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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

スポーツクラブに通い出したジロー

2008年07月02日 | 定年後の徒然日記
腰痛もだいぶ回復してきたが、朝方、ベッドから不用意に起き上がるとギクッとくる。トイレにしゃがむのも及び腰だ。だが、朝食も終わる頃になると調子が良くなる。もちろん無理は出来ないが、庭仕事も始めた。庭仕事といっても、一に花柄摘み、二に雑草取り、二週間に一度の消毒。だが、夏の雑草は半端じゃない。取ってもとっても…。

整形外科医いわく、腰椎を囲む筋肉の弱りが原因だとか。予防法は、①体重を落とすこと ②運動をすること ③腹筋・背筋などを強化すること。

要は太らないように食事を考えて、運動せよ!ということだ。

で、毎朝のウォーキングだが、ギックリ以後、この一か月な~んにもしない。当然筋肉は退化。腹は出て、ビール止まらず、メタボ悪化の兆し。
これではいかん!絶対イカン!
アナタ一人の体じゃないのですよ…何回言われたか。全くそうだ。家内が安心して暮らすためには何よりもジローが元気でなくちゃ。判ったね!と猫に言う…。

このままではいずれ遠くない時期に脳梗塞か心筋梗塞、良くてギックリで寝たきりになる。そうなれば…我が家は地獄だ。

たけちゃんでさえ食事制限?(お酒制限はしないのね)して減量に必死だというのに、このままグータラしてどうすんのかね。(たけちゃんでさえは失礼だよね)


伊豆新聞の広告を見る…ん?筋肉つける?メタボ解消?トレーニングジムが伊東にもあるんだ!知らなかったなぁ。思い立ったらすぐ行動が取り得だから、さっそく伊東市内のジムへ。
若い溌剌とした(もちろん腹は出てない)のお兄ちゃんが受付兼トレーナー。

「そうですか、腰痛ですか。それって腰椎の周りを囲む筋肉の衰えなんですよね」
(判ってるって…整形外科医とおんなじセリフだ…)

「週に一回のコースと、週に何回でも使えるコースがあるんですが…やっぱり週に二回以上やらないと効果は…」
(家内のデーサービスが週に二回だから、その日しか来られないんだよ。週何回でもって言っても二回しか来られないのよね)

「上履きシューズと体操着とタオルを持参してくださいね」
(早速ユニーのスポーツコーナーへ。ウォーキングシューズ・体操パンツ・体操シャツを揃える…出費だ)

初日
①ヒアリング(早い話が生活態度の聞き取り調査ね)
②体重測定(びったし77㎏)⇒目標70㎏!7キロ減量だ!(掛声だけは勇ましい)
③メニューが提案される。(おっしゃる通りに致しますゆえ…)
④じゃ、はじめましょうね。

1.自転車漕ぎ30分…最初の10分は快調だったけど…もう汗びっしょり…効くぅぅぅぅ
2.軽い腹筋運動…腰に負担がかからないような感じの運動…これ楽ちん
3.ウォーキングマシン30分…初めてだからバーを掴まないとヨロケテ…となりのおばちゃんカッコよく歩いて…横目でフフっと笑われたような…。
ここまでざっと70分ほど…もうパンツもシャツも汗みどろ…もう5㌔は減量出来たんじゃないかなぁ。

「どうですか?今日は初日だから、後は軽いストレッチで終わりにしましょうね。」
「あっ、次回は今日のメニューの前に体操がありますからね」

(体操ねぇ…)

「軽い体操ですから…40分くらいですけど」

(軽い体操で40分?)

甘かったねぇ。
二回目は最初に体操40分。な、なんと、参加者はおばさまばかりで男性は…ジローと同年代の男性二人だけ。
インストラクターは若いスリムな女性だ!
「それでは始めましょうね…右足を前に…両手を…右にひねって…首を横に…」
先生…しなやかなボデー…それでいて…なんか…色っぽい。
にやけたジローのいやらしい目つきを悟られないように、じっと先生の動きを見つめて体を動かすが…う、動かないのよ~~~~~~~
ぜんぜ~ん、ついていけません。
足が…からまって…ヨロヨロと…首が…こ、腰が…もう、みっともない姿でウロウロと。
となりのオバサマ、ふふ…笑われているようで…。

体操⇒自転車漕ぎ⇒ウォーキングマシン⇒ストレッチ
さっと120分経過です。
シャワーを浴びてスッキリね。

家へ帰って気分よくビール!
う、美味い!





