Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

コレがソイツだ。

2009-05-02 09:31:43 | Latin American Music

ロリータ・デ・ラ・コリーナ(Lolita De La Colina)
『Que Mas Te Puedo Dar』(1974)

このヒトについての情報は、日本語ではほとんど検索できなひ。
YouTubeなんかで映像を探すと、このヒトの映像より、
このヒトの作った曲を別のシンガーが歌っているのが、タクサン出て来ますが、
このヒト自体は、よく分かりません。
んで、そこに付いてるコメントはほとんどスペイン語ばっかりです。

で、どうも、メヒコのヒトらしいです。

それで、ちょっと納得が行ったのデス。

何にかと言うとですね。
ワタシがただ一枚所有しているこのメヒコ人のCDのですね。
サルサ~ラテンソウル的に豪華なメンツを従えて作成されたアルバムの、
その割に、ベタベタな歌謡曲っぷりっつモノがです。

ん~、そうか~、メヒコだったのか~。
ん~、なんとなく、分かる気も、いや、分からんか。

で、このジャケ写真のアルバムは所有してません。
iTunesStoreから、2曲だけDL購入しました。
アルバムは当然ですが、全体的には、ちあきなおみです。

ただ、どうも、このヒトは、ちあきなおみに、洒落モノを紛れ込ませるのが
得意らしくて、どことなくパツヨロ的なにほひのするヤツが2曲ほど入ってて、
コレが気に入りました。

「Pienso」「Dos Personas Diferentes」という2曲。

Lolita De La Colina - Que Mas Te Puedo Dar - Pienso ←コレがソイツだ。

まぁ、ワタシが気に入る要素としては、「メジャー7th」「エレピ」「ストリングス」
「コンガ」「ギターの細かい刻み」「フルート」とほぼ揃えて頂いておりますので、
お約束通り、ハイ、やられましたデス。

ってか、コレ、実は結構チャーリー宮毛的ではね~べか。

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「ピエ~ル」なのに「サルサ」かよ、の巻。

2009-02-07 07:39:30 | Latin American Music

ピエール・マイゼロワ(Pierre Maizeroi)
『Salsa』(1979)

まぁ、渋谷タワレコの仰せに従って買った訳ですが、
いや、見事に、またしても「大当り」でした。

もちろん、こんなピエ~ルさんなんて、アタシャ知りませんよ。

このピエ~ル氏、マルティニークのヒトだそうで、
つまり、フレンチ・カリビアンってコトなんですが、
マルティニークなら、マラヴォワ(Malavoi)とか、
カッサヴ(Kassav)とかがすぐに思い出されますね。
ピエ~ル氏のこのアルバムは、音楽的にはマラヴォワ寄りだと思います。
と言っても、生弦とか入ってませんし、あそこまで典雅な音楽ではなく、
もっと、アッサリした感じ。

ハッキリ言って、1曲目「Leve Leve」がスバラシ過ぎ。
サルサから毒を抜いて、哀愁はしっかり残し、
爽やか系の風で湿気を抜き去り、少々のサンバを降りかける。
その結果、こんなキラーチュンが出来ました!!!
って感じですね。(結果的には、全然「サルサ」じゃないデス。)

この感じをコトバで表現するとデスね。
「南の島の木陰を、熱く乾いた、でも、涼しい風が駆け抜けて、
 私の深い悲しみを癒してくれるのです」系キラーチューン!
・・・です。
もう、実にスバラシイ音楽です。見事です。
「爽やか哀愁」路線では最高の音楽ではナイでしょうか。
ん~、波の音まで聴こえて来そうだ、く~っ!

楽器的に言いますと、キラキラしたアコースティック・ギターと
まろやかなフェンダー・ローズのコンビネーションが最高ですね。
そこに、細かなシンコペを複層的に重ねたパーカッションのグルーブが来ます。
ベースは、キューバ系のラテンと異なり淡々とオモテを弾きます。
キューバ系はオモテを弾かないコトで、デカいシンコペを作りますが、
こちらは、シンコペによるウネリ作りはベースが担当しないンですね。
そこら辺は、ブラジル系に近いような気がします。
(ブラジル系については、ワタシはあんまり詳しくないので、
 それが、正しいかどうかは分かりませんが。)
ピエール氏のヴォーカルも汗臭さは一切なく、実に爽やかでアリマス。
その上、爽やかなのに青クササもありません。

「Leve Leve」というこの一曲の為に買ってよいアルバムだと思います。

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   押して下さい。(・・・いや、指でじゃなくって。)
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史上最高のコンゲーロが逝った。

