かわいいコケ ブログ  I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、
ブログをはじめました。

苔好き、旅好き、山好き女子の
コケの記録帖です。

「ヤシの木のミニチュア!?」なゼニゴケ

2009-10-29 23:39:36 | 近所のコケ


近所を歩いていたら見つけました、ゼニゴケ!

とある民家の壁沿いの小さな花壇、
たぶん植木などを植えるつもりで、
土を掘り返したまましばらくほうってあったのでしょう。


あまり直射日光のあたらない、
常に適度に湿った土は植木が植えられる前に、
ゼニゴケが気に入って、
先に陣取ってしまったようです。



南国のヤシの木のミニチュアみたいなのは、雌株です。
コケなのになぜにこんなおもしろい形を?!

この木の下にデッキチェアで寝そべるビキニ姿の
人のミニチュアでも置いてみたくなります。



ちなみに雄株は、またちょっとちがった形をしています。

今日は時間がなかったのでまた近々、
こんどは雄株を見つけに行こうっと。





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まるで猫の毛のようなさわり心地、ヒノキゴケ

2009-10-14 12:26:13 | コケをめぐる旅


10月1日~4日まで、
6年ぶりに屋久島を訪れました。

島の北部、白谷川の源流に位置する森、
白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)は、
雄大なヤクスギ、ヒメシャラ、ヤマグルマはもとより、
みずみずしい多種多様のコケが、
歩く者の目を楽しませてくれます。


中でもっともよく見かけた
コケのひとつが「ヒノキゴケ」です。

ヒノキゴケは、比較的暖かい場所を好み、
日本では本州から琉球列島の林内でよく見られます。

白谷雲水峡では、沢沿いの花崗岩や、
腐植土の上でもとりわけ上部や角に
大きめの集落を作って生えています。

また、以前訪れた
三重県の赤目四十八滝でも、
見かけた記憶があります。


なんといっても、
このコケの魅力はそのさわり心地! 

手のひらをなでるような
滑りのよさがありつつも、
コケ特有のほどよいしっとり感もあり。

まるで毛並みのよい
猫の背中をなでているようで、
見かけるたびに、
たまらず何度も優しく
さすってしまいました。


また、ヒノキゴケは
別名「イタチノシッポ」と
いうのだそうです。

なるほど、茎が途中から
緩やかなカーブを描き、
下に垂れ下がる様子は、
たしかにシッポに見えるかも。





朔柄は茎の途中から出てくる。
葉の先っぽのライム色の部分は若葉
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コケのパラダイス、苺平

2009-10-03 11:30:50 | 山登りとコケ
鳳凰三山、ラストです。

地蔵ヶ岳(標高2,764m)から尾根伝いに、
観音ヶ岳(2,840m)、薬師ヶ岳(2,780m)へ。




さらに薬師ヶ岳から峠道を歩き、
夜叉神の森を目指します(ここから市街地に出るバスあり)。




途中、通りがかった苺平(いちごだいら)は針葉樹林帯で、
木々が生い茂り、風景は開けておらず、森のよう。






でもちょっと木漏れ日の指す所には
いきいきとしたコケたちが!


シノブゴケの一種。シダによく似ている。




シノブゴケの中から見え隠れするのは
スギゴケの一種。朔はゴルフクラブのアイアのよう。
奥にはスギの赤ちゃんも。




みずみずしく、もみの木のようなコケ。
オオフサゴケに似ているけど、名称わからず・・・




ハイゴケ・・・かな??(ちがうかも) 朔をつけている。




これもちょっとボケていて、わかりません。
紅葉がさし色になってキレイ。




ダチョウゴケ(ハイゴケ科)。
ピンと元気よく立ち上がる三角形のコケ。
高山地帯に育つ。




なんだろか。これは・・・。
岩にぺたっとへばりつきつつも、
フサフサした部分も見られます。




とにかく思いもよらない
コケのパラダイスでした。


苺平というからには、
春になったら野苺もたくさん現れるのかな?

