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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

さくらの里

2008年03月20日 | 定年後の徒然日記
暖かい陽だまりの散歩コースの定番は「さくらの里」
この時期は観光客もあまりいないし庭内は独り占めだ。
無料駐車場に車をとめ車椅子を出す。駐車場と公園の間の車道を超える。
ん?公園側の縁石があたらしくなっている…。1~2か月前に市の観光課に「公園の車道添いにある縁石が壊れているが、この際、縁石をとりはずしてくれませんか。車椅子を使う障害者は縁石があると越えられないのです」と市のウエブサイトから投稿したがナシのツブテ。で、結果は、新しい縁石がドンと備わってしまった。わざわざ費用をかけて新しい縁石をつくるよりも、壊れた縁石を片づけてバリアフリーにすれば障害者も喜ぶのに・・・。で、今日もまた、車道で一度家内を車椅子からおろして立たせる。車が通り過ぎる際で危ない目にあいながら車椅子を抱えて縁石を乗り越える。一苦労だ。



春夏秋冬、さくらの里は、いつ行っても気持ちがいい。芝生を押す手に力が入り、上り勾配もなんなく上がる。上の舗装された歩道をゆっくりと散歩。寒桜が美しい。大島桜、ソメイヨシノは未だ蕾だ。



アベックが通り過ぎる。彼氏は甘い声でささやき、彼女はうっとりと彼氏を見つめる…若いっていいなぁ。うちの娘もこういうシチュだといいのになぁ。


山焼き後の真黒な大室山だけど、数週間で春の緑に覆われる。


散歩から帰ってほっと一息。家内はお疲れでぐっすりだ。
デッキで缶ビールを楽しむ。


淡麗グリーンのラベルが悲しいじゃないか。高脂血のジローの定番ビールだ。そのくせ夜はウィスキーなんだから、なぜビールだけが健康志向なのか良く判らない。あぁ、本物のビールが飲みたいなぁ。4月5日の夜桜の宴は、もちろんホンモノのビールにしようっと!

大阪行きは何番ホーム

2008年03月15日 | 定年後の徒然日記
大阪行き・ブルトレ「銀河」の最後の出発を見送ろうと、東京駅10番ホームには、2000人を超えるファンが詰めかけたとNHKから放映された。「銀河」は、高度成長期に、東京ー大阪間を行き来する寝台夜行列車としてビジネスマンらに親しまれてきたが、最近は新幹線や格安の高速バスなどに押され乗車率が4割程度にまで落ち込んでいたようだ。「富士」や「はやぶさ」など残るブルトレも廃止が検討されているそうだ。


(写真はJR西日本のサイトからお借りしました)

大阪行きは何番ホーム? そう、10番ホームなんだね。
でも、大阪行きは何番ホーム?というフレーズは聞かなくなってしまった。新大阪行きは何番ホーム?になってしまったから。大阪という駅は、新大阪から乗り換えていく駅になってしまった。

「大阪行き」と聞けば、拓郎の「大阪行きは何番ホーム」に思いが直結してしまう。拓郎はジローと同い年だから、拓郎の詩は全部共感してしまう。


19の時だったと思うけど 家を出ることに夢を託して
一人きりで暮らしてみようと 希望に満ちていた時があった
たとえ都会の片隅であろうとも 何かが起こりそうな気がして
後ろ髪をひかれる想いを 明日のために振りきってしまった

恋に破れるむなしさで 酒に溺れてしまった事もある
人を信じるはかなさが 心の形を少し変えてしまった

愛をむさぼる気持ちのままに 一人の女との生活が始まり
幸福という仮の住まいに 子供の泣き声まで加わっていた

外の景色が変わっていく中で 人とのかかわりが煩わしくなり
一人の男であったはずだと 真実を隠したまま旅に出た

(中略)

家を捨てたんじゃなかったのか
家を捨てたんじゃなかったのか

今 東京駅に立ち尽くす僕は 長すぎる人生の繰り返しと同じ
大阪行きの電車は何番ホーム
繰り返し 繰り返し 旅に出ている


詩の前半部分はジローの19の頃と全く同じ。ジローに限らず、団塊の世代のその頃って誰でもが多かれ少なかれ旅に出ていたのではないか。
詩の後半では、男は流されるままにたどり着き、新しい女と生活を始めるのだが、幸いジローは最初の人(つまり今のカミサン)との生活をずっと続けている。だが、長すぎる人生の終わりが見えてくると、男はまた性懲りもなく旅に出たくなる。出たくはなるが夢のまた夢。せいぜい拓郎を聞きながらシングルモルトを口に含み夢でも追うか。