2008-01-16 23:42:49 | Latin American Music
puente_palmieriさんの『研究しないで音楽聴く日々』で知りました。
カルロス・パタート・バルデス(Carlos "Patato" Valdes)大師匠が昨年12月の初旬に亡くなっていたそうです。

ワタシが一番好きなコンガ奏者。
最高のコンゲーロでした。
ワタシにとっては、神に近い存在でした。

何が素晴らしいって、あの小さなカラダで、信じられないほど豊かな倍音を伴った、芳醇な響きを、コンガと言う単純な楽器から引き出し続けたコト。

本当に、パタート師のコンガは、響きの懐が深いというか、柔らかくて、奥行きがあって、輪郭がハッキリしてるんです。名人中の名人。達人中の達人でした。

ジャズを聴く人ならケニー・ドーハム(Kenny Dorham)の『Afro-Cuban』(1955)と言うアルバムをご存知かと思いますが、あそこで「POTATO VALDES」とクレジットされているのがパタート師匠ですね。久しぶりに聴いてみましたけど、あの、音の悪い50年代のブルーノートの音でもパタート師匠の音色は豊かです。流石という他ありません。

年齢が年齢だけに、その死はショックではありません。(享年81歳)
ただ、寂し過ぎるっス。

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メレンゲと大腿直筋。

2007-11-10 16:35:16 | Latin American Music
人として生まれたからには、時には、クッダラねぇメレンゲのコンピを聴かねばなるまい。そうだ!クッダラねぇメレンゲのコンピを聴こう!本日、そう思い立ちまして、クッダラねぇメレンゲのコンピを二枚ガサゴソと出して来ました。どっちも、10年くらい前に買ってロクに聴いていないCDであります。

最初はコレ。

V.A.
『100% Merengue』(1997)

確か、サルサを聴き始めて数ヶ月の頃、サルサの親戚で、「ちょっと脳は薄そうだけど、何だか元気そうなヤツ」という印象だったメレンゲというヤツとも、一応お知り合いになっておこう、と思って買ったンです。で、一回聴いて、あとは多分、ロクに聴きませんでした。
メレンゲをロクに聴かなくなったのは、コレが、二拍子であるというコトと、あと、その二拍子を演出する基盤をベースが担っているという事にアリマス。要するに、ワタシ、二拍子キライなのね。

ま、ソレはそうとして、多分10年振りくらいに、聴きましたよ。1990年代のメレンゲのヒット曲(なの?)を14曲もブチこんだ、クッダラねぇメレンゲのコンピ。大体、メレンゲですからね、リズムが全部同じな訳で、しかも、タイトルが『100% Merengue』ですから、当然、混じりっけナシで同じのが続く。どうせ飽きる。やっぱクダラねぇな~。これだからメレンゲはよぉ~。

と、そんなコトになるのを予測していたのですが、ソレがアナタ、コレ、案外エエじゃないか。
各曲ともメロはキャッチーだし、突っ走るピアノは、ケロケロケロケロだし(←ココは可能な限り早口で読んで下さい。感じが出ます。・・・そうか?)、畳み掛けて、ぶわ~っと盛り上がるホーンは、コレ、やっぱりサルサと同様に、ハマれば正しい音楽的コーフンを提供してクダサイますし、メレンゲ特有のドコドコドコなパーカッション軍団アンサンブルも、腰を振り続けます。ん~、オカシイな、楽しいぞ。

と言う訳で、もう一枚のコンピ『Merenhits '96』に続く。(続かないかもしれない。60%の確率で。)

なお、自転車を漕ぐときのヴァ-チャルBGMとしては、サルサよりメレンゲの方が合います。二拍子だからデス。基本的に、1、2、1、2、だから、ペダリングとシンクロさせ易いっショ。これで、大腿直筋も発達するってモノですワ。
あ、そうか。
メレンゲがス~っとカラダに入って来るようになったのは、自転車に乗るようになったからか。(・・・そうか?)

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格さんとティト・プエンテと至高のマンボ。

2007-05-29 23:01:42 | Latin American Music
さて、ニューヨーク・ラテンを愛するワシとしては、口が裂けても言えなかったのデスが、実は、あのラテン・ゴッド、またはラテン界の黄門様、ティト・プエンテ(Tito Puente)御大と、ハポンのアクター、大和田伸也氏は同じ顔をしているのでアリマス。

では証拠を。

まず、御大。

かなり晩年の画像デスね。
映画『Calle 54』からのようですね。

続いてフェイマス・ジャパニーズ・アクター。


ホラっ。
同じ顔でしょ?

