素人漁師である私は、毎年冬の大潮の晩にワカメをとりに出かける。
昨晩は02:57に-32cm(三角港)という干潮の具合い。
かなりひく。
夏場に潜って見るポイントが、ひざぐらいの深さまで入れば見られるわけだ。
主な獲物はワカメ。
今の時期のワカメは長さでいうなら20~30cm。
とても若い感じ。
茎もまだやわらかくとろみがある。
デジカメを持って行ったので画像で紹介しよう。
こんな感じである。
お湯に通すと、これがぱっと緑色に変わる。
ポン酢で食べるとそれはそれでおいしいのだが、いちばんの好物はみそ汁だ。
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ま、ワカメは採ろうと思えばどれだけでもとれるが、重い。
それにそんなに食べることはできない。
バッカンに1杯とれば3~4軒分はあるといった感じ。
せっかくだからこんなのも採ろう。
これは、岩の横に張り付いていたものを採った後で、捕獲前を画像に残せなかった。
おもしろいものもいたので、こちらもどうぞ。
ワカメのかげに金色の魚がいるなと思ったらこいつだった。
名前はわかりません。
生まれて初めて見る魚だ。
ワカメはいつでも採れるが、アワビはこんな大潮でべた凪の時にしか採れない。
もう少し探してみよう、と歩き回った。
しかし、そう、簡単には見つからない。
いるはずなのに。そう、いないわけではないのだ。
アワビがいる前を通過しても、いることに気づかないだけかもしれない。
視覚として入ってくる情報から、それがアワビだと理解できる力が不足しているだけかもしれない。
だから、私は素人漁師なのか。
いや、あながちそうでもない。
たとえば、こういうのを見つける。
これは、1個めとちがい、捕獲前のアワビをデジカメで撮ったもの。
冬場のアワビは夏場とちがい、岩の上に出てきている。
こんな感じで、「私はアワビです」と言わんばかりのものは簡単でいい。
1個目のアワビは、「こいつなんだろう、とりあえずつついてみよう」で、つついたら実はアワビだった。
さあ、目も慣れてきた。
これはどうでしょう。
この画像の中にアワビがいるのだが、たいへんわかりにくい。
こんなのをアワビだ。
と、即座に言い当てられるのが、玄人漁師なのかもしれない。
そんな私も20代の頃よりはるかに目は肥えてきたと思う。
本日の最大はこいつです。
30cm竹尺を置けばよかったですね。
横幅13cmくらいかな。
全部でこれだけ。
小さいのはアワビではなく、トコブシである。
刺身やアワビステーキにしていただこう。
私は、食べるのより採るほうが好きなので、食べることにはあまり執着がない。
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