立九谷焼技術研修所 卒業、同年 赤絵細描の福島 武山に師事・日本工芸会正会員に認定 
2009年 「見附正康展」オオタファインアーツ(東京) 2006年 経済産業大臣指定伝統工芸士に認定
2007年 工房を構え独立、「見附正康展」オオタファインアーツ(東京)
2010年 「“REVALUE NIPPON PROJECT”―中田英寿、現代陶芸と出会う」茨城県陶芸美術館(茨城)
2011年 「アジア散歩」オオタファインアーツ(東京) 2012年 「工芸未来派」 金沢21世紀美術館(石川)

【パブリックコレクション】 金沢21世紀美術館(石川) / 石川県立美術館(金沢) / 石川県九谷焼美術館(加賀)

続いて、本年6月に開催した個展で大きな話題を呼んだ田村 星都さんの作品も。
毛筆細字の可能性を追求した意欲作で、磁土に施した上絵を叩いて古びた紙のような質感を出し、英字でマザーグースの「スカロボーフェア」の歌を描いています。
マザー・グース (Mother Goose) は、英米を中心に親しまれている英語の伝承童謡の総称で英国発祥のものが多く、星都さんも今夏に渡英されて実際に肌で感じてこられたようです。

 

   四代 田村 星都 作 「マザーグース高台杯」 H 5.2×D 6.0cm・・・・・(売約済

 毛筆で英字を横に描くのは、非常に高度な技術を必要とするそうです。

 群青と金彩によって彩られた高台。 モダンな図柄と相まって、九谷焼らしい華やいだ印象を与えます。

毛筆細字四代 田村 星都 (たむら せいと)

1980年 石川県小松市生まれ 2004年 筑波大学国際総合学類卒業・毛筆細字三代 田村敬星に師事 2007年 石川県立九谷焼技術研修所実習科修了
2010年 石川県小松市に工房を構える 2011年 雅号を奈都子から星都へと改める 

現在、西部渋谷店や日本橋三越本店などで個展・グループ展を中心に活動する
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~師弟コラボ~

2013-11-29 15:02:13 | 工芸
皆様、こんにちは。

今朝は、全国的に厳しい冷え込みとなりましたが、岐阜市でも“初氷”が観測されるなど今シーズン一番の冷え込みとなりました。(

さて、未だに特別展「井戸茶碗-戦国武将が憧れたうつわ」 (根津美術館)での興奮が冷めやらぬところですが、今日は師弟コラボをご紹介致します。

「井戸」の魅力に触発されて、先の個展で大成功を収めた唐津の安永 頼山さんの「井戸水指」と、安永さんの師匠である田中 佐次郎先生より父宛に届いた手紙を軸装にした「消息」で床の間を演出してみました。

なんと、昨日、安永さんもわざわざ唐津から上京されて、五島美術館根津美術館を見に行かれたそうですよ。 



 佐次郎先生の達筆な候文に、安永先生の侘びた趣の「井戸水指」が良く合います。

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錦秋に染まる東京 ~美術館巡り~

2013-11-28 15:46:34 | 日記
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、晴れの穏やかな1日となっています。

2泊3日の「東京出張」を無事に終えて、昨晩遅くに岐阜へと帰ってきました。
今回は荷物も有り、車での「東京出張」となりましたが、久しぶりということもあって交通量の激しい東京での運転はかなり疲れました・・・。

さて、今日は「美術館巡り」と題して、業者間の交換会大会と共に、今回の「東京出張」のもう一つの目的でもあった2つの展示会をご紹介致します。

先ずは、根津美術館で現在開催中の特別展「井戸茶碗-戦国武将が憧れたうつわ」 11月2日(土)~12月15日() 休館日:毎週月曜日(ただし祝日は開館)から。
今回の特別展では、国宝「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」 (大徳寺 孤篷庵)を筆頭に、国内各地の美術館及び個人所蔵の名だたる名碗約70点が展示されています。
今回は、特に今まであまり見ることが出来なかった個人蔵の作品が数多く出品されており、必見です!!

展示内容は期待以上のもので、1点1点が個性に溢れ、圧倒的な存在感を放つ名碗群に、「井戸茶碗」の奥深さを改めて思い知らされました。
これらの名碗で幾多の英傑が茶を飲んだであろうかと思いを馳せながら、しばし“時”を忘れてしまうほどに見入ってしまいました・・・。

また、常設展示の「古代中国の青銅器」も大変素晴らしく、見応えのある展示内容でした。







展示会を見終え、“興奮”冷めやらぬままに地階の茶席口から石畳の小径を進み紅葉に彩られた樹々の中へ入ってゆくと、茶席や様々な石造物が見えてきます。
見事なまでに錦秋に染まった庭園は、都会の喧騒を忘れさせてくれるかの如く別世界でした・・・。



