Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

酒と泪とジャズとマンボと貴方と夜と音楽と。

2005-08-13 22:08:38 | Latin Jazz
ラテン野郎
「Latin Yaro」(1995)

当時、まだ解散前だったオルケスタ・デ・ラ・ルス(Orquesta De La Luz)のトランぺッターだった福本佳仁サンが結成した3管編成のラテン・ジャズ・コンボ。そのファースト・アルバムがこれです。

ニッポンで、このようなオーセンティックなラテン・ジャズ・コンボがメジャーからアルバムを発表するってのは(ポニー・キャニオンっスよ)、画期的だったような気がします。
メジャーから発売されたアコースティックなラテン・ジャズ・コンボと言えば、"Spice"などの企画物はありましたけど、ラテン野郎はレギュラー・コンボで、ライブも積極的にやってましたからね。
偉い!と言いたい。
ワタシモ、当時新大久保にあったSOMEDAYとかに結構聴きに行ったモンです。

音の方は、奇を衒わない、シンプルなラテン・ジャズ。
熱いリズムセクションのグルーヴに乗って、スリリングなホーンのソロが踊る、という事で、あくまでも正統派の音。
あったり前ですが根っこにマンボがあってジャズがある。
少なくともワタシが知る限り、ニッポンでラテンをやっているプレイヤーはジャズを通過して来ていますし、現在進行形で、ジャズ活動をしていたりもします。
メンバーも、デラルスやデルソル(Orquesta Del Sol)などから集まったツワモノ揃い。中路英明、今尾敏道、美座良彦、平田文一、伊藤寛康、鈴木義郎、佐藤英樹!!!(恐縮ですが敬称略ッス!押忍!!!)
という事ですので、ぜひ、ジャズ・ファンにも聴いて頂きたいもんです。

曲は、超ベタなスタンダードを4曲と、オリジナルが6曲。
ニッポンにおいてラテン・ジャズをやるなら、これくらいのバランスが丁度イイんでしょうね。
熱く燃えるスタンダードの演奏もイイんですが、オリジナルの粋な演奏にアタクシは、1ラウンド、2分59秒、TKO負けを喫したのでアリマシタ。

押忍!!!
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ポップで美しいが変拍子があるからプログレだな?

2005-08-13 10:46:12 | Rock / Pop
ポップ級プログレ王者の3作目。

アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)
「Pyramid」(1978)

ピラミッドを題材に取り、ドラマチックに聴かせる。
壮大なオーケストレーションがある!
もちろん変拍子もある!
これは間違いなくプログレっしょ。

しか~し、プログレなのに、ポップで美しいという、これこそがアラン・パーソンズ・プロジェクトの真骨頂!!!

イチ押しは、変態ポップスの「Pyramania」(ピラミッド狂)。コレは実に個性的。
西洋離れしたメロディ(と言って本格的にエジプトって訳でもないと思うが)が見事にヒネクレ系ポップ・ロックになってマス。たまら~ん!
3分にも満たない小曲ながら聴く価値アリ!

また、アラン・パーソンズ・プロジェクトの看板の一つでもある宇宙系ポップ・インスト曲も当然やっていて(「Hyper-Gamma-Spaces」ってタイトルが「イカニモ」でゴザイマスね)、これは当然、フツウにカッコよろし。

そして、もう一個の看板、バラード。
「Shadow Of A Lonely Man」(孤独な男の影)。
残念ながら、また鳥肌が立ってしもた。

改めていいアルバムだと思いましたワ。
聴イテネ!聴イテネ!
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