自閉症児・者は、様々なことを整理統合して自分についてのデザインをすることが困難です。(整理統合の困難さはこちら)また、デザインに対して選んだり、自分のデザインに対して要望を伝えることにも困難さを持つ方がいます。
『フレームワークを活用した自閉症支援』の土台となる考え方『フレームワークを活用した自閉症支援』は、整理統合やコミュニケーションに困難さをもつ自閉症児・者の生活全般のデザインに関してのサポートを念頭においています。
●「生活デザイン」思考の支援計画とは・・・
様々なこと(※)に対しての整理統合が難しい自閉症スペクトラムの方は生活の様々な領域で総合的な支援とその計画が必要になります。個々の特性に合わせた生活全般の整理統合に関する総合支援が「生活デザイン」思考の支援計画である。
※生活の中の時間や空間の整理、自分について、周囲の状況について、自己決定、社会的な場面、コミュニケーション等々
●生活デザインを他の人が支援するということ
実は、全人類が生活デザインを人の支援で成り立たせています。
例えば、今来ている服は自分たちですべてをデザインし、自分で作る人は多くはないでしょう。
例えば、家の設計を自分でやり、自分一人で家を作る人は多くないでしょう。
すべての事柄を自分一人でデザインし、自分一人で作りだす人は本当に皆無です。
●立体的なデザイン
生活デザイン思考の支援計画は、これまでの点や線、面の支援ではなく、もっと多角的で立体的な視点です。
生活の広がり、時間的な経過、個々の特性にあわせた支援、様々な支援領域、課題領域。
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