その点、相変わらず旅を繰り返しているたけちゃんが羨ましい。旅人といえば、いつぞや、たけちゃんとの酒の席で一緒になった「セイネン」も旅人だったなぁ。今頃、また旅を繰り返しているのだろうか。

春を感じる松川湖

2008年03月10日 | 定年後の徒然日記
暖かな陽気に誘われて自宅から車で15分ほどの松川湖に出かけた。松川湖は伊東市の水道供給確保のために作られた奥野ダムにより生まれた湖。湖の周囲は約5kmほどの散歩道が整備され、四季折々の自然が美しい人気のスポットだ。


今日のコースは奥野ダムから入って湖の右側の散歩道を行くコースを選んだ。ちょっと風が強い日だったが春の陽気で散歩には最高の日よりだ。奥野ダム手前の駐車場に車を止めて車椅子を出す。湖を一周するには車椅子の家内にとっては苦痛だから、ダムから右手散歩道を下り、花の広場の手前の湖畔まで降りていく。行きは下り坂だから楽なものだ。散歩道の要所には車止めがあるので車椅子も抜けられないから、家内に降りてもらい車椅子を持ち上げて車止めを超すのが一苦労。


一斉に芽を吹く広葉樹、陽光に輝く湖面、深い藍色の淀、美しい風景だ。本当に気持ちいい散歩道だ。松川湖は何度も散歩に来ているが、いつも美しい環境を見せてくれる。車椅子を押しながら散歩道を行くと、夫婦でウォーキングしているペアとすれ違う。私たち夫婦も二年前まではそうだった。元気だった頃の私たちを見るようだ。


湖畔にたどりついた。数羽のカモが水面に遊ぶ。大きなコイ(70~80センチはありそうだ)が悠然と泳いでいる。しばし見とれる。今度は娘とこよう。お弁当を持ってピクニックみたいに。



さて、そろそろ戻ろうか。行くは良い良い帰りは…坂を登らなければならない。「お父さん、ダイジョウブ?」なに、これしきのこと。いい運動になるよ。軽快に車椅子を押す。が、そのうちに息が切れ出す。が、平気な顔して車椅子を押す。汗が噴き出る。これはいい運動だ、足腰の鍛錬にはもってこいだなぁ。
ようやくダムに戻り、ダム上の歩道で車椅子を降りての歩行訓練を行う。わずか50mほどの距離ではあったが歩く事が出来て良かった。










春がすぐそこなのに

2008年03月07日 | 定年後の徒然日記
三寒四温、時折の北風に身を震わせるのももう終わりかな。日毎に春を感じます。
あまり関係ないけど、庭のレモンとローズマリーの花です。




春がもうすぐそこなのに、家内の心は落ち込んでいる。
週二回通っているリハビリセンターは医療保険を使っているが、いつまでも医療保険は使えない。そろそろ介護保険によるサービスに切り替えないとならないそうだ。そうなると行く先は、通所リハビリ施設かデイサービス。で、それぞれの施設を家内と見学したのだが、デイサービスはかなりのご老人ばかり。雰囲気もまさしく老人ホームといった感。これはパスして、近くにある通所リハビリ施設の見学へ。ここは雰囲気も良し、明るくて理学療法士もそろっている。家内への対応も相手を思いやる気持ちが十分伝わってくる。うん…ここならいいかな…。でも家内は首を縦に振りません。

「リハビリしてもちっとも良くならない…」「わたし、このままベッドに寝たきりで死んじゃうのね」「通所リハビリなんて…私を老人ホームに押し込みたいんでしょ」「あなたはいいわね、楽しみがいっぱいあって…私なんかなんにも出来ないで馬鹿みたいに…」悲観的な事ばかり言うようになった。昨日は介護ヘルパーさんによるリハビリ運動をついにサボタージュ。ベッドから起きてこなかったそうだ。

気持はとても良く判るよ。もし僕が同じように脳障害をもってしまったら、きっと、もっと落ち込むかもしれないし、絶望的にもなるだろうね。でも、君は必ず治るんだよ。時間はかかるかもしれないけど、リハビリを続けることで筋肉も言葉も復活するんだ。でも、体を動かさないと筋肉の退化はあっというまらしいよ。ねえ、頑張ろうよ、もう少し歩こうよ。
気持はどんどんネガテイブに、言葉も少なくなって会話が続かない日が多くなってきた。なんだかとても心配だ。