讃岐路

2008年06月20日 | 定年後の徒然日記
名残雪のお仕事で四国は高松へ一泊の旅となった。
飛行機嫌いだから今回も列車で行く。
伊豆高原⇒熱海⇒三島⇒名古屋⇒岡山⇒高松 片道6時間の長旅だ。

6時間もの間何する?
チビチビと飲りながら声に痺れるしかないでしょ。
御供は?当然KENWOODのMDとロイヤルキングスのピューターウィスキーボトル。MDにはお気に入りの歌がわんさと入っているからいいが、問題はピューターボトルに何を入れていくかだ。



マッカラム?ちょっとワンパターンだよね。
オーヘントッシャン?少々甘くない?長旅には飽きるかも。
ラフロイグ?うぅ…ちょっと重いかなぁ。
ボウモア?いいんだけど…。
ジョニーウヲーカー・ブルーラベルなんか、いいけど...もう空瓶なんだよね。
そうだ!フルーティーで飲みやすくてお手頃で飽きのこないグレンリヴェット12年はどう?これならストック二本あるし。
もっとも150mlしか入らないから1時間しかもたないけどね。
決めたぁ!これってtsukaさんのリコメンドで好きになったモルトだったっけ。
そういえば前回の出張のお伴もグレンリヴェットだったなぁ。

三島から名古屋まではヒカリで90分だからサッポロ缶ビール黒で軽くいこっと。
MDの選曲はタミー・ワイネットのアルバムOneを聴く。
One、whatever Happnened to us、all I Have to Offer you is me、Stand by your man…どれも泣かせる歌だ。
彼女98年に56歳の若さで亡くなったけど、カントリーの女王、日本でいえばさしずめ美空ひばりかなぁ。

名古屋でのぞみに乗り換えて90分、二本目の缶ビール
MDはジョンレノンのImagine、ポールのLet It Be、パティーページの涙のワルツ…選曲が古いなぁ、全部60年代の歌じゃない。

岡山で下車して瀬戸大橋線のホームに立つと聞こえてきたのは?

♪瀬戸は日暮れて夕波小波 あなたの島へお嫁にゆくの
若いと誰もが心配するけれど 愛があるから大丈夫なの♭

そうだよね…若いから大丈夫なんだよね、僕たち夫婦にも若い時ってあったなぁ…お金ぜんぜん無かったけど心配なんかしてなかったよね。


岡山駅から瀬戸大橋線JRマリンライナーにのって 
⇒妹尾⇒茶屋町⇒児島

(デジカメ持っていかなかったから、写真は全部、本州四国高速道路からの借り物です)



いくつかのトンネルをくぐると突然視界いっぱいに瀬戸内海の美しい風景が飛び込んでくる

巨大な高架の中を走るマリンライナー。
橋梁部9,368 m、高架部を含めると13.1kmの延長を持つ世界最長の鉄橋だ。橋梁は吊り橋・斜張橋・トラス橋…総事業費1兆1338億円の大プロジェクト、日本の技術は凄い!と感嘆。



夕暮れ時…落陽の赤に染まる小島、小さな漁船、観光船などが行きかい、はるか眼下の海は瀬戸内海。鳴門の大渦には及ばぬが潮の流れの速さが渦を作る。
陽が落ちていく…赤いシルエットに浮かぶ小島の群

ちょっと待て!ここは缶ビールじゃ味気ないだろ。
我慢してきたフラスコの栓をひねる。
ピュータのショットグラスに琥珀を注いで口に含む…いっぱいに広がる芳醇な香り。舌の上でころがし…痺れる。



MDを拓郎のアルバムに合わせる。このシチュにある歌は…当然「落陽」しかないじゃないか。

♪絞ったばかりの夕陽の赤が 水平線からもれている 
苫小牧発仙台行きフェリー…♭

あれ?ここは瀬戸内海だったっけ

拓郎を聞き、瀬戸内に見とれ、旨いモルトを楽しむ。
もう…フラスコは空だ。空になったフラスコは重い。

⇒坂出⇒高松へ

ホテルにチェックイン。
受け入れ側と合流して早速夜の街へ。
高松っていったら讃岐でしょ、讃岐っていったら饂飩でしょ?
饂飩で一杯ったって…やっぱ瀬戸内のお魚がいいよね。
で、タクシーの運転手さんにどこか美味しい店につれてって。
入ってみればイケスにオチャカナが泳いでるし…うん、ここ正解かもね。
期待に胸が膨らみます。

