わかりづらい絵であるが、ペイントで描いてみた。
ミズイカの曳き釣りの解説である。
水深10m前後のポイントに柴(木の枝)をコンクリートに結びつけ沈めている。
この場所にミズイカが産卵をしに来るわけである。
操作しやすい20~23フィート程度の船に乗り込む。
手バネ竿(握りは桐製、穂先はソリッド)2000円程度に、道糸(ナイロン10号前後)を8ヒロ程度つける。
基本的に道糸の部分はビシ糸であり、0.8号程度の鉛を10個ほどかませ、沈みやすくしている。
ハリスとの間にはよりもどしをつけるが、糸よれが多くなるので回転しているかチェックする必要がある。
ハリスは2ヒロほど、人によりけりだが私はシーガーグランドマックスFX4号が好きだ。
丈夫なハリスなので、柴にエギがかかるとブロックごと持ち上げてくることもある。
エギは4~4.5号が主。
マルエエギ(牛深製)が多く使われている。
要は、全長17mほどの仕掛けを、エギがうまく海底から1~2mの深さをエビや小魚が泳ぐように動かすこと。
釣れない人のは、深さが合っていなかったり、エギがうまく泳がせられなかったり、原因が考えられる。
・
・
・
・
エギにイカが乗った場合、しゃくったときにずどんと重さが感じられ、その後、ポンピングで竿を満月に曲げられる。
道糸を手に取ったら、あとは駆け引きだ。
引っぱるときには糸を出し、引かないときにはたぐり寄せる。
大きなイカほど引く時間(ポンピングの時間)が長く力強い。
イカと人間とが糸1本でつながっており、駆け引きを十分楽しめる。
あとは、イカのいそうな場所を考えて動き回れるところもよい。
・
・
反対に欠点はというと、アタリがわからないこと。
しゃくったら乗っていた、が多い。
また、船のエンジンをかけっぱなしなので燃料代がかかる。
・
・
・
職業漁師は曳き釣りが多い。
私は、エギングが多くなった。