毎晩八時にかかってくる娘からの電話、今日はどうだった?夕ご飯は何を食べたの?話はいつも同じでも安心出来るようだ。そして薬を飲んでベッドへ。眠りについた家内、蒲団の中にはジロー猫が添い寝している。可愛いやつだ。二人でどんな夢を見ているのだろうか。アイススケート、バレーボール、短距離走、トランポリン、何をやらせてもスポーツは抜群の女性だった。そして、亭主から見ても美しかった。華やいでいた頃を思い出しているのかな。なんとしても元気になってほしい。

もうすぐ桜の季節がやってくる。伊豆高原が賑やかになってくる。また以前のように、さくらの里を夫婦で散歩が出来る日が来るのだろうか。

アンシャンテのニャ~ちゃん

2008年03月06日 | 定年後の徒然日記
伊豆ガーデニングクラブのメンバーさんでイングリッシュガーデンと芝生の美しさで定評のあるペンション「アンシャンテ」にお邪魔した。カルフォニアスタイルの白いラップサイデイングが眩しいおしゃれな建物だ。





ハワイが大好きという奥様の案内でお庭へ。なるほど、春になったらさぞかし美しいグリーンとなるだろう芝生だ。


バラの説明をお聞きする間もなくニャンコの登場だ。
おっ!黒猫…それもメイクーン?



あっ!もう一匹…ブラウンの、これもメイクーン???やたらと人懐っこいじゃないか。猫とくれば目がないジローはバラの撮影はそっちのけで猫にファインダーを合わす。


猫はみんなそうだけど、ファインダーで覗かれると落ち着かなくなって動き回る。決して目を合わそうとしない。時間もないから適当なポーズでカシャカシャ。もう、カッワイイ!!!!女学生みたいなフレーズだなぁ。


聞けばメイクーンと日本猫との掛け合わせだそうだ。かわいいなぁ…次はメイクーンが欲しいなぁ・・・なこと思ったらジローがヒネクレルよね。(ソウカイ、ワカッタヨ、ドウセオレハ…デテイクヨ、モウゼ~タイ、カエッテコナイカラナ…)というに決まってる。
ホテル・アンシャンテは伊豆高原でも名前を知られるペンションだ。お料理も雰囲気もGoodだし、何よりお庭に面したコテージが心地よい。お勧めです。


ジロー(猫)災難!

2008年02月26日 | 定年後の徒然日記
「ジロー、このごろずいぶん吐くのね、大丈夫かしら…」
そうだなぁ、ちょっと心配だよな
「お医者様に見せなくて大丈夫?」
うん…連れて行ってみようか…



思い立ったらすぐ実行、さっそく「やんもの里動物診療所」へジローを連れていく。
診療所到着、早やワンワンニャンニャンの患者さまがお待ちだ。気配を察してかジローは落ち着かない。
しばらく待つとお呼びだ。

「どうしました?」
最近頻繁に吐くんです
「どのくらいの頻度で?」
三~四日に一回は…
「食欲は?」
普通に食べてるようですけど…年ですからあまりたくさんは…
「どのくらい?」
えっと、ウエットの小さな缶詰ひとつとドライフードの小袋ひとつ
「水はよく飲みますか?」
ええ、最近はとくに水を良く飲みます…それに温泉も…
「温泉??」
は、はい、自宅の温泉の残り湯を…なんなんでしょうかねぇ
「きっと美味しいんじゃないですか」
はぁ…
「でも、温泉はダメですよ!ジローちゃんは恐らく腎臓が悪いかもしれません。猫は元来、水をあまり飲まない動物なんです。それが水をちょくちょく飲むようになったのは腎臓に問題があるのかも。温泉は塩分が多いですからね、絶対ダメです」
あ、そうですよね、気をつけます…
「ま、とにかく血液検査をしてみましょう」
注射…するんですか?
「そ、採血ね」
採血だって、ジロー…大丈夫だかんね
「あ、頭と前足を抑えてください、あばれちゃうと危ないから」
あ、はい、こ、こうですか??

