松英屋

渚丸Ⅱ船長「松英屋」による釣果報告が主、まれに食レポートや雑感もあり。

素人漁師

2010-01-30 06:05:45 | 釣行記

素人漁師である私は、毎年冬の大潮の晩にワカメをとりに出かける。

昨晩は02:57に-32cm(三角港)という干潮の具合い。

かなりひく。

夏場に潜って見るポイントが、ひざぐらいの深さまで入れば見られるわけだ。

主な獲物はワカメ。

今の時期のワカメは長さでいうなら20~30cm。

とても若い感じ。

茎もまだやわらかくとろみがある。

P1300166

デジカメを持って行ったので画像で紹介しよう。

こんな感じである。

お湯に通すと、これがぱっと緑色に変わる。

ポン酢で食べるとそれはそれでおいしいのだが、いちばんの好物はみそ汁だ。

ま、ワカメは採ろうと思えばどれだけでもとれるが、重い。

それにそんなに食べることはできない。

バッカンに1杯とれば3~4軒分はあるといった感じ。

せっかくだからこんなのも採ろう。

P1300165

これは、岩の横に張り付いていたものを採った後で、捕獲前を画像に残せなかった。

おもしろいものもいたので、こちらもどうぞ。

P1300164

ワカメのかげに金色の魚がいるなと思ったらこいつだった。

名前はわかりません。

生まれて初めて見る魚だ。

ワカメはいつでも採れるが、アワビはこんな大潮でべた凪の時にしか採れない。

もう少し探してみよう、と歩き回った。

しかし、そう、簡単には見つからない。

いるはずなのに。そう、いないわけではないのだ。

アワビがいる前を通過しても、いることに気づかないだけかもしれない。

視覚として入ってくる情報から、それがアワビだと理解できる力が不足しているだけかもしれない。

だから、私は素人漁師なのか。

いや、あながちそうでもない。

たとえば、こういうのを見つける。

P1300169

これは、1個めとちがい、捕獲前のアワビをデジカメで撮ったもの。

冬場のアワビは夏場とちがい、岩の上に出てきている。

こんな感じで、「私はアワビです」と言わんばかりのものは簡単でいい。

1個目のアワビは、「こいつなんだろう、とりあえずつついてみよう」で、つついたら実はアワビだった。

さあ、目も慣れてきた。

これはどうでしょう。

P1300170

この画像の中にアワビがいるのだが、たいへんわかりにくい。

こんなのをアワビだ。

と、即座に言い当てられるのが、玄人漁師なのかもしれない。

そんな私も20代の頃よりはるかに目は肥えてきたと思う。

P1300173

本日の最大はこいつです。

30cm竹尺を置けばよかったですね。

横幅13cmくらいかな。

P1300172

全部でこれだけ。

小さいのはアワビではなく、トコブシである。

刺身やアワビステーキにしていただこう。

私は、食べるのより採るほうが好きなので、食べることにはあまり執着がない。


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