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あっという間に気温がぐんぐん下がり、
東京では昨年より1週間早く木枯らし1号が吹いたとか。
おちおちしていると秋のコケレポートを書き損ねそうなので、
駆け足気味に9月・10月のコケレポートを。
9月末、コケ友さんと共に4人で根津-上野の苔散歩へ。
社寺仏閣が多いこのエリアでやはり期待できるのはホンモンジゴケ。
というわけで、根津神社から上野・東照宮、忍池の弁天堂を巡る。
まずは根津神社。神社や寺は街なかのように手を加えられることが少ないので、
境内はコケスポットの宝庫。見つけてはちょっとつまみ、ルーペで観察する私たち。
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▲大木には何種類ものコケがついている。時間を忘れてへばりついていられる。
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▲水路や、門の屋根の下などもコケポスポット。
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▲人の通りの少ない敷地のはしっこなんかは、もうゼニゴケ、ジャゴケでいっぱい。
横に這い全体が丸い形になって、パッチワークのよう。
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▲アップで見てみると、先端が歌うアヒルちゃんみたい!? ゼニゴケの一種と思われる。
そして、ついにきましたホンモンジゴケ。
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▲触り心地は中の下。まだ若造と思われる。
このコケを見つけるポイントは、「下も見たら、上も見よう」ということ。
ホンモンジゴケはなぜだか銅を好むコケで、
銅ぶきの屋根から流れる雨水などをたよりに生える。
なので、寺や神社の建物の脇にホンモンジゴケかな?と思うコケを見つけたら、
その上を見て銅製のものがあれば、そうである可能性は高い。
名前の由来もこのコケが最初に見つかったのが東京・池上本聞寺だからなのだそう。
途中、コケ友Nさんオススメの秘密の花園ならぬ、ホンモンジゴケの園へ。
ふかふかのマット状になっていて、手で押すと、えも言われぬ気持ちよさ。
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▲濃い緑色が美しい。触り心地は上の上!ここまでふかふかになるには、
長い年月がかかったんだろうなぁと思うと、感動もひとしお!
ついで、東照宮でもホンモンジゴケを発見。
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▲銅製の灯籠のあしもとに、ミント色の地衣類と共に生えるホンモンジゴケ。
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お昼は根津の讃岐うどん屋「根の津」へ。おいしい釜揚げうどんをいただいて一休み。