銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

U-571

2006-11-15 01:21:36 | や行
今宵の友は2000年制作の「U-571(DELUXE EDITION)」!
潜水艦という限られた題材でありながら、観るものを飽きさせない作品である。

第2次大戦下の1942年北大西洋が舞台となり、独潜水艦U-571(Uボート)から暗号機 "エニグマ" を奪うべく米海軍の潜水艦がUボートに偽装して近づき、制圧に成功したのも束の間、救助に来た独軍の攻撃で自分達の艦を失ってしまう。奪ったU-571をどうにか動かして、その場の離脱に成功した後は、爆雷攻撃による物理的破壊の恐怖や水圧に軋む艦内での精神的恐怖などが描かれて、手に汗握る展開となっていく。

本作品は、ただ単に史実を基に脚色を加えたものを映像化したわけではなく、紆余曲折しながらも艦長として成長して行く人間の姿を盛りこんであるところが単なる戦争映画と一線を画しているような気がする。
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アルゴノーツ 伝説の冒険者たち

2006-11-14 01:25:16 | あ行
今宵は2000年制作の「アルゴノーツ 伝説の冒険者たち 完全版」
1963年の名作「アルゴ探検隊の大冒険」を最新SFXでリメイクした作品。何故、完全版かと言うとレンタル版より60分も長い180分仕様なのだ。

ギリシャ神話を基軸として、亡き父の仇をはらし、王国を取り戻すべく立ち上がった神に愛されし若者:ジェイソンが、仲間達とともに秘宝=ゴールデン・フリース(黄金の羊毛)を探し求めて地の果てコルキスを目指すというファンタジー・アドベンチャーである。

海神ポセイドンやハーピー、火を吐く鉄鋼牛に骸骨戦士、黄金の羊毛を守るドラゴン等々、観ていて3時間があっという間! 結末はハッピーエンドで締め括られ、良かった、良かった。(笑 いつか機会があったらオリジナル版の方も観てみたいと思った。
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ゲド 戦いのはじまり

2006-11-13 01:15:38 | か行
今宵の友は2005年制作「ゲド 戦いのはじまり」
世界三大ファンタジーの一つであり、原作全6巻のうちの1,2巻に相当する部分の映像化である。

日本でもジブリがゲド戦記を作成したが、やはりVFXを駆使して描いたこの実写版の方が凄い!と思われる。鍛冶屋の息子が魔法使いになるうことを夢見て修行を積む中、若気の至りで名も無きものを呼び出してしまう。その自分の影との戦い、アースシー(多島世界)の混沌を収めるため平和の腕輪の欠片を探す旅、等々の展開にぐいぐい引きこまれてしまう。

ヒロイン役のクリスティン・クルック・・・オランダと中国のハーフなんだけど清楚な感じで、良い! あらたなお気にの発見か?w
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エクスカリバー 聖剣伝説

2006-11-12 01:43:59 | あ行
今宵は1998年制作の「エクスカリバー 聖剣伝説 完全版」
今までにも多くの書籍や映像で描かれてきたアーサー王伝説を魔術師:マーリンを主軸に大胆に脚色した作品である。よって原題:マーリンなのだが、日本ではマイナーなので改題した感がある。

アーサー王伝説というと円卓の騎士やキャメロットといった部分を描いたものが多いのだが、この作品は剣と魔法が支配する古代英国に真の平和をもたらす為に正しき王を擁立する必要性から結構えげつない手段さえ正当化して行なう魔術師といった描き方をしている。なので、何が正義か、正しいのか、の判断は難しい。

最後には丸く収める展開で終わらせているが、個人的には観終わったあとちょっと・・・といった感覚になる。ただSFXを惜しげも無く使った映像は、見る価値高いかな。
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アラビアンナイト

2006-11-11 02:18:01 | あ行
今宵は1999年制作の「アラビアンナイト」
千夜一夜物語として有名な内容をSFXを駆使して映像化したものである。

