Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

甘くはないのよ。

2005-08-18 07:49:56 | Jazz / Cross Over
涼しいジャケット・シリーズ。(そろそろ打ち止めでイイ?)

ジューン・クリスティ(June Christy)
「Something Cool」(1955)

「可憐な"クール・ヴォイス"の残したジャズ・ボーカルの大傑作」と、書かれておりますが、可憐な可愛らしい声なんかじゃありません。
はっきり言って、「酒も、タバコも、男も、なんでも知ってるワ」みたいなハスキー・ヴォイスです。低音が魅力。
ピート・ルゴロ(Pete Rugolo)によるアレンジも一筋縄じゃ行きませんねぇ。

というコトで、この"冷たい飲み物"は、甘~いオコチャマの飲み物ではなく、オトナの貴方にこそフサワシイのでありました。
カッコイーネッ!
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巨神兵に見えるんですけど。

2005-08-17 21:30:51 | Jazz / Cross Over
巨神兵に見えますが、アート・ブレイキーです。
口から火は噴きませんが、ドラムを使ってバンドに火を点ける事では世界最強。
そして、ソバ屋の出前に口笛を吹かせたコトはアル、と言われております。

アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey And Jazz Messengers)
「The Big Beat」(1960)

1960年はリー・モーガン(Lee Morgan)の当たり年。
特に好きなのが、2曲目の「Sakeena's Vision」。
テーマから強烈な音をブチカマシテいますが、テーマが終わって飛び出すラッパのソロ!こんなブットイ音でアクロバットするラッパ吹きって、どーよ?
スッゴイよ~!

フロントがリー・モーガンとウェイン・ショーター(Wayne Shorter)の二管だった時のジャズ・メッセンジャーズって、ファンキーからモードへの過渡期って事で、「過渡期だも~ん」くらいの扱いをされているような気もしますが、カッコいいよね~。

ウェイン・ショーターが持ち込んだ尖った知的な音楽性に、リー・モーガンのあんまり知的ではない鋭いラッパって、実はとっても合ってたと思いますね。この時期では「A Night In Tunisia」(1960)の方が有名盤ですが、メーター振り切らんバカリのハイテンション振りではコチラが上か?

当然ですが、ブレイキーのドラムも煽りまくり!
モダン・ジャズってカッコいいね~!
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いつもポケットにルパン

2005-08-17 07:40:51 | Jazz / Cross Over
You & The Explosion Band(大野雄二)
「Original Soundtrack From Lupin III」(1978)

数多くのルパンものがリリースされていますが、やっぱ、ココからっしょ!
随所にセリフも入っているし・・・。(むぅ・・・。)

まぁ、セリフはトモカク、このライト感覚なクロスオーヴァー・サウンドは、やっぱ、格好イーネッ!
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女になればいい?

2005-08-16 23:59:19 | 日本のロック・ポップス
吉田拓郎
「ひまわり」(1989)

イッパシの成功を経験した男どもへの強烈な一発。
中途半端な成功にアグラをかいて、アグレッシブな心を忘れた者ども、を焚き付ける、ニガ過ぎる一曲。

タイトル曲の「ひまわり」。
この一曲があるから、ワタシは基本的に吉田拓郎を信用している。

凄いコトバが次から次へと出てくる。
19歳で初めてこの曲を聴いた時には分からなかった深さが、今なら分かる。

「使い古し 赤くさびついた言葉で まだ 時を器用に あやつれるつもりさ」
「まるで 少女の長い髪とたわむれる 毒のない花には なれるだろう」
「ただ偶然のような 外の景色と 降りそうな 雨のせいで そこに居るだけ」
「こだわりだけは 残したままの 抜けがらになれそうで 幸福だね」

凄いっショ?
「ナニやってんだテメェ!過去の栄光なんて糞喰らえだ!今、オマエが動き始めろ!」って、絶叫しているようなモンでしょ!
その上で、イッパシのオトコに向かって、

何にもしねェんなら「女になればいい 愛されるのを 待てばいい」だって!