と、言うコトで、ラテン界の黄門様は、実は格さんと顔が同じだったのでアリマス。
あぁ、黄門様と格さんが同じとは、どういうコトなんでしょうか?
北沢豪氏と杉山愛女史が同じ顔だったコトに気が付いて以来の衝撃デス。

ま、ソレはそうとして、ティト・プエンテの至高のマンボを聴いて頂きたい。
曲は1960年の「Dancemania」。
なんだか、エイヴェックスのコンピみたいなタイトルですが、世界最高のオトナのダンス・ミュージックです。
とにかく、粋でクールで熱くてスリリング。
聴かんとイカンとです。

サウンドは、シャープなラッパ・セクションに、はち切れんばかりにブリブリなリード部隊、そんで、正確無比に高速で敷き詰めるパーカッションの絨毯。
スゴイっス。音楽だけでダンサーが華麗に回ってるのが見える。
実にカッコええ曲デス。
ワタシ、今のところ、コレを超えるマンボを聴いたコトはナイ。
(ま、そもそも、マンボ、そんなに聴いていはオリマセンがね。)



マンボという言葉は、どちらかと言うと、オマヌケ方面を向いた言葉として認知されていると存じてはオリマスが、マンボそのものは、ワキマエた大人が楽しむ、極めて洗練された音楽だと、これを聴いて、アナタもお知りなせぇ。

試聴されるのコトよろし。
↓↓↓↓↓↓↓
The Best of Dance Mania
Tito Puente
RCA International

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好きなジャケットその4。

2006-11-11 15:41:37 | Latin American Music


カルロス・パタート・ヴァルデス(Carlos "Patato" Valdes)
『Authority』(1976)

これも、ええジャケットですなぁ。
内容は、ルンバとソンです。
渋過ぎる内容なので、ディープなキューバ音楽ファン以外にはオススメしません。
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セニョール・ココナッツ(再)驚き&むはははは。

2006-08-03 07:09:30 | Latin American Music
ぇえ~、記事が消えましたので、もっかい書きます。
内容変わると思いますが・・・

さて、と。

セニョール・ココナッツ(Senor Coconut)
『Plays The Music Of Yellow Magic Orchestra』(2006)

企画としては、「ラテンのヒトがYMOをやってみました!」に見えますが、聴いてみると、ちと違う。「ラテンにしてみました」が正解。解体して再構築したような人工的ラテン。
「ラテンとはこういうモノ」という事を意識的にやって作ったような感じがします。だからかしらんけど、ドッチかというと、ラテン的なグルーヴより、テクノ的なグルーヴが支配的な感じがします。

まぁ、そんな事はドーデモいいですね。
とにかく、楽しめますぞ。

エライのは、中期~後期の曲が結構多いってコトですね。
初期の曲は、元々、「エキゾチック」路線でしたから、ラテンとかとの相性はイイって分かり切ってましたけど、このアルバムでは「Pure Jam」とか「Music Plans」とかやってますからね。
驚き&むはははは、です。

初期の曲は、逆にコッチの方が、まるで原曲みたいな感じ。
特に「Simoon」なんて、こういう音を仮想した上で、コンピュータ的にチャンキーしたのがYMO版(というか、本来の原曲)なんでしょう、とか思います。

あと、もう一つエライのが、原曲に出て来る細かいフレーズまで、ほとんど出て来るコト。「おぉ、この楽器に置き換えたか」です。ノイズ的なものまで楽器にしますからね。特に「Pure Jam」。オモロイです。

では、試聴はココからドーゾ。

セニョール・ココナッツ - プレイズYMO - シムーン [フィーチャリング マウス・オン・マーズ]



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ダンサブルなテクノ・ラテン。

2006-08-01 22:34:51 | Latin American Music
※なんか記事、消えちゃいましたね。
24時間くらいは読めたんですけどね。
読めたヒトはラッキーでしたね。
大した記事ではなかったですが。
(記 8/2 23:06 bugalu)


セニョール・ココナッツ - プレイズYMO - シムーン [フィーチャリング マウス・オン・マーズ]
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メタ観光ラテンでイエロウ・マジック。

2006-08-01 07:24:02 | Latin American Music
迷った挙げ句、購入に至っていなかったンですが、梅雨は明けるし、8月は来るし、で、iTMSで見つけてしまったから、買っちゃいました。

セニョールココナッツ(Senor Coconut)
『Plays The Music Of Yellow Magic Orchestra』(2006)



