Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

シマロンの薔薇はスルメっぽいの。

2005-08-24 22:29:15 | West Coast Rock
ポコ(Poco)
「Rose Of Cimarron」(1976)

タイトル曲の「シマロンの薔薇」がサイコー!
カントリー・ロックというヤツでゴザイマスが、かなり洗練されたカントリー・ロック。カントリー・ロックを初めて聴く人は「ドコが洗練じゃ~?」と思うかもしれませんが、コレは「洗練」で間違いアリマセン。よろしく。

さて、この曲、穏やかな曲調で、特に山場がある訳でもなく淡々と進行するんですが、コレが全く飽きない。深いアジワイって奴なのでしょうか。間違いなく最高のスルメ・ソングの一つです。よろしく。(変な褒め方だ。)

澄んだギターのアンサンブルに、見事なコーラス。ポコですので、コレはどうしたって間違いない。最高です。
後半はそこに、ストリングスが被って来まして、これがまた実にイイんです。普通、バラードじゃない曲に、オーソドックスなストリングスが被ってくると、途端に、ヘッポコBGMサウンドになりますが、これは空間をイッキに移動する魔術的ストリングスです。マチガイ無く、馬デブり天高き、という秋の高い空のような空がやって来ます。しかも強めの風まで吹いてやがりマス。見事だ。フツーのストリングス・アレンジなんですけどねぇ、聴いていると。(ヴォイシングのオープン加減にヒミツありか、とも思うけどねぇ、そんなに変わったコトしてないよねぇ。)

という、この曲ですが、一個一個のパーツはギターもコーラスもストリングスも多分全部オーソドックス。でも全体が集まるとスペシャル化するというフシギ。見事な一曲。「シマロンの薔薇」!

唯一オーソドックスでは無いのがエンディング。ストリングスとハーモニカが残る(ピアノとバンジョーが若干鳴っているが)と言うアレンジで、これは見事な余韻の残し方。最高。

まぁ、何回か「最高」と書きましたが、そういう一曲ですので、是非聴いて下さい。よろしくッス。
コメント (2)
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ファンキー・サルサにイチコロでダウンよ。

2005-08-24 21:23:26 | Salsa / New York Latin
ボビー・ヴァレンティン(Bobby Valentin)
「Rey Del Bajo」(1974)

クールなニューヨーク的佇まいと、お気楽ノリのカリブが見事に混在。
なんですが。
個人的にはニューヨーク的クール・ファンキー系サルサにイチコロよ、なのでありました。
こういうサルサからは、ニューヨーク・ラテンはジャズやソウルと物理的にも音楽的にも隣り合わせだという事を如実に感じ取れます。
ホーン・セクションでサックスが大活躍するのも、やはりジャズ的に都会感覚な感じがしますし、ピアノの、特にソロにおける和声はもっとハッキリと「ジャズ的」を感じると思います。ジャズ好きの友人にココラ辺を聴かせると、ピアノがカッコいいねぇ~、と大概シビレテ動かなくなります。(リズム的には、流石にラテンなのでもっとエグイ事をヤリマスが。)

しかし、かっこイーネっ!
特に好きなのが下記の二曲!
「Codazos」。クールに細かく刻むパーカッションに乗るダイナミックなホーンセクションと、ラッパやサックスのソロ。見事にクッキ~ン!ベース・ソロもかな~り痺れさせクレマス!
「Coco Seco」。ソウル・ラテン最高の一曲。ギターやドラムも入り、よりソウルなサウンド。大気圏離脱直前でスペイシー一歩手前のファンキー加減。最高。

そんな、スウィンギング・ファンキー・サルサ。貴方に捧げるアフロ・ヘアーとこの一枚。なモンで、よ~ろし~くね~。
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サルサの大看板、ウィリー・コローンはココから聴きこけ!

2005-08-24 07:52:27 | Salsa / New York Latin
サルサの大看板、ウィリー・コローン(Willie Colon)をまだ聴いた事がナイという不幸な人は、この初期ベスト盤あたりからドーゾ。

「Crime Pays」

発表年は正確には分かりませんが1972年だと思います。
1967年に17歳でデビューして、5年のキャリアを経てのベスト盤。
初期のウィリー・コローンの特徴であるゴツゴツ系ピアノやトロンボーン二本の荒っぽいアンサンブルが聴ける。ボーカルは当然エクトル・ラボー(Hector Lavoe)。
ゴリゴリしたサウンドに、ギラギラしたラボーのボーカル!
キレイにまとめたダンス・ホール・ミュージックには無い、ある意味ロック的なカッコよさ。
実によろし。

ちなみにジャケ写の赤い帽子のオトコがウィリー・コローン。とても、二十歳チョットには見えません。
老けづくりの研究にもドーゾ。ハイ。
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