メニューを出されて…????????????
なんと○○定食のメニューがずらり、こりゃ駄目かなぁと思ってメニューをめくるとフルーツパgフェだとかチョコレートパフェ…もう信じらんな~い・・・
どんな料理かって…解説するに及びません。タクシー運ちゃんに聞くんじゃなかった、お安いお値段で意思決定しちゃいけませんね、
案の定、来るんじゃなかったです。
でもまぁ、酒が入ると料理はどうでもよくなって…
〆はどうする? 当然高松 讃岐といえば讃岐うどんに決まってるだろ。〆はうどんね。

で、旨い讃岐うどんのお店は?旨くない店のお姉ちゃん一押しが「鶴丸」

http://www.turumaru.jp/pc/

ぶっかけ 550円 文句なしにうま~い!
カツオ節が効いた出し汁とうどんの歯ざわり、・・・うぅぅ
一口すすってうぅぅぅ・・・旨い!
二口噛んで…い、いいいいいいい!
三口飲み込んで…この喉ごしが…たまりましぇ~ん!
おかわり!

高松の夜が更けていく。



楽しい遠足

2008年05月15日 | 定年後の徒然日記
家内が通う通所リハビリ施設の野外レクレーションに同行した。
前の日からリュックに入れるものを点検したり、着ていく洋服を並べたり、ポットにコーヒーを入れたりしてウキウキした気分。まるで子供の遠足だ。

当日はあいにくと朝から雨。肌寒い日だが楽しい雰囲気でいっぱいだ。何台かのミニバスに乗り込みシュッパ~ツ!車内も冗談連発で楽しいな。
目的地は伊豆高原内にある「オルゴール館」と「伊豆高原窯の陶芸教室」だから何れもすぐそこの距離。あっという間に「オルゴール館」へ着く。拙宅の近くには美術館とか博物館とかの「館」がつく建物がやたらと多いが、あまり見物に行く事はない。オルゴール館も初めてだ。家内、車椅子を使わずに私と手を組んでゆっくりと歩いて見物する。



オルゴールは1900年前後に盛んになったらしく、年代物のオルゴールが陳列されているが、ほとんどはドイツをはじめとするヨーロッパの製品で1900年前後のものだ。オルゴールというよりヨーロッパの古い家具という感じ。



それらの古いオルゴールを使った演奏会が始まった。様々な古いオルゴールの演奏であるが聴きごたえがある。オルゴールの原盤は、金属製のシリンダーに針を差し込んだもの、金属の円盤を打ち抜いて針を突起させたディスク用のもの、ロール紙に穴をあけたものなどがあり、そのメカニズムが面白い。オルゴールというと小さな音と思うが、どうして、演奏会で使用した古いオルゴールは姿形も大きいが音量も迫力がある。



このオルゴールは人形たちも動き出す代物だ。演奏された曲は「ダイアナ」、あのポールアンカのヒット曲だ。リハビリの仲間は60歳~80歳台だからオールディーズ大好き!ダイアナの軽快な曲で体が揺すっている人もいる。

オルゴール館を出る頃には雨も上がりよい天気に。行く先は伊豆高原135号線にある旅の駅。グランパル公園の隣に出来た新しい観光施設だ。そこで昼食。豪華なお弁当!うぅ~ん、旨い!ビールが飲みた~い!



食後はお散歩。大島を背景に久しぶりのツーショット!


この写真、記念になるなぁ。額に入れてリビングにおいておこうっと。

さて、午後は最大のイベント「陶芸教室」だ。「伊豆高原窯」は拙宅から歩いても数分のご近所だが、私も家内も陶芸は初めての経験。机の上に配られた黒っぽい土はすでにこねられている。これをロクロ台の上に乗せて指で大雑把な形を作っていくのだが…製作物は私も家内も湯呑み茶碗と決めた。だが、そうは簡単にいかない。



大雑把な形はすぐ出来るが、まっすぐにならずピサの斜塔のように曲がってしまう。淵が分厚くなって様にならない。内側がボテボテ。指導を受けながら悪戦苦闘して出来上がったのがこれ。