 池面に映える紅葉の中を悠然と泳ぐ錦鯉。











 古い灯篭と近代的な龍の像による意外性溢れるコラボ。 こうした演出が庭園内の随所に見られました。





 小径の脇に点在する石仏。 錦秋に染まる美しい庭園と見事に調和しています・・・。

続いて、「現代の名碗」展が開催されている菊池寛実記念 智美術館へも。
近現代における茶碗のあるべき様を求め、川喜田半泥子、加藤唐九郎、石黒宗麿、鈴木藏、十五代 樂吉左衞門から若手作家にいたるまで、茶碗制作に挑む作家たちの茶碗が一堂に展示されていました。









 現代の名碗 ― 9月14日(土)~ 2014年1月5日()  休館日:毎週月曜日(ただし祝日は開館)

も深まり東京の紅葉もピークを迎えています。 是非、この機会にご覧になられてはいかがでしょうか。
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九谷の新鋭/週末特別企画(2)

2013-11-24 09:42:22 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜も、雲一つない晴れの青空が広がった爽やかな日曜日の朝を迎えています。
穏やかな天候が続くこの週末は、全国各地で様々なイベントも開催されているようですね。
娘の大学でもこの3日間、「大学祭」が行われており、孫の晴れ姿を見たいということで父と母は東京へと出かけて行きました・・・。
岐阜でも今日は、「岐阜基地航空祭 2013」が開催されており、朝から上空をブルーインパルスがひっきりなしに飛び交い見事な曲芸を披露しています!!





さて、恒例となりました「週末特別企画」、今日も昨日に引き続き新たに入荷してきた作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、先日の「金沢出張記」でも少しご紹介致しました、九谷焼の新鋭 山近 泰さんの「ぐい呑」5点です。

山近 泰さんは、昨年開催された「第35回伝統九谷焼工芸展」“大賞”を受賞されるなど、次代の九谷焼を担う若手陶芸家として注目されています。
九谷焼伝統の五彩色 (黒の輪郭線を用い、青、黄、緑、紫などの濃色で文様を描いたもの)を使用して、幻想的な動物たちの世界を織り込んだ山近さんの作風は、見る者をまるで動物園へ誘い込むかのように楽しい印象を与えます・・・。

ご紹介致しました作品は、本日18:00~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。 

先ずは、タタラ技法(板状につくった陶土を組合わせて、作品をつくる技法)を用いて成形された3点から。



   山近 泰 作 「盃~神象の図~」 H 4.3×D 7.7cm・・・・・(売却済



   山近 泰 作 「盃~犀の図~」 H 4.0×D 8.0cm・・・・・(売却済



   山近 泰 作 「盃~印度孔雀の図~」 H 4.0×D 7.8cm・・・・・(売却済

続いて、轆轤(ろくろ)成形による2点も。



   山近 泰 作 「ぐい呑~神象の図~」 H 4.8×D 6.2cm・・・・・(売却済



   山近 泰 作 「ぐい呑~神象の図~」 H 4.6×D 5.4cm・・・・・(売却済


山近 泰 (やまちか やすし)

1975年 石川県生まれ 2000年 石川県立九谷焼技術研究所実務者コース加飾科 卒業 2009年 日本伝統工芸展初入選 2010年 日本伝統工芸展入選
2012年 第35回伝統九谷焼工芸展 大賞受賞 現在、個展・グループ展を中心に活動する。
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野趣溢れる唐津 /週末特別企画(1)

2013-11-23 09:16:04 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、雲一つない晴れの青空が広がる日の土曜日を迎えています。 
今日明日と絶好の行楽日和となりそうですね。 どうぞ素敵な週末をお過ごしください!!

さて、恒例となりました「週末特別企画」、今日も新たに入荷してきた作品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、「焼〆展」でもお世話になった細川 護光さんの「唐津徳利」です。 安永 頼山さんの追加作品と共にお楽しみください!!

かつて、熊本藩主であった細川家の現当主で、元内閣総理大臣、現在は陶芸家や書家、画家としてもご活躍されている細川 護熙氏を父に持つ細川 護光さんは、地元 熊本の土を使った焼〆作品を主に制作されていますが、唐津へも土を掘りに定期的に出向かれています。

先日は、田中 佐次郎先生のお宅に滞在され、安永 頼山さんと共に“山瀬”の土を掘りに行かれたそうです・・・。

ご紹介致しました作品は、本日18:00~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて販売させて頂きます。 



   細川 護光 作 「唐津徳利」 H13.0×D 8.8cm・・・・・¥15,750-

 肩部にかけて雫状に生じた梅華皮の景色。 素朴な味わいの中にも格調高さを漂わせています。

細川 護光 (ほそかわ もりみつ)

1972年 熊本県生まれ 「伊賀土楽窯」福森雅武氏に師事し、父、細川護煕氏の神奈川県・不東庵を経て 2006年 熊本に開窯
2008年 京都思文閣で初個展を開催 個展・グループ展を中心に活動する。

続いて、大好評につき安永 頼山さんの追加作品3点もご紹介致します。



   安永 頼山 作 「井戸酒呑」 H 4.6×D 8.0cm・・・・・(売却済



   安永 頼山 作 「唐津酒呑」 H 5.7×D 7.2cm・・・・・ ¥11,550-



   安永 頼山 作 「斑唐津酒呑」 H 5.2×D 7.2cm・・・・・ (売却済

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