今回の旅行、松本を選んだ理由はまた私の愛読書(?)LEEの伊藤まさこさんの記事をみて。
伊藤まさこさんの本を片手に行ったフランス旅行がとってもすばらしかったので、それ以来大ファンになってしまいました。
松本に住まれて1年になるのだそう。牧場や市場、おいしそうなお店や素敵なカフェ、公園などなど。
本当においしいものや素敵なお店など、旅先での過ごし方などセンスがあってとっても参考になります。
というわけで今回もまさこさんの紹介する場所に行ってみたくなってしまったわけです。家を8時過ぎに出て、松本に着いたのがお昼前。
まずは腹ごしらえと、「おきな堂」という洋食屋さんへ。
昭和8年創業の洋食屋さん。中の雰囲気もとってもレトロでした。
息子を連れての食事、店内は狭くて大丈夫かな~とドキドキでした。案の定しばらくするとグズグズ言い始め、仕方ないので夫と交代で抱っこしながら食べました。
そうしていると、後ろの席の年配の男性が「いくつくらい?」と声をかけてくださったのですが、話を聞いてみるとこの方、ここのご主人だったらしいのです。
今は息子さんに代を譲って引退されたそう。「雑誌を見てきました」という言うと、昔は広告とかはすべて断っていたのだとか。広告料がかかると、結局お客さんからのお代から支払うことになるので、お客さんに申し訳ないと。今はこうして雑誌やTVで取り上げていただいて、とてもありがたく思っているとおっしゃってました。
そのお話だけでいいお店だな~とちょっと感動。お客さん第一の心がこんなに長くお店を続けられる秘訣なのかな?思わぬ出会いが旅の面白いところ。心に残るお店になりました。
で、肝心のお料理ですが、左が私が食べたオムライスと煮込みハンバーグ、右が夫が注文したハヤシライスです。
本格的に手作りされたデミグラスソースって初めて食べた気がします。
変に酸っぱすぎたりせず、まろやかでやさしい味のソースでした。
オムライスも昔ながらの味。いまどきのトロトロ卵ではないけれど、定番のオムライス。ケチャップのちょっと甘めの味つけがおいしかった。
ちょっとTVドラマ「ランチの女王」を思い出しました。「オムライスは卵にごまかされちゃダメだ、中のチキンライスが重要なんだ」って確か江口洋介が力説してたっけ?
昔ながらの洋食屋さんって言葉がぴったり。どれも丁寧に作られている感じが伝わって本当においしかった。
出だしから、おいしいものと素敵な出会いに好調なスタート。この後も期待できそうな予感♪