お恥ずかしい。中央左側の湯呑茶碗が私の作品、中央右側の湯呑茶碗は家内の作品。お店で乾燥させ素焼きして釉薬をかけ完成された湯呑茶碗が一か月後に届けられるという。楽しみだなぁ。

楽しい楽しい遠足であった。年に3~4回は野外レクレーションがあるそうだから、これからは毎回同行することに決めた。

フラダンス

2008年04月21日 | 定年後の徒然日記
日曜日、久しぶりの陽気に誘われて「さくらの里」にお散歩へ。
未だ桜が華やかだなぁ。八重桜だけど美しい。無料駐車場から車椅子を押して車道を渡る。例の縁石があるので家内を車椅子から降ろし、よっこらしょと縁石を乗り越える。不安定な姿勢で立ち止まっている家内を見かねて、中年夫婦から声がかかった。

「お手伝いしましょうか?」
あっ、どうもありがとうございます。でも、大丈夫ですから…
「なんでこんなところに縁石があるのかしらねぇ、これじゃ車椅子の方はさくらの里に行けないでしょうに」

健常者には判らないが、車椅子利用者には乗り越えなくてはならない縁石などのバリアーが大きな壁になる。以前に記述したが、壊れた縁石を取り外してくれたら車椅子でも公園散策が出来ると伊東市観光課にメールでお願いしたがナシのツブテ。縁石を取り外すどころか新たにお金をかけて縁石工事を行う市の行政感覚は理解不能だ。もっとも身障者からの訴えなど市の担当者は気にも留めないのだろうが。

石舞台のほうが何やら賑やかだ。ん?ハワイアン?もしかしてフラダンス?
当たり!



フラの衣装をまとった女性達や応援部隊でいっぱいだ。
舞台ではご高齢のウクレレ&ボーカルと中年のギタリスト、ベース奏者、さらに若い女性チームのウクレレ奏者が生演奏を務める。







今まで拝見してきたキャンプ場でのフラダンスと比べると、今日の石舞台のチームはどれも上手に思えた。バックの生演奏がいいのかなぁ。陽気もいいし気持ちいいからかもね。フラダンスチームを数えると10チームくらいいるようだ。







伊豆のフラダンスといえばご高齢のご婦人チームばかり(失礼)と思っていたが、どうして、若いピチピチのフラダンスチームがいるではないか。やっぱり若いチームはいいなぁ…と鼻の下を伸ばす。幸い、車椅子の家内には、にやけた夫の鼻の下は見えない。





それにしても、伊豆高原のご婦人がたは活発だ。フラダンス、コーラス、キルト・ガーデニング・バンド・俳句・麻雀…趣味のクラブがわんさかある。そのどれもがご婦人主役だ。リタイア亭主の影は滅法薄い。ジロー参加のガーデニングクラブでさえ男の居所は狭い。伊豆に定住したリタイア亭主達は、何故かひがみっぽくて、シャイで、引っ込み思案で、自信喪失で、影が薄くて、声が小さくて…どうしてなんだろうか。朝のウォーキングでは、年老いた犬を連れた中高年亭主の散歩姿に何組も行き会う。どなたもどこか寂しげである。


家族会

2008年04月14日 | 定年後の徒然日記
この四月から通い始めた通所リハビリテーションの家族会があった。初めに院長先生のご挨拶があり、その後、後期高齢者保健の説明がある。
この制度は4月から実施の制度であるが、すでに新聞やTVなどで繰り返し報道されているから一応理解しているつもりだが、改めて聞くと、やっぱり急増する高齢者の介護コストを国は負担できないから、75歳以上の高齢者も相応の保険料負担を負わねば成り立たないのだろうなと再認識した。それでも、乏しい年金だけを生活の糧とするお年寄りには重い負担となるだろう。

難しい話の後はお楽しみのショーである。今日はトロンボーン奏者四人によるショートライブ。四人ともうら若き女性で、そのうちの一人はリハビリ施設の作業療法士さんだ。トローンボーンというと谷啓を思い出すが、肺活量が十分でないとこなせない楽器の代表だから、四人とも若い女性のトローンボーン演奏会というのは初耳でもある。
プロではないから腕前のほうは…だが十分に楽しめた。五曲ばかり演奏されたが、印象に残ったのはアメイジンググレイス、ご存じのゴスペルだ。目をつぶって聞くと厳かな気分でジ~ンとなってくる。白血病で亡くなられた本田美奈子さんの歌でも有名だが、昔、グレンキャンベルが歌ったアメイジンググレイスにも感動させられたものだ。