ジローの後ろ脚の内側、ここ、薄い皮で血管が見えてる。そこへ注射器を…
あっ、ああ、あぁぁぁ~~~~~
「変な声出さないでください!」
すみません…

ギャ、ニャ、ギャニャギャニャァ~~~~~~~

一時間後、結果判明

「えっとですね、赤血球正常・総タンパクは高いけどまぁOK・白血球問題なし」
はぁ…
「GOT、GPT、これ肝臓系ですけどね、OKですね」
人間と同じ呼び名ですね
「そ…。血糖値OK・LDHもOK…」
「でもねぇ…クレアチニンが高いですねえ…あっ、これ腎機能低下の値なんです。BUNも高いなあ…」
「ジローちゃんの場合、もうお年だし…老人性の腎臓障害だと思いますねえ…」
老人性…ですか
「13歳ですよね…お年ですからねえ」
(どうも話が身につまされる)
「長生きさせる為には食事コントロールが一番です。これ、塩分が無いし不味いんですが、慣れさせてなんとか食べるようにさせてください。」
不味いんですか?
「人間も猫も、美味しいものは味が濃い目でしょ、糖尿病食や腎臓病食は塩分ダメ、カロリーダメ、で美味しくないでしょ。猫のお食事も同じです。でも、慣れれば食べるようになるし、長生きにもつながりますよ」

「あ、それから、温泉は駄目ですよ温泉は!」
あのぉ…ビールは?
「小瓶一本くらいなら…」(んなこと言う訳ないか)

家に帰って早速病人(猫)食へ切り替え。いつものフード50%に腎臓病食50%と混ぜて出す…。

(ナニコレ…クエナイヨ、コンナモノ…ブブブブ)



案の定無視された。
駄目だよ、美味しくなくても食べなくちゃ…
(ザケンナヨ…ソウカイ…ワカッタヨ、ネコギャクタイデウッタエテヤル…)
その夜は出て行ったまま夜半まで帰らなかった。介護人としてはつらい日が続きそうである。

NHKスペシャル「闘うリハビリ」に感動

2008年02月10日 | 定年後の徒然日記
NHKスペシャル「闘うリハビリ、あなたはここまで再生出来る」を夫婦二人して見た。
初めに長嶋登場。あの脳卒中から四年も経ったが未だにリハビリに精を出している。あの国民的英雄のスポーツマンが右半身不随となり言葉もしゃべれない状況から見事に立ち直っていた。言葉は少し呂律が回らないところがあるが、歩くに問題はない。長嶋世代の自分としてはとても嬉しかった。

次の登場は脳の半分を切除して寝たきりを覚悟した17歳の少年が、なんと残りの半分の脳が切除された脳の分まで働いて、運動機能が回復。歩くのも話すのも全く問題ないほどに回復した奇跡の実話である。感動、驚き、希望、いろいろな感情が沸き起こった。人間ってすごい!家内も真剣に見入っている。

三番目の登場は58歳の主婦。右手が不自由だ。ご主人が炊事洗濯なんでも奥さまの代わりになってこなしている。年代も状況も我が家とそっくりではないか。右手の集中リハビリのため二週間のリハビリ入院、退院後は炊事に挑戦出来るまで回復。「主人がなんでもやってくれるものだから…それも良し悪しなんですよ」 家内も思わず苦笑する。

四番目は鰻屋のお父さん73歳。脳梗塞で全く動かない体が自分の足であるけるまでの実録だ。

再び長嶋登場。倒れた時のショックを超えた絶望から立ち直り、次の目標は走る事だという。「リハビリは正直ですからね。やったぶんだけ必ず成果が出る。でも一日休むと二日分戻ってしまうんですよ。毎日少しずつの積み重ねです。」長嶋の言葉は感動的であった。どんなに勇気づけられたことか。

家内も「見て良かった…」 短いコメントではあったが、リハビリを続ければ必ず脳も体も回復するんだという希望が大きく湧いてきたことは確かだ。明日からまた頑張れる!

こういう番組はやはりNHKならではだ。食い物と意味のないトークのバラエテイー番組と馬鹿馬鹿しいドラマしかやらぬ民放は見る気もしないが、NHKの番組は質が高い。

明晩もNHKスペシャル「闘うリハビリ第二弾」があるという。必見だ。

雪の伊豆高原

2008年02月03日 | 定年後の徒然日記
先週から朝の一人ウォーキングを始めた。六時に起きて水を一杯のんですぐに出かける。ウォーキングといっても30分ほどの時間だが伊豆高原は坂の街だから初めは結構きつい。早朝は寒さが厳しいのでダウンに手袋の重装備。コースの桜並木もこのところの寒さで早朝は人影が少ない。

