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秋の金沢 (後編)~念願の金沢城と兼六園へ!

快晴となった翌朝、いよいよ念願の“金沢城”へ。加賀百万石、加賀藩主前田家の居城である。まずは石川門から入場。この石川門は金沢城の中でも1788年から現存する門である。



金沢城は、残念ながら天守閣は再建されていないが、多くの櫓や門などが残されており、城跡の中央にある金沢城公園にある菱櫓・五十間長屋・橋爪門が連なったところは金沢城のまさにシンボル。城壁となまこ壁の見事な白と黒の調和がなんともオシャレなデザインの城である。



そして、金沢城の魅力はなんといっても多彩な石垣。“石垣の博物館”とも言われるほど、様々なスタイルの石垣を見ることが出来る。玉泉院丸公園という庭園には、縦に埋め込まれた見事な石垣があり、何とも斬新でオシャレなデザインである。



お堀なども多いが、特に城の南側、美術館寄りにある“いもり堀”の前に高くそびえ立つ石垣は実に荘厳で、大迫力の石垣であったが、やはり金沢城は見所も多く、大満足の城ツアーとなった。



続いて金沢城の次に楽しみにしていた兼六園へ。ここは日本の中で最も有名な日本庭園と言っても過言ではないだろう。松の木も冬に備えて既に雪囲いがされていたが、紅葉の美しさも相まって、兼六園の美しさはさすがであった。そして水も豊で、マイナスイオンと日光をいっぱいに浴びながらの紅葉散歩は最高の癒しである。これからいよいよ本格的な冬となり、雪もかなり降る季節となるが、訪れた今月のタイミングは気候的にもちょうど良かった。



金沢城、兼六園の見学が終わり、お昼は再びひがし茶屋街へと向かい、有名な洋食屋さんの“自由軒”へ。行列が出来る地元の人気店らしく、この日もかなり人が並んでいたが、30分くらい待って入店。ハンバーグ、メ[ク、コロッケ、エビフライが乗った豪華なランチプレートを注文したが、僕の大好きなタイプの定番洋食である。そして期待通り、最高に美味しかった!



ひがし茶屋街は金沢の北を流れる浅野川付近に広がるお茶屋街。今回は、有名な菓舗Kazu Nakashimaでフルーツ大福を購入。店内でも食べられるのだが、僕はお土産用に持ち帰りで購入した。最近フルーツ大福はかなり流行っているが、ここのキウイ大福は大きくて何とも絶妙な甘さで、感動的な美味しさであった。



次に同じひがし茶屋街にあった“柳宗理記念デザイン研究所”を見学。約50年に渡り、金沢美術工倦蜉wで教鞭をとった日本を代表する工激fザイナーであった柳宗理の資料館である。僕は柳宗理のことをあまり知らなかったのだが、今回展示されている洗練された工激fザインの数々を見て、改めてデザイン性に富んでいる金沢をまさに象徴するデザイナーであるということを痛感したが、金沢21世紀美術館と並び、僕のデザイン魂に良い刺激となった。



僕は旅先でいつも何か一つは、旅の記念となる”置物”を買うようにしているが、今回金沢の記念品として、とても可愛い犬のデザインの一輪ざしを見つけた。なんとなく愛犬きなこにも似ているような気がして、ひがし茶屋街のお店で見つけて、思わず衝動買いしてしまったが、また良い想い出となる品を手に入れることが出来た。



東京に戻る新幹線に乗る前、金沢駅で最後にお買いもの。金沢城のお土産コーナーはかなり充実しており、デパ地下のような活気があり、多くのブランドのお土産や食べ物、スウィーツがたくさん売られていた。車内でお弁当を食べようとカニといくらがふんだんに入ったお弁当を購入したが、これまた金箔が乗っていて何とも豪華なお弁当である。これがまた美味しくて、金沢の海鮮を最後まで満喫することが出来た。



産まれて初めて訪れた金沢は、今回短い滞在ではあったものの、金沢の街も比較的コンパクトな中に魅力がぎっしり詰まっており、今回主要な観光スャbトはフルに満喫することが出来た。金沢はまさに小京都とも言えるような美しい町並みで、またぜひゆっくりと訪れたいと思えるような魅力の詰まった街であった。
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