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ユナ主演の韓国映画、『EXIT』を観賞!

僕の大好きな少女時代のユナが主演した韓国映画『EXIT』が、11/22から日本でもついに公開となった。ミニシアター系での公開だが、横浜でも上映していたので早速観に行ってきた。この映画は、本国韓国では今年の夏公開され、観客動員数900万人を突破して、韓国映画興行史上歴代20位以内にランクインされる大ヒットとなったのだ。



韓国版は様々な種類のポスターもリリースされており、ユナがアップになったバージョンもある。





映画は、化学品メーカーの元研究員が、自分を裏切った会社への復讐を果たす為、開発した殺人ガスを会社の前でばら撒くテロが勃発。この殺人ガスがやがて見る見るうちに街中に充満し、更には上昇して行きながら人々を死に追いやるという、いわゆるサバイバル・パニック映画なのだが、主人公たちがガスから逃れる為、ビルの上へ上へと、そして屋上へと必死で逃げる。



主人公は無職の冴えない男性だが、学生時代に告白して振られてしまった後輩のウィジュがスタッフとして働く宴会場で再会すべく、70歳になる母の古希のお祝いパーティーを開催するが、このパーティーの後、ガスのテロ事件に巻き込まれてしまう。普通の人が事件に巻き込まれていく様子は、あの世界一ついてない男『ダイハード』にも似た設定だ。そしてパニック映画的な要素は、パニック映画の名作『タワーリングインフェルノ』的な緊迫感がなかなか巧妙に描かれて行く。




またちょっと面白い設定なのは、冴えない主人公が唯一得意なのがロッククライミングで、その特技が結果的に今回の事件で遺憾なく発揮されて大活躍するわけだが、ロッククライミングが好きな人もかなり楽しめる映画である。



主人公、ヨンナムを演じているのはチョ・ジョンソク。あまり知らない俳優だが、韓国では“千の顔を持つ男”と言われる人気俳優らしい。そして共演は少女時代のユナ。ドラマではこれまでにも多く主演してドラマ女優として活躍してきたユナだが、映画としては、実は『コンフィデンシャル/共助』という2017年に大ヒットした韓国映画で初出演を果たし、今回が2作目。しかも主演級の作品としては初めて。




ユナは相変わらずの美しさで、演技力にも磨きがかかっている。ギャン泣きするシーンもかなり可愛い。そして今回はガスから逃げ惑う中、トム・クルーズ並みに全力で走りまくるシーンが多く、かなり激しいアクションに挑んでいる。






この映画はサバイバル・パニック映画というジャンルにはなるが、映画を通して、韓国の一般的な家族像も描かれているヒューマンドラマとなっており、とても面白い。僕は韓国映画や韓流ドラマも割と好きで、飛行機の中でも時々観たりしているのだが、意外に期待しないで観た韓国映画がとても良かったりする。今回韓国映画をわざわざシネコンまで足を運んで観に行ったのは初めてかもしれない。もちろんそこまでしたのはユナが主演した映画だからに他ならないのだが(笑)、シネコンで観る価値のある良い映画であった。

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