お楽しみの後は、通所者と家族は別々になり、家族だけのグループ茶和会となる。介護する側の家族の日常を通して、介護生活の経験談を話し合うのだが、困った事や悩みや悲しみは共通する事ばかりだ。脳血管障害者や痴呆の両親や連れ合いを持つ家族どうし。悩みや悲しみや苦しみを共感し合い、そしてまた元気が生まれる。

旅のお供

2008年04月10日 | 定年後の徒然日記
KENWOODのMDプレーヤーから流れる拓郎を聴きながら、ロイヤルキングスのピューター(錫)ウィスキーボトルに入れたグレンリベット(tsukaさんからいただいたボトルの残り酒)をチビチビと楽しむ。グレンリベット12年はお手頃価格だけどフルーティーで口当たりがいいから飲むピッチも早くなる。150mlしか入らないからシングルで5杯分しかありません。せめて200mlはいると嬉しいんだけど、ボトルを大きくするとピューターは重いからなぁ。150mlのフラスコだって重いのに…。



拓郎アルバムから

疲れ果てている事は 誰にも隠せはしないだろう
ところが俺らは何のために こんなに疲れてしまったのか
今日という日が そんなに大きな一日とは思わないが
それでもやっぱり考えてしまう
あぁ この気だるさは何だ

いつかは何処かへ落ち着こうと
心の置き場を捜すだけ
たどりついたらいつも雨降り
そんな事の繰り返し…

(心の中に傘をさして裸足で歩いてる自分が見える…なんか涙が出ちゃいます)


よかれ悪しかれ言いたい事を全部言う
気持ちいい風を魂に吹かす
今はどの辺りだろう どの辺まで来ただろう
俺の人生の今は何章目ぐらいだろう

アホな冗談で涙流して笑う
屁みたいな歌を大きく歌う
今はどの辺りだろう どの辺まで来ただろう
俺の人生の今は何章目ぐらいだろう

朝が 昼が 夜が 毎日が
それぞれに愛おしい

(もう62か…未だ62か…俺の人生の今は何章目?もしかして最終章?)


自由でありたい心のままがいい
四年目の冬 寒さを拒むまい
どれだけ歩いたか 考えるよりも
しるべ無き明日に 向って進みたい
あなたの人生が いくつもの旅を経て
帰る日来れば 笑って迎えたい
私も今また 船出の時です
言葉を選んで渡すより
そうだ 元気ですよと答えよう

(伊豆に定住四年…もうずいぶんと長い道を歩いた気がするけど、どうですか?と聞かれたら、そうだ、元気ですよと答えよう。拓郎アルバム THE BEST PENNYLANE 二時間聴けちゃいます)



KENWOODのMDプレーヤー ヤマダ電機で8000円のお手軽機。今はやりの地デジ機能なんてついてないけど、好きな歌が100曲も録音しても大丈夫なんだからこれで十分。毎朝のウォーキングにも必携のすぐれものだ。
今流れている曲は?よ~く見ると…Ive got to see you…?

往路の熱海~名古屋間で当然フラスコは空っぽに。
名古屋で下車。今夜は会合がないから気楽な旅。地下の名店街で京の手打ち蕎麦(きしめん屋は観光客でいっぱいだ)でお銚子一本。
いい感じで栄の定宿にチェックイン。広めの部屋をサービスしてくれたので快適だ。で、冷蔵庫を開けてまずは缶ビール。(冷蔵庫の飲み物ってなんでこんなに高いんだ?)
ノートを開いて…えっと…何を聞こうかな
ムード満点だし下界の栄町はネオンがきれいだし、ひさしぶりにホイットニーヒューストンでも聞こうか。
久しぶりの一人の時間がゆっくりと流れていく。

あくる日は名古屋から米原経由特急しらさぎで金沢へ。
久しぶりの北陸だけど、この時期お魚も蟹も旬を外れています。
そそくさとお仕事すませてとんぼ返り。

復路は金沢から米原経由で熱海までのロングラン。ボトルの中は空っぽですから車内販売でウィスキーミニボトル(サントリー山崎)と氷とミネラルウォーター(セットで900円)を買います。ドル換算で8ドルね、高いウィスキーだわな。



で、何を聞く?

夕闇の山々を車窓に見ながらシングルモルトを楽しめば、歌は当然ノラちゃんでしょう。癒し系ナンバーワン!

