ベニバナ

 鮮やかな黄色の「ベニバナ(紅花)」。キク科の一年草(越年草)。インドやエチオピアが原産で、日本には応神天皇の頃にシルクロード経由で渡来し呼ばれた名前が末摘花(スエツムバナ)。花は乾燥させて染料や口紅などの着色料になるし、血行促進の薬効もあるようだ。種子は紅花油として食用にされる優れもの。ベニバナの花の色は黄色だが、花後は周りに見えているように赤くなる。
 ところで “末摘花” は、源氏物語の中に出てくる不器量なお姫様の名前。その赤い鼻をこの赤い花に見立てたようだ。間違っても 『君はベニバナのように美しい!』 などと言ってはいけない。
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コメント
 
 
 
ベニバナ (アルママ)
2006-07-06 23:33:48
こんばんは。

花びら?1本1本が鮮明で色も鮮やかでとても綺麗ですね。

ベニバナはいろいろ役にたつお花なんですね。そういえば、旅行に行ったとき、お土産にお花を乾燥して売っていました。場所は忘れましたが・・・

 
 
 
こんにちは (mico)
2006-07-07 15:13:08
ベニバナ、色々勉強になりました。

>「君はベニバナのように・・・」

言われなくて良かったです(笑う

 
 
 
アルママ様 (多摩NTの住人)
2006-07-07 20:54:29
コメント有り難うございます。

そうですね。これをドライフラワーにしても綺麗でしょうね。紅花油も今まで全く意識していませんでした。
 
 
 
mico様 (多摩NTの住人)
2006-07-07 20:57:44
コメント有り難うございます。

高校生の頃に「源氏物語」を読破しました。この “末摘花” の話は、とても面白かったですね。
 
 
 
今晩は~ (yuuko)
2006-07-07 22:19:51
<高校生の頃に「源氏物語」を読破しました



すごいですね!管理人さんは文学青年でしたか

そんなに面白いのでしたら、“末摘花”のところだけでも読んでみたい、、と思いますがやっぱりもう無理か。。。



ベニバナのドライのもので染色したことがありますが、ピンクに染まりました

きれいな色でした



 
 
 
yuuko様 (多摩NTの住人)
2006-07-07 23:41:07
コメント有り難うございます。

「源氏物語」は試験に出るといわれて、半ば脅されて読んだものです。今読めばもっと奥深さが分かるかもしれませんね。
 
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