Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

完全禁煙一年目(1)

2011-02-11 18:33:51 | つれずれ紀行
 完全禁煙とは、只の一本もたばこを吸っていない状況に至っている禁煙状態の意味。
 そうです。 タバコやめて一年になるのでありますけれども、若しあのまま吸い続けていたら今頃どうなっていたか?  今頃は一段と苦しんでいたに違いないのであります。
 禁煙することによって彼の苦しみから解放されたのであります。
 そのひとつ、
 タバコ止めて毎朝の『寝覚めの咳』が出なくなった。
 当時、毎朝目覚める頃になると相当激しい咳が出て来て止まらなくなる。咳を鎮めようとすればするだけ咳が出る。
 「はて、一体全体、この咳は、何処から出てくるか?」
 咳をしながら、未だ眠っている寝床の中で悪夢に苛まれている夢心地(ここち)の中、且つ苦しさの中、
 「咳が出てくる場所を特定しよう」と、寝ぼけた頭が働き始める。
 「たぶん内臓から咳が出るのだ……」
 内臓から?! とは?
 胃袋からか?
 はたまた肺臓からか?
 とにかく苦しくて、このまま咳を続けていたら肺臓が飛び出してくるのではないか?と思えるほどの痛烈な吐き出し欲求が咳となり、その絶え間ない大きな咳の苦しみで目が覚める。
目が覚めても咳払いに忙しいからおちおちベッドで惰眠安楽にできず、身体を(つまり地面に対して水平にしたまま)ベッドに横たわっていると咳は決しておさまらないので、無理やり(地面に対して垂直になるよう)起き上がる。未だ眠っていたいにもかかわらず、どうにも咳が治まらないから取敢えず起き上がるのだ。
 さて不思議にも、目を覚まし且つ起き上がれば、なぜか、それなりに咳が治まる。
 その二つ目、就寝開始時間も苦しい。否、苦しかった。
どういうふうに苦しいか?と云えば、仰向けに横たわると『布団の重み』で苦しく感じるのだ。(いや、そう感じていたのである)
 なぜならば、今も同じ重みの掛け布団を使用しているけれど、このところ就寝前に重く感じた事はない。
 当時、一年前は確実に重かったし、このまま寝てしまうと「寝ている間に呼吸が出来なくなるのではないか?」と思えるほどに、仰向けに横たわってから完全に寝つく前に大きく息を繰り返さなければならない状態が続いた。今、掛け布団の重みこそ以前ほど感じなくなったし、寝つくまでの呼吸も(以前に比べれば)さほど大きく息をしなくても済むようになった。
 つまり、禁煙したおかげで、
 就寝前の段階がかなり楽になった。言いかえれば、スムーズに眠りに入れるようになった。加えて、寝起きの咳が止ったせいで、毎朝、心地よく目が覚められるようになった。
 しかしすでに二年前、我が肺臓は正常値の58%だけしか機能していないとのことでありまして、現在この数値は決して改善された訳ではないそうです。つまり、一旦機能低下した我が肺は、その能力の復活は不可能とのこと。
 一体全体肺機能58%の能力とは如何なるものか?
 ドクターのお話によれば、肺機能30%あれば生き続けていけるそうです。がしかし、問題は只(植物人間並みに)生きていても仕方がない。私流に「まともに生きる」には、一体全体この58%でやっていけるだろうか?ということでして、このあたり、この問題について次回記事にしたためたく思います。(トーマス青木)