取り敢えず「Limbo」が最高!
感想は帰ってからね。

試聴はココから

 ↓↓↓

セニョール・ココナッツ - プレイズYMO



一日一回ココを!  
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パタートのリズムで宇宙に行こう。

2006-06-11 20:24:23 | Latin American Music
6月11日はグレゴリオ暦で年始から162日目(閏年では163日目)にあたり、年末まであと203日ある。(ウィキペディアからコピペした)
その上、本日は、なんと、あのカメハメハ大王の誕生日であります。
だから、雨が降ったらお休みでいいのね。

さて、そう言うコトと当ブログは全然関係がなく、本日はコレです。

パタート・ヴァルデス&トティーコ・アランゴ(Carlos "Patato" Valdes & Eugene "Totico" Arango)
『Patato & Totico』(1967)

ジャケットを見る限り、セントルイスかとも思えますが、田園調布に家は建たないと思います。
さて、セント氏のように背が高い方が、シンガーのトティーコ氏です。この方についてはワタシは残念ながら何にも知りません。多分、キューバン・ミュージック史に残る偉人だと思います。
そして、ルイス氏のように背が低い方が、コンガの神様、パタート師です。このヒトは、確実にアフロ・キューバン・ミュージック史にドデカク名前を残す小さな巨人です。オール阪神巨人で言うと、大きい方が巨人サンでしたが、こちらは小さい方が巨人です。

なんだか話が漫才方面にソレ気味でありますが、要するにアフロ・キューバン・ミュージックの偉人が作った、まさにグルーヴの真髄のようなアルバムだと言うコトであります。

ちなみに、このアルバムはニューヨークでレコーディングされ、ヴァーヴ・レーベルから出ていて、CD屋サンのジャズコーナーに置いてあっても、全くジャズではありません。また、1曲目に「マシュ・ケ・ナダ」を演っているからと言って、オッシャレ~なボッサには全くナリマセン。それから、ベーシストの名前があり(カチャーオ!)、ギタリストの名前が見える(アルセニオ!)からと言って、「ギター+ベース+打楽器」のラテンジャズというコトにも全くなりません。(しかも、ホントはギターではなくトレスだし)
基本は、パーカッション軍団にのっかった、コール&レスポンス形式のボーカル軍団です。モノすごくアフロです。ベースやギター(トレス)は味付け程度に何曲かに出て来る程度。
だから、多分、慣れていないヒトには、音楽フォーマットが違い過ぎて、「何じゃコリャ」でしょう。

ある意味、激辛。
そういうコトなので、このアルバムに手を出す際には、ソコラへんをチョット考えた方がイイかもしれないデス。

しかし、パタート師のコンガのグルーヴはやはりスゴい。
特に「Ingrato Corazón」、「Qué Linda Va」、「Caridad Malda」。
恐らく、大して力は使っていない筈ですが、コンガの「鳴り」がものスゴいです。
しかも、パタート師のコンガは「鳴る」だけではなく、グルーヴが、ものスゴくしなやかで強靭です。
う~む。やはり何度聴いてもスゴい。
こんな究極のグルーヴが続く、このアルバムはそう言う名盤です。
まさにアフロ・キューバン・ミュージックの真髄。
そして、コレは完全にトランス・ミュージックでもありますね。聴いているうちに時間が消えます。

というコトですので、パタート師の生み出すリズムが体の中で熟した時には、そうです、アナタも宇宙に行けるのです。

今日は、「ハワイ→漫才→キューバ→宇宙」と、そういうハナシでした。
明日は五反田に行きます!
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アレグレ。本文。そして憂鬱と官能を教えた学校へ。

2006-03-30 07:51:03 | Latin American Music


アレグレ・オールスターズ(The Alegre All-Stars)
「Lost & Found」(1965)

どうも、昨晩はジャケだけアップした段階で睡魔に襲われて本文がなかったようです。
という事なので、改めて本文を書くぞ~、と思ったが何を書こうとしてたんだっけ?

キーワードは、「ラテン」「ニューヨーク」「ジャム・セッション」「ルンバとブルース」というようなコトだったと思いますが、どうなのよ、昨日のオレよ?ぇえ?

