今日の予報は雨、その中を富士五湖の河口湖の別荘地まで出向いた。中央高速に乗ると、サンディエゴのフリーウェイから見える茶色の山肌とは違って、深い緑が茂った山々が連なる、なつかしい景色が広がった。あいにくの天気だったから、期待していた「近くで見る雄大な富士山」はなかったけど、河口湖付近の森林の中の道路を車で走る「ドライブ気分」は格別だった。
雨は、時に強く降ったけれど、降ったり止んだりだったから、レインコートを着ながら、タワーを新設して、アンテナの設置まで終わらせることができた。でも、施主の別荘は新築中で、造園の仕事がまだ済んでいないから、家の周囲が雨でぬかるみ、友人に買ってもらったばかりレインコートが泥だらけになってしまったのが悲しかった。
今日の現場は神奈川県藤沢の江ノ電の線路沿い、ここでは、タワーの基礎工事から建立、アンテナの設置まで一部始終に携わった。施工に関わるメンバーが日々変わる中で、同じ現場へとびとびに３日間、初めから終わりまで通ったのは私だけで、施主のお客様とはすっかりお馴染み、サンディエゴの話、サイパンの話、サーフィンの話、娘の学校の話に至るまでいろいろな話をさせていただいた。
さて、今日は天気予報が雨だったから、暑くはならないだろうけど、降ったらイヤだなぁ…と思っていた。でも、時々パラパラと降る程度で、雨ガッパを着ることなく過ごせてラッキーだった。暑さを感じる時もあったけれど、いつも程でなかった。
サンディエゴに居るうちから、日本で働くべくインターネットで検索して数社に応募したまではよかったけど、ことごとく粉砕して「この先、いったいどうなるんだろう…」と不安に陥る中、一社だけ面接にこぎつけた。幸運なことに、親友達が経営する会社が、とても忙しいからと、働かせてくれるからいいけど、もし、そうでなかったら、どうなっていたことやら…。とにかく今日、機会を与えてくれた会社に面接を受けに出向いた。
さすがに、八王子とは違って、渋谷の街は外国人が多かった。久しぶりに行った、あのハチ公前は、交代で写真を撮る外国の人で溢れていた。
今日は、先週の土曜日に新設タワーの基礎の穴掘りをした神奈川県藤沢の現場に生コンを流し込んで基礎工事を終わらせた。一輪車プラス生コンを押すのは、数年ぶりだったから、倒して生コンをぶちまけないか…と、ちょっと心配だったけど、無難にこなせてホッとした。
６月末の帰国だったから、ちょうど梅雨時だし、雨が降ったらイヤだなぁ…と思っていたけど、いきなりの梅雨明け、毎日暑い日が続いてフーフー言ってるけど、いい汗かいてスガスガしい。
昨晩は、地元の同級生達が「おかえりなさい。」と言うことで、一席設けてもらった。小学校へ上がる前から、小学校からそして中学校からの友人達で、その中の一人が「親と子がセット」だって言うくらい良くお互いを知っている。今どうしているか、親のこと、子供のことなどをそれぞれに話して聞いて楽しい時間を過ごした。
３０年ぶりに帰ってきた故郷で友人達に温かく迎えてもらって、この歳でゼロからスタートだけど、みんなが何かあったら力になるからと言ってくれて、とても励まされた。