高原中央より高原ホテル方向の並木


高原中央から大室方面の並木


さあ、今朝も元気でウォーキング!と、雨戸を明けると、なんと一面の銀世界。しんしんと雪が降り続いている。

デッキからの雪景色


東南斜面の庭


おぉ寒ぅぅ…。いくらなんでも、この雪の中をウォーキングじゃ心臓発作か脳溢血だからやめとこ。
伊豆高原にこれだけ雪が降るのは久しぶりだなぁ。朝風呂でも入って温まろうか…こういう時の温泉は有難い。

南西角の庭



疲れがそうさせたのだろうか。この数日は訳も無くイラついてしまった。家内のちょっとした言動や動作にイライラが募ってしまった。イラつきは顔に出る。家内は私の顔を窺い心の内を推し量る。どうしてだろう、何にイラついているのだろうか。
昨日はガーデニングクラブの総会があり午後から出かけたが、夕方帰宅すると家内がボンヤリとソファーに座り一点を見ている。目が赤く腫れている。すぐ血圧を測る。60-150、いつものレベルだ。低血糖?あわてて血糖検査を行うがこちらもいつものレベル。ゆっくりと話を始める。いつもより言葉が出てこない。言葉がはっきり聞き取れない。が、安心したように私を見つめた。そしてイラつきは嘘のように消え去り、いつもの心の通いが取り戻せた。

美容院

2008年01月27日 | 定年後の徒然日記
今日は車椅子OKの美容院に行く。伊東の丘リハビリセンターの療法士の先生がウェブで車椅子OKの美容院を調べておいてくれたのだ。伊東駅からセイフー(今は駐車場?)方向へ歩いて5分程度のところ。昼前にお風呂に入って身支度完了。気に入った髪型の新聞の切り抜きを持参(ボブカットというのだそうだ)。動けない体でもしゃれっ気は大事だと思う。美容院に行きたいという家内の気持の変化が嬉しい。さて、どのように変身してくれるかな。惚れなおすに違いない。(オノロケでスミマセン)

染め毛とカットとブロウで2時間くらいかかるという。待っている間にちょっとお仕事と思いノート持参して正解だった。
「お待ちどう様でした、終わりましたよ」
「どれどれ…おっ、いいじゃない、見違えたよ、10才は若返ったね」
「はずかしいから、あんまり大きな声でいわないで…」

「せっかく綺麗になったんだから、このまま帰るんじゃもったいないね、ユニーでも寄って買い物でもしようか」
エレベータの中で「今日はうれしかったわ、白髪もなくなったし…」
車椅子でのショッピングもどうやら慣れてきたようだ。
今日はちょっと嬉しい日だったので、握り寿司と高級(といってもお安いのだけど)白ワインと生チーズを買ってお家で乾杯!


一周忌

2008年01月27日 | 定年後の徒然日記
母が逝ってから早一年となった。身内だけの法事を営もうと思ったが、母のお友達(おもに茶事仲間)にも声をかけた。上野の菩提寺に正午集合。老住職と若住職が念仏を唱えてくれる。菩提寺は浄土真宗なので南無阿弥陀仏。老住職から亡くなった母は死んで居なくなったのではなくお釈迦様の弟子として仏になって皆さんの生活に寄り添って下さっているのですという有難いお話をいただいた。

法事の後のお食事は上野池の端の亀屋一睡亭。上野の鰻といえば伊豆栄が有名だが最近味が落ちたとの噂。道路はさんだ対面にある亀屋の鰻は評判が良い。二階の座敷からは不忍池を見下ろせる。上野黒門で育ったジローは不忍池は遊び場だ。禁漁だが大きなコイを釣り上げ警備員に追っかけまわされた思い出がある。

高齢の父に代わって施主として挨拶することになったが、そのあとで献杯を父の音頭で・・・・、なんと私の挨拶の三倍くらいの長い挨拶をするではないか。中身はほとんど母へのおのろけであった。
新幹線で行ったので思う存分酒が飲める。久しぶりの親類との酒宴ですっかり酔っぱらい伊豆高原への帰途へ。熱海、伊東、伊豆高原、と、眠らないように注意しつつ無事ご帰還。お土産はもちろん鰻弁当。血糖値があがってしまうが、たまにはいいだろう。

家政婦さんに家内の介護をお願いしたが、信頼できる方で家内も安心出来たようだ。月に二回はどうしても東京や地方に行かなくてはならないから、そのつど家内の介護をお願いする家政婦さんへの信頼感は欠かせないが、馴染みの方を指名しても都合よく日程が合わないのが困る。