半導体市況の下期以降の見通しに慎重論が出ている。背景にあるのは、台湾の大手半導体受託製造(ファウンドリー)のTSMCの業績の落ち込みと設備投資の引き下げだ。
これまでのパソコン販売の不振に加え、スマートフオン市場も想定より伸びないのではとの悲観論も飛び交う。装置メーカーも下期以降は保守的な見方が目立ち始めた。
●鈍化否めず
「モバイル機器市場は燦々と太陽が輝いていたが、雲が見え . . . 本文を読む
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