Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

ジョー・バターンのボーカルの神髄が聴ける。

2005-08-26 23:42:35 | LatinSoul / LatinRock
ジョー・バターン(Joe Bataan)
「Afrofilipino」(1975)

コレもまた、ジョー・バターンを代表する一枚。
ナニシロ、ジョー・バターンを代表する一枚は10枚くらいあるのでタイヘンなんですが、個人的に実は、この頃のジョー・バターンの声が一番好きかもしれない、という事でありまして、でも、冗談は抜きで、サウンド的にも実にカッコよくて、その上、最高にドライヴして、切ないジョー・バターンのボーカルの神髄が聴けるアルバムなので、ジャケットが少しくらい、ナンダコリャであっても、そこは愛を持ってぇ、買ってしまえば、あのぉ、何と言うかぁ、テンゴクが待ってるのぉ。

異常な文章で恐縮ですが、この頃のジョー・バターンはボーカリストとして本当に最高にノッテいる時期だと思います。冒頭の「Chico And The Man」の色気、スゴイよ。重箱のスミをツツクように褒めると、2分17秒アタリの声のカスレ具合が、また絶妙。(アホっぽくてスマン。でも、ほんとにイイのよ、ココ。)この曲と「Ordinary Guy」の為だけに買っても、全然損はしない。「Ordinary Guy」、最高。コレ聴いて何も感じないヤツは、オレ、信じない。

と、思って今、また聴きながら書いてますが、ヤッパ、他の曲もイイわ。
タイトでグルーヴィーなのは当然として、リズムがシナヤカなのね。
そして、やっぱ、この声!!!
宇宙の宝でゴザイマス。

ちなみに、ジョー・バターンのボーカルの良さが、ワカラナイ人には、何故かワカラナイらしく、逆にワタシにはソコがワカラナイ。が、何となくワカルのは、要はこの人の声が、機械的な声じゃないからダ、と思っています。前も書きましたが、倍音豊かなのよ、この声。だから、色んな音程を含んだ声になるんです。そこが、ワカラナイ人には音程ボヤケテ聴こえてるんだろうな、と推測しております。
猶デスネ。この際、大物の威を借りますけどぉ、ヒトによっては、ジョー・バターンとオーティス・レディングを同列に置くヒトも居るくらいナノヨ。いい加減に理解してクゥダサァイよぉ~。(←ペリーの声で読んで下さい)
ちなみに、同列に置いてるヒトって、ワタシじゃないですよ。ワタシは同列には置かないから。ジョー・バターンを上に置くから。・・・マジよ!

念を入れて、ハッタリもカマシテおきますが、このアルバムは演奏ビトも凄い。
行くよ!
リチャード・ティー(Richard Tee)!
ゴードン・エドワーズ(Gordon Edwards)!
コーネル・デュプリー(Cornell Dupree)!
って、コリャ、スタッフ(Stuff)ジャン!

もイッチョ!
デヴィッド・サンボーン(David Sanborn)!
ランディ・ブレッカー(Randy Brecker)!
って、コリャ、ブレッカー・ブラザーズ(Brecker Brothers)ジャン!
(聴かせドコロはナイけど・・・。)

というハッタリでございましたが、ツウの為にモウイッチョ。
ジョン・ファディス(Jon Fadis)!!!
・・・。どぉ?

行数稼いでナニが言いたいのかとイイマスと、この時期のこのメンツで、バックの音もワルイ訳ナイデショっていうコトです。まぁ、そういうコトで、隙のないアルバムなのよ。聴きたくなったっしょ?
でも、結局、聴いて印象に残るのは、ジョー・バターンのウルトラ・ミラクル・スペシャル・トレビヤ~ン・ボイスのサボール加減!!!
多分、天国でも、これ、ヘビロテされていると思います。乗り遅れないように、今のウチから聴いておくべぇ~。(何しろ、今在位中の神サマは、ニューヨリカンらしい・・・。ただし、コノ情報をくれた人は、最近マリリン・モンローを新宿で見たという程のヒトなので、情報的には、少々不安でアリマス。)

※ 勘違いすると困るので言っておきますが、ジョー・バターンはまだ現役活動中の地上のヒトです!
コメント
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