モノ凄いイヤミだ。
でも、これが、他人に向けた未責任なイヤミではなく、自分に向けた言葉だとしたら、それは、凄い勇気だと思うんです。
80年代に於いては(ましてや、バブル期の80年代末には)「吉田拓郎」って、大御所だけど過去の人ってイメージでしたからね。「大御所なんて座は要らねェっ!!!」て、42歳の吉田拓郎はそれをやったんです。凄い。

という事で、この後、吉田拓郎はどうなったんでしょうか?
まぁ、ワタクシは熱心な拓郎ファンではないので、ツブサには知りませんが、確かにこの頃から、「過去のヒト」を脱していったような気がします。

ま、イイヤ。
ワタクシには珍しく、詞の方をメインに紹介してしまいました。

それでデスね、このアルバム、実はサウンドがイイんです。
そもそも、19歳のワタクシは、このアルバム、コンビニで掛かっていたBGMで聞きつけたんですから、詞なんか後から知ったって事です。

おおよそ、吉田拓郎のイメージからは、かけ離れた、サウンド。
ハイ。打ち込みメインです。
浦田恵司、なんて名前も見えますね。

でも意外な事に、こんなサウンドながら全曲とも、アレンジは吉田拓郎本人です。
しかも、過去の代表曲の一つである「シンシア」をセルフ・カヴァーしていたりして、実は過去の吉田拓郎を葬るツモリが最初っからあったのかも知れませんね。

凄いアルバムですよ。
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魔法のホソノ箱

2005-08-16 07:18:15 | 日本のロック・ポップス
細野晴臣
「Hosono Box 1969-2000」(2000)

やっぱ、このヒト、オカシイです。
ホモ・サピエンスのレヴェルを超えてイマス。
コレが証拠の品デス。
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バーズは脳で聴け!(・・・当たり前か。)

2005-08-15 22:33:22 | West Coast Rock
バーズで一番好きなのがコレ。

ザ・バーズ(The Byrds)
「Fifth Dimension」(1966)

実はビートルズにインド音楽を教えたの、バーズだったって知ってました?

まぁ、そんな事で、とってもトンガッたバンドのトンガッた音楽ですね。
サイケデリックのハシリ。
肉体より脳髄を直撃するオンガク!

才能が開花したデヴィッド・クロスビー(David Crosby)がトニカク目立ちます。
曲も凄いし、ボーカルも凄い。
鬼気迫る!
このヒト、天才ね。基地外の一歩手前。
(「Hey Joe」のボーカル、メチャクチャ凄いデス!!!)

そのクロスビーは、開花した挙げ句、68年にはリーダーのジム・マッギン(Jim McGuinn)に「邪魔だ!」とバカリに"ポイ"っと捨てられてしまいますが(語弊かなりアリ)、まぁ、そんな事があったからこそ、CS&Nが生まれたと思えば、ま、運命だねぇ。

曲は「5D(Fifth Dimension)」だとか「Eight Miles High」(←コレもまたカッコええ~)だとか、いかにもクスリで~す、というタイトルのシングルヒットもあり、ジャケット見ても分かるように、なんかマトモ(日常)じゃありません。

目眩のようにチカチカいって日常をブチコワス12弦ギターやら、美しいと言うよりやはりトンガッたコーラスやら、やはり、魂を肉体から遊離させるべく暗躍するストリングスやら、トニカク家庭団欒にはゼッタイに合いませんので覚悟して下さい。
曲そのものも、ところドコロ、コードを無視したメロディが現れマスしね。

次作の「Younger Than Yesterday」もスゴイのよね~。
クロスビー凄い!バーズ偉い!モチロン、マッギンも偉いよ~!

じゃ、また明日!!!
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ラフォーレでブーガルー!!!

2005-08-15 21:06:32 | オンガク道
たまには日記っぽい事も書いてみるべかネ!
(オレの日記は面白くないよ~!!!時系列も追わないヨ~だ!!!)