いっそ「コケ平」に改名してもいいのに・・・とか思ったりして。




コケのそばには
キノコもたくさん生えていて
かわいかったです。


最後に。苺平を過ぎて、
夜叉神の森の手前にある夜叉神峠では、
天然水をくんで帰りました。

まさに「南アルプスの天然水」、
何よりのお土産でした。
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地蔵ヶ岳のオベリスクに登る

2009-10-03 10:29:18 | 山登りとコケ
鳳凰三山のつづきです。

ビールで「まずは一杯」のあと、
夕飯はしゃぶしゃぶパーティー。


鳳凰小屋の方から、
近くでとれたキノコも分けていただきました。





「野生のキノコを食べる!」というのを
今年の10代目標の一つに掲げていた私は、
この思わぬ差し入れに大興奮!

キノコ汁にして食べましたが、
いいお出汁がでていて
滋味深い味わいでした。



次回はぜひ自分で採って調理してみたいものです。


おまけ。

小屋のそばに生えていた「シロヒゲソウ」。
オーナーがどこかから採ってきて植えたとのこと。
図鑑にも載っていない貴重な植物だそうです。







そして、翌朝は午前2時半起床。

小屋から数百メートル上の
地蔵ヶ岳へ(約1時間。標高2,764m)。


山の上には賽の河原があります。
ここで朝陽を待ちます。


お。出てきた!




朝陽をうける草花は
すっかり秋の装い。






地蔵ヶ岳の山頂は
巨大な岩が重なってできた
オベリスクです(約18メートル高)。




オベリスクを持ち上げる!?






天気もよかったので、
私たちはオベリスク登山にも挑戦。




オベリスクの頂上は絶景です。
紅葉の秋の山、その奥には北岳(たぶん)。



頂上を制した男。





最後に。
地蔵ヶ岳コケダイジェスト(地衣類含む)。












人ならじっとしていると
凍えてしまいそうな高所に
たくましく生きるコケたちでした。
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山登りのコツ