「アリババと40人の盗賊」「アラジンと魔法のランプ」「王様と乞食」「空飛ぶ絨毯」等それぞれの話は知っていたし、妻と実弟の裏切りにより人生に苦しむバクダッドの王:サルタンに美しい娘が毎夜語り聞かせたということも知ってはいたが、まとめて映像で観ると繋がりが分かって面白い。

愛を、戒めを、夢を、と次々と語られる物語にいつしかサルタン同様に引きこまれている自分がいたし、いつまにやら物語が現実と同化していきハッピーエンドで終わることに何ら違和感を持たない自分を再発見し、やはりファンタジーは良いなぁと思った。(笑
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マトリックス レボリューションズ

2006-11-10 01:33:27 | ま行
今宵は2003年制作の「マトリックス レボリューションズ(2DISC EDITION)」!
マトリックス3部作最終章で、完結編である。

コンピュータの支配下から逃れようとする人間の戦いや、そのコンピュータにとって脅威となったエージェント・スミスや人間対コンピュータの戦いに終止符を打つとされた救世主さえプログラムの1つであり、ネオは6人目だったりとか、2作目で散りばめられていた伏線が少しずつ繋がりあって、クライマックスへと向かって行く。

ザイオンでの攻防の際、パワードスーツで一騎当千の戦いをするミフネ艦長・・・やはり世界の三船敏郎をイメージした命名なのだろうか? 脚本・監督のウォシャウスキー兄弟って、意外に遊び心を作品の中にちょいと入れちゃうタイプなのかな。とにかく見ごたえのある3部作だった。
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マトリックス リローデッド

2006-11-09 01:23:26 | ま行
今宵は2003年制作の「マトリックス リローデッド(2DISC EDITION)」!
前作からの続きなのだが、この作品が制作された段階で3部作ということが決まっていたため、3作目に向けての伏線だらけの作品となっている。

まぁ映像の世界だからなんでもありといえばありだけど、空飛ぶネオは、クリストファー・リーブのスーパーマンさながらだし、クンフーで戦う時、相手に対し「かかってきなさい」的に指をちょいちょいと動かすとこなんか、ブルース・リーっぽいし。分かる人にはわかるけどねw

ハイウェイでの過激なバトル&カーチェイスや、100人に増殖するエージェント・スミスとの戦い(ちょい笑ってしまうが)等々。伏線だらけとは言え、充分見ごたえのある作品として仕上がっている。
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マトリックス

2006-11-08 01:29:11 | ま行
今宵の友は1999年制作の「マトリックス 特別版」!
主演キアヌ・リーブスで描く、3部作の第一弾。

NYのコンピュータープログラマー兼ハッカーのネオがまず描かれ、普通に現代社会で生活しているように見せておきながら、実はそれは虚構の世界であり、現実は別にあったという設定。電話線を介して現実と虚構を行き来するのだが、携帯電話自体も登場するのになんでアナログ電話なんだろ?いくら盗聴を恐れてるからって、アナログだって盗聴されちゃうのに・・・。

あとマトリックスで印象に残る場面(良くCFで流れていた)というと緑の文字が縦に流れる場面とネオが弾丸を避けるシーン。特に後者は斬新なアイディアに基づくVFXだ。第1作目は、序章って感じで、次作以降に期待が膨らむ。   
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ヴァン・ヘルシング

2006-11-07 01:19:37 | は行
今宵は2004年制作の「ヴァン・ヘルシング」
主演はX-MENでお馴染みのヒュー・ジャックマン。こちらはこちらでまた別のイメージを醸しだしていて、なかなか良い。

バチカンの密命を受け世界各国の怪物を倒しまくって、知る人ぞ知るモンスター・ハンターという設定なのだが、吸血鬼ドラキュラにフランケンシュタインに狼男といった定番のモンスを出すあたり意外とオーソドックスだ。まぁ19世紀設定なのでエイリアンみたいなモンスだされても困るしw

痛快かつ「えっ」って驚く展開とかで目が離せない。あとケイト・ベッキンセールいいね。ちょいと気に入っちゃった。いつかアンダーワールドも手に入れねば(笑
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リーグ オブ レジェンド