昨日(日記なのにイキナリ「昨日」かよ・・・)、原宿はラフォーレのエントランスの特設ステージにて演奏して参りました!
(バンド名は、当ブログのBookmark見れば分かる仕掛けになってますん!ソッチからバンドHPの方も訪問してクダサイ!)

ステージは屋外でゴザイマス!
8月中旬の暑っつい盛りに、衣装はシッカリとスーツでございます!省エネ・ルックでもクール・ビズでもありません!裏地のしっかりした、確かな仕立てのスーツでございます!
死ぬかと思いましたね!
正確に言うと、死ぬかと思うと思ってましたね!
幸いにして、入り口から強力な冷房の冷気が出て来てくれるので、思ったより涼しく、「滝のように流れる汗が、目と口と鼻にズブズブ入って、目も見えず呼吸も不全となり、演奏不能」という事はちっとも無く、無事、ツツガナク終わりましたよ!

演奏自体は、およそ二ヶ月ぶりのライブで、リハもほぼ無かった割に、ノリは良くイケテタんじゃないでしょうか!
聴いて頂いた皆様には、それなりに楽しんで頂けていたように見えました!(こういうのってホッとしますのネ!)
夕方6時とは言え、あの暑っつい中、屋外で30分も聴いて頂いた方には、本当に感謝感謝でゴザイマスね!

さて、そういう昨日のハイライトは、何と言っても、演奏後に控え室で行われたテレビ取材が終了した瞬間に、背景に使っていた当バンドの販促用パネルが崩壊したコトですネ!
何かの暗示でしょうか?
大丈夫かナノか、ワシら?

まぁ、そういう一日の流れがゴザイマシテ、帰りは原宿から渋谷のタワレコに、あチョイト寄って、クラーク=ボラーン・ビッグ・バンド(Kenny Clarke-Francy Boland Big Band)のCDをゲトして来たと言う次第!
(イキナリ変なトコロに転調して終わる文章だな、コリャ)

以上、文責はベースのイケダでしたとサ。
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昨日買ったのはコレ

2005-08-15 07:54:45 | Jazz / Cross Over
ケニー・クラーク=フランシー・ボラーン・ビッグ・バンド(Kenny Clarke-Francy Boland Big Band)
「Off Limits」(1970)

音楽性に幅のあるバンドだなぁ。

このバンドは、ヨーロッパっぽい香りと、豪快なスウィング感の両方があって好きなビッグ・バンドなんですけど、これは、当時のマイルス(Miles Davis)の音楽に影響されたかのような部分が多分にあるように感じました。
結構、辛口な印象。
フランシー・ボラーンのアレンジがかなりエグいです。
冒頭から強力で強烈なリフが炸裂します。
カッコいい・・・。

プログレ好きもコレ、行けるんじゃないッスかね。

今日のトコロ、まだ一聴した印象でしかないので、また今度書きます。

では!
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いつもポケットにジョビン

2005-08-15 00:06:14 | Brazil
涼しいジャケット・シリーズ。

アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)
「Wave」(1967)

最初はただのBGMに聴こえてもイイんです。
とにかく聴きまくりましょう。
天国が見えてきます。
(サンズの川は見えません。)
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ラテン・ソウル系コンピの超有名盤

2005-08-14 10:25:43 | LatinSoul / LatinRock
細々つづくコンピレーション・シリーズ。

V.A.
「Nu Yorica!」

これ、ラテン・ソウル系コンピの超有名盤。
1970年~1977年までの音源をコンパイル。
タイトル通りNY生まれのラテン・ソウル~ラテン・ファンク系が中心。
ココにも開いてるラテン地獄への入り口。
ぜひとも来てね!よろしくドーゾ!
(詳しくはまた書きま~す)
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酒と泪とジャズとマンボと貴方と夜と音楽と。

