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昨夜のNHK報道「視点論点」を観て、論旨の愚かさに想う・・・

2006-08-05 12:28:45 | 教養・文化・歴史
昨夜(8月4日深夜)のNHK「視点論点」を観た。これがNHKの視点か?論点か?愕然としつつ、ばかばかしくなり、暫くは空いた口が塞がらなかった。
凡そ番組の内容とは「ポスト小泉の靖国神社参拝の賛否について広く一般国民に問う」であった。と、捉える。僅か10分間の番組を見終えて、不快感が残った。まず、ポスト小泉の中に、靖国参拝肯定論と否定論あり。否定論の大きな要因として中韓からの(政治的)影響あるとする。更にこの4月に安倍官房長官が靖国参拝をしていたのが発覚したことを結び付けてくる(昨日、初報道!)。なぜ4月の参拝を、今になってとやかく言うか?さらには、先週の「昭和天皇ご発言メモ」を、何らの確証もなく公開した報道にして然り、さらに、一昨日発行の小泉マガジン(以下引用記載)の中、首相発言の中に「これら靖国問題を煽る」内容があったとか。解説者は、うじうじと「これらの断片」を重ねあわせ、番組の中で論旨を捻じ曲げて来る・・・
もって、この度のポスト小泉選びには大きく「靖国問題」が関わってくる。国民を挙げて次の我国首相たる自民党総裁選びに関し上述問題を視点とし、論点としなければならない。国民もそのような意識を持つ必要がある。等と、靖国参拝を否定する方向に強調した論調に終わった。と、観た。
私論であるが、この度のポスト小泉選び、すなわち自民党総裁選において「靖国問題」を争点にすべきではない。と、考える。靖国参拝の問題は、政治とは次元の違う国民挙って整理しなければならない「我々日本国民による歴史認識問題」であると思うし、政治とは一線を期し、正しき我国の歴史をもう一度整理し直視し、再認識する良い機会の到来であると位置付けたい。
上述、結びつける必要性のない情報の断片を無理やり同じ土俵に取り上げ相撲を取らせ、判定不必要な勝敗を決めようとしている。
尚、以前より、我国マスコミ報道のあり方の幼児性と同時期同方向性を向く「同じバスに乗っかる、乗り遅れるな」的雰囲気を察知しており、マスコミ報道をもって、ゆめゆめ正確な情報を得るは不可能なり。と、思い続けている。
くわえて、まさか?と思っていたが、いや、思い続けて来たが、ますます最近のNHKの報道のあり方に大いなる疑問と不満を持っている。まるで朝鮮半島かシナ大陸のどこかにあるTV放送局か?と思えるほど、見え透いた「売国奴的偏(かたよ)り報道」を報道し続けるからそれを視聴する国民の中には、如何考えてよいか、迷っている真面目なシニアも多く見受けられる。報道の自由は結構である。しかし、我国の国の根幹を揺さぶり「我が国のカタチ」を根底から覆すに繋がるような報道を、小刻みに出してくるは不愉快きわまりない。これ、報道のあるべき真実から乖離したものであり、情報を捻じ曲げくっ付くはずのないものまで結び付けてしまい、論旨をあらぬ方向性に持っていこうとすること、明白である。
どうしてこうなるのか?不思議を通り越し、不愉快でたまらなく、時には激怒するに至る。
 マスコミの下手世話覗き見趣味的断片報道に、迷わされてはならない。
このたびの「ポスト小泉選び」の視点論点は、もっともっと日本の明るい将来を創造する志向でなくてはならず、もっとレベルの高いハードルを求めて然るべきだ。

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□ 目次

[らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ]
● 戦没者の慰霊
<以下、大臣の本音トーク・省略>
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[らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ]