アルバム Come Away with Me から
Dont know why
Come Away with me
Turm me on
Lonestar
Ive Got to see you again

とりわけ一番好きなIve got to see you again が流れてくると、もうウットリの桃源郷。スコッチが殊更旨くなる。

で、あっという間に空ボトルに…。ちょっと寂しいから今度はサントリーリザーブの缶入り水割りを。至福の時間が過ぎていく。


月に1~2回程度の仕事で出張旅行をするのだが、その間、家政婦さんに来ていただいているとはいえ家内には寂しい思いをさせる。第一、家政婦さんは全額自費だからお金がかかる。
とはいうものの、月1~2回の出張は正直ゆっくりとした時間が過ごせる貴重な一時だ。幸い今回は旅先での付き合いも無いので、ホテルでも車内でも一人の時間が多い。伊豆高原~熱海~名古屋~米原~金沢と片道5時間の長旅だ。




伊豆高原・桜並木は大満開、大混雑、大渋滞

2008年03月29日 | 定年後の徒然日記
伊豆高原の春です。桜並木のソメイヨシノも大満開です。





人、人、人、まるで新宿都庁通りです。車も大渋滞です。伊豆高原駅から桜並木を上がって大室山荘まで行くのに一時間かかります。(そんな事はありませんが)



脚立を持ち出し撮影している人がいます。「ねぇ、そこよ、違うわよぉ、もっと左!そうじゃないってば~、もっと上、あぁん…ダメねぇ」 何やら意味深なフレーズですが、訳のわからない命令で脚立の上のお父さんが奮闘しています。
車道の真ん中で写真を撮っているグループ(渋滞の元)、「ハイ、チーズ!あっ、フイルム巻いてないよ、ハッハッハ…ちょっと待ってね。」車は動けず運転手さんフテクサレ。んな事お構いなしのおばちゃん一行です。
桜をバックにポーズをとっている彼女を撮影している彼氏、「早くしてよ~、さっきからずっと同じポーズ、もう疲れちゃったわよぉ、下手ねぇ~」、今宵の彼等はどうなるんでしょうか。



それらを撮っているジロー、伊豆高原の春は皆さん幸せそうです。これでガソリンが25円安くなれば万万歳です。



デッキで桜を愛でながらビールを飲む、そこへ、たけちゃんが自家製タラの芽の葉(芽は食べてしまったとか)の天婦羅持参で闖入。一層ビールが美味しくなります。いただいたピクルス、大ぶりで旨い!ビールでは気の毒なので当然シングルモルトです。口をあけたばかりのオーヘントッシャン21年で…あぁ、幸せ。


伊豆高原桜並木 開花状況

2008年03月27日 | 定年後の徒然日記
伊豆高原、桜並木の開花状況です。
今日の暖気で一気に開花が進みました。全体的には七分咲きというところです。
満開は明後日土曜か、日曜日あたりかなぁ。
四月五日(土曜日)の夜桜の宴…もしかすると葉桜の恐れも?

ジローガーデンから坂を降りたところの並木道です。(高原中央とうりゃんせから伊豆高原駅方向を見る)今日は平日なのに人手が多い。車も多い!この分だと土曜日曜は大渋滞?




高原中央十字路を見る。午後から人出が出てきました。


アップしてみます

さらにアップ


満開まで、あと数日です!

下賀茂・青野川と今井荘の思い出

2008年03月23日 | 定年後の徒然日記
下田の街を通り過ぎ、しばらく行くと下賀茂に入る。めざすは青野川。河津の河津桜は有名だが、青野川の河津桜の風情も捨てがたい。河津桜はもちろん葉桜となったが、人の少ないこの時期(17日の月曜日の事だが)に行って正解だった。伊豆高原の自宅から平日は車で約1時間の距離だ。家内の体の調子が良くて、しかも天気の良い風のない日でなければ下賀茂までは行けない距離だ。



懐かしい田舎の匂いがする。カモが泳ぐ青野川沿いの土手の道。約1キロくらいの土手道に少し葉桜となった河津桜と満開の菜の花が美しい。のんびりのんびり車椅子を押す。いいなぁ、この風景。