2005-08-13 22:08:38 | Latin Jazz
ラテン野郎
「Latin Yaro」(1995)

当時、まだ解散前だったオルケスタ・デ・ラ・ルス(Orquesta De La Luz)のトランぺッターだった福本佳仁サンが結成した3管編成のラテン・ジャズ・コンボ。そのファースト・アルバムがこれです。

ニッポンで、このようなオーセンティックなラテン・ジャズ・コンボがメジャーからアルバムを発表するってのは(ポニー・キャニオンっスよ)、画期的だったような気がします。
メジャーから発売されたアコースティックなラテン・ジャズ・コンボと言えば、"Spice"などの企画物はありましたけど、ラテン野郎はレギュラー・コンボで、ライブも積極的にやってましたからね。
偉い!と言いたい。
ワタシモ、当時新大久保にあったSOMEDAYとかに結構聴きに行ったモンです。

音の方は、奇を衒わない、シンプルなラテン・ジャズ。
熱いリズムセクションのグルーヴに乗って、スリリングなホーンのソロが踊る、という事で、あくまでも正統派の音。
あったり前ですが根っこにマンボがあってジャズがある。
少なくともワタシが知る限り、ニッポンでラテンをやっているプレイヤーはジャズを通過して来ていますし、現在進行形で、ジャズ活動をしていたりもします。
メンバーも、デラルスやデルソル(Orquesta Del Sol)などから集まったツワモノ揃い。中路英明、今尾敏道、美座良彦、平田文一、伊藤寛康、鈴木義郎、佐藤英樹!!!(恐縮ですが敬称略ッス!押忍!!!)
という事ですので、ぜひ、ジャズ・ファンにも聴いて頂きたいもんです。

曲は、超ベタなスタンダードを4曲と、オリジナルが6曲。
ニッポンにおいてラテン・ジャズをやるなら、これくらいのバランスが丁度イイんでしょうね。
熱く燃えるスタンダードの演奏もイイんですが、オリジナルの粋な演奏にアタクシは、1ラウンド、2分59秒、TKO負けを喫したのでアリマシタ。

押忍!!!
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ポップで美しいが変拍子があるからプログレだな?

2005-08-13 10:46:12 | Rock / Pop
ポップ級プログレ王者の3作目。

アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)
「Pyramid」(1978)

ピラミッドを題材に取り、ドラマチックに聴かせる。
壮大なオーケストレーションがある!
もちろん変拍子もある!
これは間違いなくプログレっしょ。

しか~し、プログレなのに、ポップで美しいという、これこそがアラン・パーソンズ・プロジェクトの真骨頂!!!

イチ押しは、変態ポップスの「Pyramania」(ピラミッド狂)。コレは実に個性的。
西洋離れしたメロディ(と言って本格的にエジプトって訳でもないと思うが)が見事にヒネクレ系ポップ・ロックになってマス。たまら~ん!
3分にも満たない小曲ながら聴く価値アリ!

また、アラン・パーソンズ・プロジェクトの看板の一つでもある宇宙系ポップ・インスト曲も当然やっていて(「Hyper-Gamma-Spaces」ってタイトルが「イカニモ」でゴザイマスね)、これは当然、フツウにカッコよろし。

そして、もう一個の看板、バラード。
「Shadow Of A Lonely Man」(孤独な男の影)。
残念ながら、また鳥肌が立ってしもた。

改めていいアルバムだと思いましたワ。
聴イテネ!聴イテネ!
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ドン・ヘンリーは絶好調。

2005-08-12 23:17:03 | West Coast Rock
イーグルス(Eagles)
「The Long Run」(1979)

「ホテル・カリフォルニア」(1976)の次に聴くべきイーグルスのアルバムは?

