Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

ラロ・シフリンが操る107本の糸。

2009-05-09 10:25:26 | Brazil

ラロ・シフリン(Lalo Schifrin)
『Piano Strings And Bossa Nova』(1963)

この、どっから聴いても「60年代なストリングス」のサウンドがサイコー!
オーディオじゃなくて「ステレオ」から鳴り響いて欲しいサウンドです。
あるいは、日曜午前11時に床屋のエフエムから聞こえて欲しいサウンドかもしれない。
渋~い男声ナレーションに合う、これこそがオトナのサウンドかもしれない。
砂糖を二杯入れたコーヒーに合うサウンドかもしれない。
若いヤツに聴かせたら8割のヤツが「ダサイ」と感じるサウンドかもしれない。
しかし、ソレこそが、音楽野郎かどうかを分けるフルイなのかもしれない。

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エリス・レジーナ『Elis Regina In London』(1969) その2!

2008-04-14 21:08:40 | Brazil
エリス・レジーナ(Elis Regina)
『Elis Regina In London』(1969)

前にも一回書いたことがありますが、このアルバムは、ワタシにとって確実にベスト10に入るアルバムです。どエライええでぇ~。

で、汲めども尽きぬ魅力の泉っつーか、ま、何回聴いてもサイコーなので、その魅力を語っちまいたいトコロなんスが、まぁ、アタシャ、O型なので、インプレとかレビューに向かない体質でねぇ、しゃーねーからトリトメのないコトを書いたりします。

で、今日言いたいのは、まず、ストリングスの響き。
このバタ臭さがサイコーです。
ほんで、バタ臭いっつのは、バタヤン臭い(田端義夫)と言うコトではなくって(←当たり前だ)、否定的なニュアンスを帯びつつ「西洋臭い」という意味で使うコトバであるワケですが、アタクシとしては、良いニュアンスを持って西洋臭いという意味で使ってみました。で、エリス・レジーナはブラジリアンなので、これ、西洋臭いと言うのはどうかと思いますがね、コレ、やっぱり60年代のヨーロッパの映画音楽とかと通じる響きだと思いますね。70年代以降のモノや、和もので聴ける響きとは違ってる気がする。聴いて納得して欲しいね~。ある種のシナモン・テイストではありましょう。

更に、このアルバム聴いてブッ飛ばされるのは、ハイ・テンポの曲に於けるベースのウネリの凄まじさ。個人的には、このコード進行からこのベースラインは出せねぇ。ワタシの中には無いラインなのデスよ。ワタシのベースとの、違いはウネリのサイズと深さ。サイズ的には、ワタシの方が大きめなサイズでのウネリの周期を作ってると思いますが、コチラのベースはかなり細かいウネリの繰り返し。ただ、その細かいウネリが、連なってさらに大きなウネリを作ってるんスよね。で、その遠心力のスッゲぇーコトよ!ホントに、カッコええで~!!!

ん~、最高だ。

あと、ジョビンの「Wave」のカヴァーが入ってるンすけど、この曲におけるエリス・レジーナのヴォーカルの「崩し」は、相当に見事。この縦横無尽さは「40年代のチャーリー・パーカーの魂がココに乗り移ったのか?」とか思うほど。歌に楽曲の「ガイド」を求めるヒトは、何が何だか分からなくなるでしょうな~。とにかくスリリング。

ん~、トリトメねー記事になりましたなぁ。

ま、聴きましょう!

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エリス・レジーナで聴く60年代ストリングスの音。

2007-12-22 11:32:19 | Brazil
冬に暖房の効いた部屋でアイスクリームを食べるのが好き、と言うヒトも居ますけど、ワタクシ、今日は、冬なのにブラジルの音楽を聴いております。暖房は効いておりません。寒いです。

エリス・レジーナ(Elis Regina)
『Como & Porque』(1969)

音楽的にも別に、夏っぽくはナイですね。
結構、北風吹いてます。

ストリングスの音が、実に、60年代の音です。
特に7曲目の「O Barquinho」のストリングス。
「ポップ・ミュージックの60年代のストリングスの音」が聴きたかったら、コレで間違いアリマセン。
このアルバム、そこが聴き所ってワケじゃありませんけどね。

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『Elis Regina In London』!!!!!

2006-05-22 22:37:42 | Brazil
エリス・レジーナ(Elis Regina)
「Elis Regina In London」(1969)

スンばらし過ぎて、言う事ナシ。
コレは聴かないと人生の損デス。

何というグルーヴ!
何という疾走感!
それなのに、何というエレガンス!

もっかい書いときますが、コレ、聴かないと人生の損デス。
一発で、我がジンセイのベスト10アルバムに入りました。

パタートはまた明日!

ぢゃッ!
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トム・ジョビンの命日でもあるよ。

2005-12-08 20:26:22 | Brazil
ジョビンの命日でもあります。

という訳で今日はコレを聴くのであります。

「Antonio Carlos Jobim / Jazz Masters」

要するにベスト盤。
レーベルはヴァーヴです。

やっぱジョビンの曲はイイですね。
改めてハマリそうです。
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いつもポケットにジョビン

2005-08-15 00:06:14 | Brazil
涼しいジャケット・シリーズ。

アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)
「Wave」(1967)

最初はただのBGMに聴こえてもイイんです。
とにかく聴きまくりましょう。
天国が見えてきます。
(サンズの川は見えません。)
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ブラジルに君臨した最高のグルーヴ・マスターだべ?

2005-07-03 23:21:33 | Brazil
エリス・レジーナ(Elis Regina)
「Elis」(1982)

ブラジル音楽には疎いので、このアルバムがどういう評価をされているのか、サッパリ知りませんが、ワタクシにとっては、ウルトラ級のマスターピースでゴザイマス。

エリス・レジーナという方は、ほんとに自由自在に声を操る女王だと、当方、嘆息している次第でアリマスが、このボーカルでまず間違いなく空を飛べます。
時代的にはフュージョンというモノがゴザイマして、サウンド的にはそこら辺からの影響もあるように感じます。という事で、アコースティック基調ではなくエレクトリック基調です。ただし、デジタルリズムではなく、あくまでも人力演奏。そして、この演奏も見事にタイト。

曲調は、グルーヴィーなものからシットリ系までアリマスがどちらも流石に聴かせて下さいマス。
個人的には、冒頭の「Sai Dessa」を始めとする、グルーヴ系の楽曲に最初は強烈に惹かれました。
硬質な音のエレキピアノ、16で刻むギターのカッティング(アコースティックギターとエレクトリックギターの絡みが絶妙!)、音空間を拡げるパーカッション。
そして、自由自在のレジーナ女王!
ブラジルに君臨した最高のグルーヴ・マスター!(そうだべ?多分。)
聴かずに死ねるか、もったいない!

という事でゴザイマスが、スローな曲の素晴らしさも、また筆舌に尽くしがたい。

悪いコト言わねーから、聴いときまショーね、これ。
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