中ほどの所に町営の足湯がある。誰もいないから足湯に入ろうか。家内も乗り気だ。湯けむりをあげる温泉に手を入れると、あ、熱い!50℃くらいあるだろうか。足し水が出来るが温くなるまで時間がかかりそう。横を見ると「手湯」の看板が。足湯は面倒だから手湯でも入ろうか。手を入れる。やっぱり熱い。熱いけど気持ちいい。家内も恐る恐る手を差し入れる。「熱いわ…でも、気持ちいい」 温泉は自宅で毎日入っているのだから珍しくはないが、下賀茂の湯は格別だ。




足湯手湯のすぐ裏に温室が。マーガレットの温室だ。南伊豆町はマーガレットで知られているが、この温室も町で管理しているようだ。こんな大きなマーガレット見たことない。


またしばらく行くと、青野川の対岸に旅館が。覚えているかい?下賀茂の伊古奈だよ。ほら、露天風呂付のお部屋に泊まったじゃないか。死んだオフクロとも行ったよね。覚えてる?
少し時間が経ってから「うん…覚えてる」と言ってくれた。もう十年以上も前のことだが。


土手を散歩していると男子高校生の二人連れとすれちがう。「こんにちは」 二人の高校生が私たち夫婦に挨拶する。あわてて、こんにちは、と返事をする。高校生から、こんにちは と挨拶されるのは極めて珍しい。しばらくすると、今度は一人の女子高校生が。「こんにちは」 やはり挨拶してくるではないか。こんにちは。とても清々しい気持ちになった。家内も微笑んでいる。「感心な学生さんね…」 この町(南伊豆町)では挨拶運動でもしているのだろうか。そういえば西伊豆の松崎でも挨拶運動が盛んだと聞いた事がある。今時の高校生は…というイメージは下賀茂にはない。素直で真面目でおだやかな高校生の顔があった。下賀茂が好きになった。

下賀茂の帰途、白浜の手前の外浦海岸に車を停める。マリンブルーに白砂が美しい。白浜は人とアザラシ(サーファーの事をこう呼んでいる)が多くて騒々しいが、外浦海岸はどこまでも静かで美しい。伊豆高原近くには無い美しさである。


今井浜を通過する。覚えてる?(また覚えてる?の問いかけだ)今井浜の今井荘。ほら、新婚旅行の二日目、泊まったのが今井浜東急ホテルだよ。道路を渡った向かいに今井荘があったよね。昔は木造の旅館だった。今井荘のテラスでお茶した時の君の写真、今でもあるよ…。僕が好きな写真の一枚だ。
しばらく経って「うん…覚えてる」
じゃあ、新婚旅行一日目に泊まったところを覚えてる?
「…」
箱根芦ノ湖の山のホテルだよ。
「…」
もう四十年も前の事だもんね。

思い出が断片的になっていくのが悲しい。
疲れて眠ってしまった家内を乗せて家路を急ぐ。
南伊豆町下賀茂の青野川 行って良かった。





小室山の椿

2008年03月21日 | 定年後の徒然日記
たけちゃんから教えられて、小室山の椿祭りに出かけた。車椅子でも園内OKというのは嬉しい。
135号線から右に入り別荘地を抜けると右側に無料駐車場。平日だというのに満杯だ。5分ほど待つと空きがでたのですんなりと駐車。







車椅子を押して園内に入ると、なるほど園内の歩道は全て舗装されており、奥にある椿の舘もバリアフリーだ。私たちの他にも車椅子の見物者がいる。さくらの里とはだいぶ違う配慮だ。
正直言うと椿はあまり興味がなかった。和風だしバラとの相性は無いし、昔から「椿は首がポロリと落ちるから忌み嫌われる」と聞いていたからだ。だが、園内に一歩入ると、なるほど、椿といってもずいぶんと多くの種類があるものだ。









植えられている椿も見事だが、椿の舘で展示されている一輪差しの椿は美しい。ざっと100~150種類の一輪ざしだ。お茶会などの席に飾られる花かなぁ、それぞれに品がある。凛とした姿と気品を感じるではないか。





館内では無料で甘酒が供されている。
いただこうか?
「うん」
温かく甘すぎない甘酒をゆっくりといただく。
「おいしい…」と言ってくれた。
「椿祭り…来てよかったわ」
帰りの車内で小さな声でもらした。行って良かった。

園内から見られた富士


このところ暖かな日はドライブずいている。明日は下田の先の下賀茂・青野川の河津桜を見に行こう。河津桜はもう散っているが、青野川河畔の散歩は楽しいし、白浜や今井浜の海の見てみたい。