ようやく確定申告が終わった。ふぅ…
去年までの確定申告は簡単だったけど、今年からは青色申告が加わったからもう大変。
今までは年収(つまり年金)から保険や医療費を差し引けばそれで終わりって感じだったけど、毎日の帳簿付けをきっちりしておかないと収支を整理するだけで一週間仕事になっちゃうんよ。いや、二週間仕事だったなぁ。
商売はさ、営業収入から営業支出を差し引いて営業利益を出して、しかるべき基礎控除を差し引いて税率を掛けて支払う税金が決まる…と考えりゃ簡単だけどさ。でも、支出っていったってそう簡単には出てこないのが青色申告ってやつ。いえね、税理士とかに一任すれば簡単なんだろうけど、税理士に払う余裕なんかないからね。何でも自分でやらなくちゃ…。それにさ、これも勉強だし。
まずは経費項目別の算出…これがもう…
土地に関わる経費、建物に関わる経費、厨房設備に係る経費、音響設備に係る経費、楽器の購入費、BGM用CD購入費、東屋(喫煙所)建築経費、厨房設備費、店舗家具、調理器具、食器、初期購入酒類、食材…これらをみ~んな購入日・科目・内訳・支払先・金額・領収書…などを整理して帳簿化して見えるようにしないとダメなのね。で、それが出来たら、資産税の対象となる資産、減価償却する資産、開業費として計上する資産、消耗品、営業諸経費などなどに分類して、それから・・・・あ~、考えただけでも面倒くさいでしょ。
現役の頃はそんなこと考えもしなかったもんね。売上達成率だけみてりゃ良かったもんね。経費だってみんな事務スタッフや経理部門がやってくれたもんね。個人事務所の時だって会計事務所が何でもやってくれたもんね。それがあなた、何でも自分でやらなくちゃならないのよ。しかも年老いて…目がしょぼついて…理解力衰えて...根気もなくなって…体力なくなって…お金も無くなって・・・自業自得って言っちゃぁお終いよ。
伊東市役所の8階に確定申告相談所が開設されていて、そこに関係資料などをかかえて申告に伺うんだけど、8階会場の前のロビーには大勢の人が所在無げに待っているのさ。番号札手に持ってね。だいたい90分待ちだね。順天堂病院の診察待ち時間よりかましだけど。で、ようやく順番がきて税務署の相談員の前に座って…。
資料が全部整理されていて、科目別も分類が終わっていて、領収書も分類整理されていて、売り上げ明細も整理されていて…で、後は数字を記入するだけ…ならいいんだけど。そもそも整理も分類も良く判らないからさ、担当者も匙投げちゃう。で、持ち帰って再整理して…また90分待って…また持ち帰って…。
これ、都合四回やりました。
で、早い話がどうなったのかって?
ふ…9月1日開店、12月末日までの収支は…新車一台分の赤字でした。
税務署の職員のコメント⇒「景気悪いっすからねぇ…でも、暖かくなればお客さんも来てくれますよ。あっ、所得税は無しですよ。源泉徴収が戻ってきますからね…若干ですが…」 同情の目で見られた。年寄りは年寄りらしくおとなしくしてればいいのに…っていうような顔されてしまった。ヒガミか?
疲れた…