と聴かれたら、絶対に勧めないアルバムです。
素晴らしく売れましたが、どう考えてもイーグルスの6枚のオリジナル・アルバムの中では最下位にランクされるアルバムです。

曲は、意外に悪くないんです。
「The Long Run」、「I Can't Tell You Why」(言い出せなくて)、「In The City」、「Those Shoes」、「The Sad Cafe」。
こう並べてみても、ファースト・アルバムや「On The Border」と比べて落ちるとは思えない。
悪いのは演奏(ヘタ、という意味ではナイ)とアレンジ。あと、音の録り方。
覇気がない。考え過ぎ。そして、煮詰まり過ぎ。
そんな状態がストレートに伝わってくる。勿体ない。

では、聴き所は?
と言うと、それは何と言ってもドン・ヘンリー(Don Henley)のボーカル。
彼のボーカルに関しては、ハッキリ言って絶好調。
「Disco Strangler」や「Those Shoes」でのアブラの乗り切ったボーカルは、イーグルス時代では最高の出来。
ハードでヘヴィなギターをバックに、高めのキーで歌うドン・ヘンリーの声は、どんな不感症の人間でも鳥肌が立つくらい、色気がある。実にカッコいい。
「渋いバラードのボーカリスト」、じゃないんです、実は。
ワタクシは、男性ロック・ボーカリストでは、誰を置いても、ドン・ヘンリーが一番好きなんですが、その、最高の歌を聴けるアルバムという事で、「The Long Run」は、いつかは聴いて頂きたいアルバムです。

今日は、「聴けぇー!」とか「スゲェー!」とか言いません。
何とか頑張って(飽きずに)ココまで辿り着いてね~!
と言っときます。
ぃよろしくぅね~!
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「Give Me Up」をあきらめない

2005-08-12 07:53:11 | Soul / Funk / Dance
三年ほど前、マイケル・フォーチュナティ(Michael Fortunati)の、あの悶絶キラーチューン!「Give Me Up」(1986)を聴きたくて、アチコチ探した結果、全然売ってなくって、そうこうしている内に発売されたのがコレ。

V.A.
「Disco Party!」(2002)

ここ数年、レコード業界がドエライ勢いで出している、アマタあるコンピの一つ。
ここに「Give Me Up」がメデタク収録されました。
普段、この手はあまり買いませんが、コレは仕方なかったな~。

ま、内容的には十分楽しめました。
KC & The Sunshine BandからPaul Lekakisまでというトッ散らかり方には「むむむむむ」と唸りましたが。
(そして何故このタイトルでDuran Duranが?とも思いましたがねェ。)

という事で、「Give Me Up」はやっぱり最高。
ココロの琴線を突きまくるメロと、なんてこた~ないリズムアレンジがたまりません。イントロから「タリラ、タリラ」と実にイイです。

最高ですか~?
最高で~し。

さぁ~て、次はBabeのヴァージョンで探すか。
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ブーガルーのピラミッド

2005-08-12 00:53:05 | LatinSoul / LatinRock
レイ・バレット(Ray Barretto)
「Acid」(1967)

執拗に、狂ったように吠え、空(闇夜ですな)を切り裂くラッパ。
呪術的なまでに黒くて粘っこく、時に凶暴なピアノ。
黒いシンコペーションで全ての聴き手の神経を麻痺させるベース。
アフロでありジャングルであり、ニューヨークであり摩天楼であるパーカッション。
そして、ソウルなボーカル。

硬派。
どう聴いたって甘くない。
クール過ぎ。カッコ良過ぎ。

ここには、ソウルがあり、ジャズがあり、ファンクがあり、アフロがあり、ロックがあり、マンボがある。

これらが渾然一体となった、サウンド。
カッコ良過ぎる。
真っ赤なジャケットの内側で燃える、熱過ぎる青白い炎って感じでショウカ?
正に、ラテン・ブーガルーの金字塔。
コレ聴かずしてブーガルーは語れまい。

いや、語る必要なんかナイから、この、60年代最高のニューヨーク・ラテン、ぜひ一度は聴いて頂きたい。
コレを聴けばラテンって、カッコいいって分かるんだモ~ん!!!
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