● 戦没者の慰霊

 小泉純一郎です。
 長かった梅雨もようやく明けて、真夏の青空がひろがる季節になりました。
 私は、今年も、8月6日に広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式に、8月9日には長崎の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列します。
 私は、総理大臣に就任以来、毎年必ず、広島と長崎の式典に参列して、原爆の悲劇を二度と繰り返してはならないという思いで、原爆の犠牲となった方々に哀悼の意を表明してまいりました。
 そして、毎年6月23日には、衆議院予算委員会に出席のため行けなかった平成15年を除いて沖縄を訪れ、沖縄全戦没者追悼式に参列してまいりました。
 戦後60年にあたる平成17年6月には、第二次世界大戦末期、日本側約2万2000人、アメリカ側約6800人が戦死した硫黄島を訪れ、硫黄島戦没者追悼式に出席し、あわせてアメリカ側戦死者のための「将兵の碑」に献花し、激しい戦闘で亡くなった日本とアメリカの兵士たちを追悼しました。
 私は、平成13年の4月、総理大臣に就任したときの記者会見で、「戦後日本が平和で発展していくために、一番大事なことは、あの第二次世界大戦の反省をすることだと、その上に立ってこれからの日本が二度と戦争をしてはいけない、平和のうちにいかに国民の努力によって立派な国づくりに励むことができるか、このことはこれからの日本の方針としても、極めて重要であると思っています。」と述べました。
 日本は、戦後一度も戦争に参加せず、また巻き込まれることもなく、平和を維持してきました。日本の今日の平和と繁栄は、戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれています。私は、戦没者の方々に対して、敬意と感謝の思いを込めて、哀悼の誠を捧げております。
 戦争で亡くなった方々を追悼するというのは、どこの国でも誰であっても、自然なことだと思います。
 日本国憲法第19条では、「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」としています。戦争で亡くなった方々に対して、どのようなかたちで哀悼の誠を捧げるのか、これは、個人の自由だと思います。
 私は、総理大臣就任以来、心ならずも戦争で命を落とさざるを得なかった方々へ哀悼の誠を捧げるために、毎年一度靖国神社に参拝しています。
 これは、私の思いに基づくもので、私は、靖国神社の参拝を誰にも強制していません。また強制されて参拝しているものでもありません。
 マスコミや有識者といわれる人々の中に、私の靖国参拝を批判している人がいることは知っております。また、一部の国が私の靖国参拝を批判していることも知っています。
 私を批判するマスコミや識者の人々の意見を突き詰めていくと、中国が反対しているから靖国参拝はやめた方がいい、中国の嫌がることはしない方がいいということになるように思えてなりません。
 そういうマスコミや識者の方々は、思想及び良心の自由をどう捉えているのでしょうか。戦没者に対して、敬意と感謝の気持ちを表わすことはよいことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか。
 私は、日中友好論者です。平成14年4月、中国のボアオで開かれた国際会議でも、「中国の経済発展を『脅威』と見る向きがありますが、私はそうは考えません。私は、むしろ、中国のダイナミックな経済発展が日本にとっても『挑戦』、『好機』であると考えています。中国の経済成長に伴う市場の拡大は、競争を刺激し、世界に大きな経済機会を与えることでしょう。」
と述べて、日本と中国の友好関係の一層の発展と、両国が交流によって繁栄していくことを望んでいることを明らかにしました。
 現に、私が総理大臣に就任した平成13年以来、日本と中国の貿易額は、2倍以上に増加し、いまや中国は、アメリカを抜いて、日本にとって最大の貿易相手国になりました。日本と中国の間の人の行き来も、約1.5倍に増えています。
 私は、いつでも中国の首脳と会う用意があります。ところが、中国は、平成17年4月にインドネシアで胡錦濤主席と会談したのを最後に、私が靖国神社に参拝するなら日中首脳会談を行わないと言っています。
 私は、こういう考え方は理解できません。もし、私が、ある国と私の考えが違う、あるいは日本の考えと違うからといって首脳会談を行わないと言ったら、相手を批判しますか、それとも私を批判しますか。おそらく多くの国民は私を批判するでしょう。
 二度と悲惨な戦争を起こしてはならない、そして、今日の日本の平和と繁栄は、戦没者の方々の尊い犠牲の上に築かれている、この思いは、私の政治家としての原点でもあります。私は、この思いを抱きつつ、今年も広島と長崎の式典に参列し、そして8月15日の全国戦没者追悼式に参列します。
<以下省略>

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参考資料(ysBlog櫻井よしこ氏ブログから一部転載・・)

2005年05月26日
「靖国参拝、首相よ、二度と揺らぐな」
『週刊新潮』 '05年5月26日号
日本ルネッサンス 第166回

小泉首相は5月16日の衆院予算委員会で靖国神社参拝について「他国が干渉すべきでない」と述べた。A級戦犯と言われる人々の合祀を中国から批判されている件については「一個人のために靖国を参拝しているのではない。戦没者全般に敬意と感謝の誠を捧げるのが怪しからんというのは、未だに理由がわからない」と言い切った。
この首相の発言は概ね正しい。理由は、靖国神社問題で日本が譲歩したとしても、日中問題が片づくとは思えないからだ。中国政府は、日本は押せば必ず引く国、叩けば跪(ひざまず)く国だと見做している。だからこそ、常に押し、常に叩いてくる。たとえ1%でも日本に隙があれば、そこを突き日本を後退させ屈服させ、自分の主張を通そうとする。
その際に歴史問題が最善のカードだと心得ている。だから、日本が靖国で譲れば、教科書問題が出てくる。或いは南京事件も出てくるだろう。尖閣問題も東シナ海の海底資源問題も、どれだけ日本の主張が正しく、国際法上も日本に理があるとしても、中国は自らの非を棚に上げて日本に攻勢をかけ続ける。彼らは押すこと、叩くことしか考えないのだ。結果、靖国参拝を中止しても、日中間の問題は解決されないだろう。
靖国問題がどれほど、日本叩きの政治的方便にされてきたかは、歴史をふりかえれば一目瞭然だ。(続きはこちらから・・・)

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