ぇ、では気を取り直しまして、ワンセンテンスで要約します。

「キューバ音楽を元にして、ニューヨークでジャズやソウルを取り入れたり、ジャムセッションなどで練られたりしつつサルサへの道筋はできていっていたのだなぁなどと思いながらこのアルバムを聴いていたら、『東大アイラー』でのキーワードのひとつであった「ブルース」の、ラテン的あり方でもある「ルンバ」がココには溢れているなぁという再認識と感動があった。」

という事を言いたかったのだろうと思われます。

さて、話題変わりまして「東大アイラー」の後編についてですが、第一章のブルースを二読しまして、引き続き「ダンス」の章に入った所で、コリャ、あっちを先に読んでおいた方がいいな、と気が変わりまして、「憂鬱と官能を教えた学校」(菊地成孔+大谷能生、河出書房新社、2004)に取りかかりました。



これまた、超オモロイです。
感想は改めてアップします。
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アレグレ。

2006-03-29 23:31:55 | Latin American Music


アレグレ・オールスターズ(The Alegre All-Stars)
「Lost & Found」(1965)

ジャケットが最高なので、デカくしておきます。
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グロリア・エステファンからラテンに入るのススメ。

2006-02-11 10:31:23 | Latin American Music
グロリア・エステファン(Gloria Estefan)
「Mi Tierra」(1993)

前回から時間が開きましたが、今回は内容について書きます。

1曲目。いきなりボレロで始まる!
ギターとレキントを中心にした、静かな演奏。でも熱さが伝わってくる美しい演奏と、そしてボーカル。
冒頭からボレロを持ってくるって、凄い自信。
でも、その自信は正しいと思わざるを得ない。
トンデモない美しいボレロ!
コレデ、このアルバム、掴みはOKだべサ。OK過ぎるワ。
(ボレロってのは、キューバ音楽のスタイルのひとつで、スローなバラード系のものと思って下さい。)

次!

2曲目。
情熱系大爆発。タイトル曲の「Mi Tierra」。
本当は故郷であった筈のキューバに対する思いを歌った曲。
前回も書きました通りで、政治的な意図、ツマリ、遠回しではあってもカストロ批判にも思える歌詞が、どうにも複雑な思いにさせてくれマスが、音楽的には、苦しくも美しいという、コレまた凄ぇ曲。
ティンバレス・ソロあたりからホーンも盛り上がって来るし、ラッパがバーッと入ってくる瞬間は、毎度ながら、鳥肌がいつものように、そのぉ、アレですな!
もちろん、グロリアはんのボーカル、スバラシイです。

つづく!
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グロリア・エステファンからラテン地獄への、インヴィテーション。

2006-02-04 11:52:52 | Latin American Music
グロリア・エステファン(Gloria Estefan)
「Mi Tierra」(1993)

紛れもぬぇ名盤でゴザイマす。
1990年代のラテンを語る上で(と言うより、キューバ系ラテンを語る上で)、絶対に無視できない、超大型名盤、必聴盤。
あるいは、問題作。
とにかく、知らなきゃハナシにならない、というアルバムです。
音楽的な芳醇度の高さは、アホみたいなアルコール度の「ロンリコ」級ですので、気をつけてお聴き下さい。

さて。
このアルバムですが、音楽的なベースは、キューバのソンであります。
ハナから注釈で恐縮でありますが、ソンというのは、スペイン領であったキューバで、ヨーロッパとアフリカの音楽が交雑されて19世紀から20世紀にかけて産まれた、混血音楽でありまして、サルサの直接的な先祖に当たります。

そんで、このソンは、エレガンスと野性がブレンドされた音楽なんですが、現代のワシらの耳からすると、どちらかと言うと、エレガントな印象を受けるかもしれません。が、当然のように、複数のパーカッションが平然とポリリズムを展開しておりますし、当時の上流階級にとっては、あからさまな下品であったろうという想像は簡単にツキマス。が、しかし、今の耳で聴くと、どう考えても下品ではナイ。

ソンという音楽は、今のヒトには鄙びて聴こえるかもしれませんが、ハッキリ言って、美しい。
特にこのアルバムの音は、際立って美しいです。
抑制の美学って、こういうコトなんでしょう。
理性でコントロールしたカタチのスキマから、それを越えて滲み出す情熱とか激情っていうのが、こんなに美しいモノなのか、というコトが体感できる。凄いアルバムです。

と言ったトコロで、本日分の紙面が尽きました。(紙面じゃないが。)

この項は続きマス。



Mi Tierra
Gloria Estefan
Sony

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グロリア・エステファンから、ラテン地獄への小隊長。

2006-02-03 07:47:23 | Latin American Music
まつがった。小隊長ではなく、招待状でした。

グロリア・エステファン(Gloria Estefan)
「Mi Tierra」(1993)

キューバ音楽は底なし沼なのでアリマスが、そこサ行く入り口というか、招待状がコンナところに・・・。

クワシクは、一両日中に。

ぢゃ。
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