2009-10-03 09:35:48 | 山登りとコケ
vor.3で話したような
登山中の体調不良。

そういった危機を迎えないように、
あらかじめ、もしくは登山中にできること。


いままでパーティーを共にしてきた
山登りの先輩たちは私に
こうアドバイスをしてくれました。

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●登山1~2週間前から炭水化物多めの食事

ごはんやパン、麺などの
炭水化物を積極的に摂り入れ、
また高カロリー・高たんぱく食品(肉など)も
いつもより多めに。

こうして前もって
体を登山に耐えうる
持久モードに整えておきます。


仕上げは登山前の朝ごはん。

いつもは滅多に入らない吉野家で
牛丼大盛り(そしてツユだく)を食べてから、
登っています(甲府駅北口すぐにアリ)。




●小またで、静かに歩く。

できるだけ省エネで登るための工夫です。


一歩、一歩が大きいと、
それだけ足には負担大です。

とくに石段の上り下りなどでは
無意識に、ドカドカと激しい歩き方や、
軽いジャンプなどしている人も多いはず。

これは片足、片足に、全体重がのしかかり、
足を痛めつけていることになります。


静かに片足から片足へ
体重移動をさせるように歩くこと。
抜き足、差し足のような塩梅で。


小股のジグザグ走行も
使う足の筋肉が偏らないので
おすすめです。




●呼吸は「吸う」よりも「吐く」ことが大事


標高が高くなり酸素が薄くなると
ついつい大きく息を吸いたくなるもの。

でも吸えば吸うほど
息があがって、
かえって体はしんどいデス。


体内の二酸化炭素を吐けば必ず、
酸素を吸うように人間の体はできています。

自分の呼吸に意識して、歩いてみましょう。


「ふぅ~~、ふぅ~~、ふぅぅ~~~」

口から息が抜けるの音が聞こえるかんじで、
少々オーバーなくらいに息を吐く。

そしたら自然に必要な量だけの酸素を体は吸い込む。


さらに体全体の皮膚細胞からも
山の美味しい空気を取り込んでいるイメージをして。

きっとラクになるはずです。




●飲み水は少量を、体にしみこませる

のどが渇いたからと言ってがぶがぶ飲まない。
これは山登りの基本中の基本ですよね。

山のトイレ事情は当然のことながら充実していません。


先の呼吸と同じで、
「本当に体が必要としている量」に意識を向けて
水分を取り入れるのが上手な山での過ごし方です。


小さなひと口を口に含んだら、
ゆっくりゆっくり喉へと流し込むこと。


源泉から染み出た湧き水がゆっくりと
岩々をつたって下へと降りていくように。

そんなイメージをしながら、
飲んでみるのがオススメです。




●休憩では、まず1枚何かをはおること

今回のドンドコ沢のような急登でなくとも、
標高が上がれば上がるほど気温は低くなります。


汗をかいた体は冷えやすく、
冷えると体力は低下します。

たとえ5分の休憩でも、
リュックを下ろしたときには、
必ずパーカーやフリース、
ダウンなどをはおること。


はおり物は常に
リュックの上の方に入れて
おくと便利です。

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私たちは、ほぼ予定通りに鳳凰小屋に到着。

荷物をおろして、
ひとまずお疲れ様のビールを1杯。

横では還暦を越えたくらいの
ベテランの登山者たちが
すでに酒盛りを始めています。

こちらはスルメイカをつまみに。

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紅葉のドンドコ沢

2009-10-02 13:13:38 | 山登りとコケ


鳳凰三山、vol.3です。


青木鉱泉から歩き始めた
私たちのパーティー(計8人)はドンドコ沢へ。

本日はここを登って→午後13~14時頃に
鳳凰小屋到着(標高2000メートル超)→夕飯→就寝の予定です。


ドンドコ沢とは、
青木鉱泉から鳳凰小屋までの
道のりをさします。

南アルプスの原生林と、
途中の南精進ヶ滝、白糸ノ滝、五色ノ滝という
3つの滝が主な見所です。







しかしそれにしても
ここの登りの大部分が急坂で、
ひたすらキツかった!


頭皮から、こめかみから、
脇から、背中から、
ひたすら流れ出る汗・汗・汗(元来の汗っかきなので・・・)。


最小限におさえてきたはずの
背中の荷物も次第に重く感じられ、
一歩前に足を踏み出すことさえ辛い・・・・・・。



また青木鉱泉から
鳳凰小屋までの標高差は
およそ1500メートルあります。


だんだん空気が薄くなり、
日頃たいした運動をしていない人は
呼吸がつらくなったり、頭が痛くなったり(←いわゆる高山病)、
さらに状態が悪くなると
途中下山せざるを得ないこともあります。






ふと見上げると、紅葉の山々。
そしてマイナスイオンたっぷりの滝。

また足元にはコケと
おいしそうな(!?)キノコが!

自然に癒されるひと時です。

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ふもとから始まる・・・・・・

2009-10-01 11:37:37 | 山登りとコケ


鳳凰三山の続きです。

今回の行程は「屋宿」から始まりました。


24日金曜夜に新宿から最終の甲府行きバスに乗り、
0時すぎに甲府駅構内にて就寝
(いわゆるこれが「屋根つき野宿」。略して「屋宿」です)。


駅でダウンジャケットにくるまった人が、
そこここに転がっているというのは、
いっけん目を見張るものがあります。

しかしこれは夜が明けたらすぐにでもスタートしたいという
一部の人々にとっては、常套手段であるようです。

とはいえ、何十人も寝に来ているわけではないので、
甲府駅の駅員さんたちも毎度、暗黙のご様子
(だからといってこの方法をオススメするかはまた別の話)。



明朝、4時半に起きてタクシーに乗り、
青木鉱泉(山梨県韮崎市)へ。

「鉱泉」とは温泉のこと。いわゆる山麓の温泉場です。

温泉宿やテント場があるので、
ここで夜を明かして鳳凰三山を目指すのも一案です。


すでに標高1000メートル以上ある山のふもと、
早朝ということもあり空気がひんやり。


そんなふもとから始まるのは・・・・・・
もちろんコケ観察。


足もとになにやら苔むした岩があるので、
ルーペでのぞいてみると・・・










黄緑色で肌触りの良いモールみたいに見えるのがスナゴケのです。
立ち上がっているのは地衣類だと思われます(最下写真)。

※地衣類(ちいるい)菌類と藻類の共生体。
厳しい自然環境の中でも育つので、
高い山々でもよく見かけます。



今回のパーティーのメンバーの一人も、
私が地面を這いつくばってるのを見て
興味をもってくれたのか一緒にコケ観察。





小指サイズくらいの小さなキノコも、ひっそりと居候。 



かわいいですね。

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