ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

「もぐれ阪神」の現場に立って ~07関西ひとり旅③~

2007年08月14日 12時31分51秒 | Weblog
 いつものクセで6時前には目が覚めてしまう・・・年をとったもんだ・・・
 心斎橋にとったいつものホテルを7時過ぎには出ると、途中のコンビニで軽食を買って道路横の植え込みのかげに座っておなかをみたしました。

 朝一で向かったのは、阪神西大阪線・西九条駅と近鉄・難波駅を接続させようという工事の現場です。構想自体はずいぶん前からあって、南海ホークスと阪神タイガースの日本シリーズを結ぶルートだとか言われていました。今ではその南海ホークスも球場もなくなってしまいましたが、2009年春の開業目指して工事が急ピッチで進められています。

 ルートを簡単に説明すると、近鉄・難波駅から千日前通の地下を西進し、大正橋の下を右へ曲がり、地下鉄長堀鶴見緑地線の大阪ドーム前千代崎駅と交差して、大阪ドームへの東側を通ります。そして、みなと通・九条1交差点を通り、九条北小学校の近く辺りから線路は地上に出(写真)、安治川を橋で越えます。6階建てくらいの高さを通ってJR大阪環状線(西九条駅)をまたぎ、阪神・西九条駅につながります。

 40年ほど前から始まった構想は、地元商店街の客が三宮や難波などに吸い取られる懸念から地元の反対にあい頓挫しました。近年、大阪ドームの完成などで再び構想が具体化した時に出た問題は、線路をどこに通すかということでした。特に西区・九条は先述したように地下と地上の出入り口になるため、地域が分断されてしまうという懸念が出ました。近くのビルには「高架・巨壁の工事は断固反対! 住民無視の九条分断を許すな! 『もぐれ阪神』街づくりを見直す会」という巨大な垂れ幕もかかっていました。

 確かに、線路が斜めに通ることになるため、桁下制限高さ2.5mの道路とかできていたし、地域が線路の壁によって分けられるという理屈も分かります。難しいですね。ただ、1年半後の開業という段階まで工事が進んでいることから、反対だけではどうしようもないと思うんですが。

 安治川は川底を通る地下トンネルで渡りました。階段だけでなくエレベーターも使ってありましたし、ガードマンもいて心強く感じながらトンネルを通りました。

 この話 「その4」へ つづく

 
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友だちはいいもんだ ~07関西ひとり旅②~

2007年08月14日 10時49分37秒 | Weblog
 大阪での1日目はある「障害」者Mさんの介護で半日を過ごしました。
 Mさんが住んでいるのはアップした写真の商店街のすぐ近くです。ここはいったいどこの町でしょう。写真をクリックすると、大きくなるので、暇な人、調べてみてください。
 私が学生の頃は真っ黒だったMさん髪の毛はすっかり真っ白になっています。もう20年以上のつきあいになります。NPO法人、大学での講義など20年前には考えもできなかったことが活動に加わり、「障害」者解放の運動もその裾野がぐんぐん広がっているんだなと感じています。そして、それを支える若い力。私が学生の頃に生まれたかどうかという世代のイケメンくんたちが真摯にとりくんでいます。
 ただ、私は若い頃には36時間介護とかしたことがありましたが、今回は昨年末以来、体調が芳しくないことから半日にしました。

 さて、いつもなら先輩か後輩との組合せが多かったんですが、今回はなんと3名の同級生と一緒です。介護終了後には久々の再会を祝して近くの居酒屋で一杯となりました。今あいつはどこで何をしているとか、昔の彼女のこと、素行のことなど話がはずみました(私は生ビール中ジョッキでふわふわ感覚になりながら)。「昨日は何を食べたっけ」と言いながら、20年前のことをまるで今日のことのように語りました。
 会社の(もうすぐ)営業部長、社会保険労務士、教育委員会指導主事、そして私と世の中でのポジションはそれぞれ違いますが、今でも共通する思いを確認できたのはうれしいものです。

 この話 「その3」へ つづく
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