恐ろしい思いをしてしまった。九死に一生を得たといったら言い過ぎだが、まかり間違えれば半身不随で余生を送る羽目になっていたかもしれない。どうしたかって?
バラの花柄摘みと雑草の刈り取りをしていた時に、足を踏み外して斜面から転落、2m下の崖下に仰向けのまま落っこちたのよ。庭の斜面で転倒したのはこれで三回目。
あっ!と思った瞬間、
ドッシ~~ン
仰向けのままでポールズヒマラヤンムスクの棘棘枝を突き破り、尻を厭というほど地面に叩きつけ、帽子は吹っ飛び、靴も吹っ飛び、一瞬気が遠くなった。無意識のうちに頭を抱えたようで、石に頭を打ち付けなかったようだが、脳震盪をおこしたみたいでしばらくの間立つことが出来なかった。半袖だったから腕にはバラの棘の引っかき傷が数か所。
数日前に伊豆高原別荘地定住者の奥様が、一人で庭仕事をしている時に斜面で転倒、誰も見ていなかったので数時間発見されなかった。たまたま別荘にきた隣人が発見して救急車を呼んだが、すでにお亡くなりになったとのニュースが親和会報に載っていた。伊豆高原は斜面が多いし、住人も高齢になっているから庭仕事をするときは夫婦でするか人目があるときにするようにとの注意喚起の記事であった。
他人ごとではないなぁ。我が家も海が見える眺望優先で購入した土地は当然斜面。バラも映えるし庭を誉められることが多いが、足腰に自信が無くなってくると斜面は辛い。庭で転倒するとほとんどの場合、二回転三回転して斜面を転がり、ドシ~~ン。打ちどころ悪ければあの世行きだ。お袋も練馬の実家の庭で転倒して脳挫傷、それが元で亡くなったんだし・・・。僕が死ぬか半身不随になるかしたら、夫婦して介護施設に入所するしかなくなっちゃう。そうなりゃ我家は地獄だわさ。ジローだって生きていけないし・・・でもないか、ご飯くれるとこ2~3軒あるみたいだし。
青アザで腫れた尻が痛くて昨夜は寝るのも辛かったけど、痛みは大分ひいてきた。
いつまでバラの世話が出来るのだろうか・・・・
あのね、これから伊豆高原に住もうという人、定住するんだったら眺望よりも平坦優先すべきだよ。駅から2キロ以内で平坦地、足が弱っても車運転出来なくなっても、なんとか買い物が出来るとこ。道路付きが良くて、万が一の時にはすぐに買い手がつくような場所。少しくらい高くっても余生の安全には変えられないからね。