日系電子部品メーカーは、中国の内陸地域への販路拡大、生産体制の整備、強化を図っている。
内陸地域に営業拠点を設け、勃興している中国地場メーカーや内陸地域に進出している外資系セットメーカー、EMSなどへの営業、拡販活動を展開、ユーザーの要求に迅速に応え、よりキメ細かなサービス提供を目指す。
生産面では中国沿岸部に代表される労働者賃金の上昇、人手不足解消の切り札として内陸地域でのモノづ . . . 本文を読む
村田製作所の海外生産比率が、12年3月期(11年度)末に20%になる見通し。
中期3カ年経営計画(11年3月期-13年3月期)で打ち出している海外生産比謡を13年3月までに30%に高める計画に向けて取り組んでいる中国・無錫、深セン、マレーシア、タイの既存海外工場の増強が計画通り進捗。
11年度第1四半期(11年4―6月)末時点で海外生産比率が15%になった。
●海外増産に動く
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9日までに出そろった電子部品メーカー主要10社の12年3月期第1四半期(11年4-6月)連結決算は、東日本大震災の影響に加え、円高、原材料価格高騰などが重なり、軒並み減収減益または赤字計上の厳しい決算となった。
各社は今年後半から下期に向け、スマートフォンや車載などの成長分野への取り組みを強化するとともに、新興国需要開拓を推進し、業績の挽回を目指す。
●国内顧客向けが低調
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東芝は、国内主要半導体製造拠点の夏期休暇期間(8月12-22日)の稼動状況を明らかにし、北九州工場(北九州市)を除き、連日稼動を行う。
スマートフォン向けが堅調なNAND型フラッシュメモリーを製造する四日市工場(三重県四日市市)をはじめ、デジタル家電向けLSI製造の大分工場(大分市)、パワーデバイス製造の姫路半導体工場は連日稼動する。
また、子会社の岩手東芝エレクトロニクス(岩手県 . . . 本文を読む
SMDにおげる小型、薄型、高機能化に向けた新製品開発が活発化している。
電子機器や自動車などにおける小型、薄型、軽量化および高機能化に対する製品開発を受けて、SMDは引き続き、自動実装の信頼性、環境保全を維持しながら、成長分野で著しい技術進展を見せている。
●新製品開発を展開
SMDで共通している技術課題は、実装機、はんだ付け装置を軸とした実装システム、プリント配線板との対応性 . . . 本文を読む
デジタル機器や半導体の生産基地である台湾で液晶パネルメーカーや半導体受託生産会社(ファウンドリー)の失速が鮮明になってきた。
液晶パネル大手の奇美電子、友達光電(AUO)は2011年4-6月期決算でともに100億台湾ドル(約280億円)を上回る大幅な最終赤字を計上した。
例年なら需要期にあたる7-9月期も、各社の業績が低空飛行を続ける可能性が高まってきた。
●苦境続く市場環境
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ルネサスエレクトロニクスは2日、事業方針説明会を開いた。自動車の制御などに使うマイコンを中核に新興国やスマートグリッド(次世代送電網)関連市場での成長を急ぐ。
一方、システムLSIでは「事業の取捨選択に踏み切る」(赤尾泰社長)。
東日本大震災で自動車産業などに欠かせないとの役割が顕在化したルネサスだが、2012年3月期予想は連結営業損益が赤字転落する見通し。背水の陣で大なたを振るい . . . 本文を読む
インダクタにおける高付加価値製品の国内生産規模が拡大している。
労働集約型の汎用コイルは、中国を中心に海外生産が定着化。国内では自動化生産による小型、高性能の高付加価値インダクタの生産比率が高まっている。
また、新しい市場として、LED照明、エコカー、太陽光発電といった環境、省エネ分野における大型インダクタや高性能インダクタの需要が出現。
インダクタメーカーは、こうした成長分野 . . . 本文を読む