2006-11-06 01:38:08 | ら行
今宵は2003年制作の「リーグ オブ レジェンド 時空を超えた戦い」
ショーン・コネリー主演のまぁなんて言うか、奇想天外? 荒唐無稽? とりあえずは観ろって感じの作品w

歴代の小説の主人公が超人同盟を結び、悪に戦いを挑むという勧善懲悪的な話だけど、最初から最後までVFXのオンパレード! 観ている者を飽きさせないうちに結末まで持っていくのだが、理路整然とした話が好きな人には絶対不向きな作品である。

ノーチラス号の美しさには、つい感嘆の溜息w ショーン・コネリー・・・相変わらず渋い演技してますな。19世紀末の設定だけど、ここまで時代考証もなにもかも無視して作っちゃうところが、やっぱアメリカだね。
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コンスタンティン

2006-11-05 01:22:10 | か行
今宵の友は2005年制作の「コンスタンティン」
スピードやマトリックスで有名なキアヌ・リーブス主演。

Los Angeles (ロス(ト)エンジェルス)= 天使の街を舞台として、今まさに天国と地獄の均衡が破られ、地獄の扉が開こうとしている。そんな中に悪魔の姿が見え、悪魔を地獄へと送り返す、悪魔払いのような超常現象専門の探偵としてのジョン・コンスタンティンがいるという設定。

一応、ホラー系に属するのだろうが、どこと無くハードボイルド的な匂いが満ちている。キアヌが良い味出してる。勿論、VFXの技術は言うまでも無く満載だ。あとで知ったのだが、これももとはアメコミのキャラが原作だったらしい。侮りがたしアメコミw
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チャーリーズ・エンジェル フルスロットル

2006-11-04 02:23:16 | た行
今宵は2003年制作の「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 
(COLLECTOR'S EDITION)」!
メインキャストは前作同様だけど、ボスレー役は変わっちゃった・・・。でもってまたまた、キャメロンに魅せられてしまった。(笑

前作以上のアクション&ちょいとしたお色気w で107分があっという間。まさに全開(FULL THROTTLE)そのもの! やはり撮影技術の進歩って凄いと思わせる。格闘シーンは当然だけど、モトクロスのシーンなんかも凄いね。

あっと驚く展開(書いちゃうとつまらんし、でも展開読める人にはすぐ分かっちゃう筋書きだけどw)で、楽しませてくれる作品。何も考えずに観た方がいいかも。デミ・ムーアも相変わらず美しいし、今回はキャメロンとデミで満足、満足!
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チャーリーズ・エンジェル

2006-11-03 01:34:43 | た行
今宵は2000年制作の「チャーリーズ・エンジェル(COLLECTOR'S EDITION)」!
かつて日本でもTVシリーズが夜中に放送されていたと思うが、それの劇場版であり、痛快ヒロインものである。

TVシリーズへの微妙なこだわりがあって、近代設備なのにチャーリーからの指示が聞こえてくるスピーカーが昔のままだったり、とか凝ってる。でもワイヤーアクションの活用で、動きは比較できないくらい激しくなってる。

3人のエンジェルは、それぞれ個性的かつ魅力的だけど、やっぱしキャメロン・ディアスは良いねぇ。ちょいとコケティッシュな演技されたら、もぉクラクラだ(笑 そう言えば最近SoftBankの携帯CFに出てる・・・やっぱし良い!
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ハルク

2006-11-02 02:03:24 | は行
今宵は2003年制作の「ハルク (2DISC SPECIAL EDITION)」!
これまた続けてマーヴェル社アメコミのキャラからの映画化。まぁこれも畏まって見るものではなく、気軽に見れる作品だ。

とは言え、ドッグファイトの場面とかVFX技術はすごい、迫力満点! でも、ハルク何となく可愛い。エリック・バナの顔をそのまま生かして大きくしてるので、単なる変身じゃなく本当に巨大化という感じだ。そのうえ、巨大化したのに下着は破れない!って、突込みどころ満載w

DISC2には、メイキングやら未公開シーンやら盛りだくさん。ジェニファー・コネリーが知的で、美しい科学者を演じてるのが、なかなか良かった。TV版とは一味違う面白みがある作品。
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キャット・ウーマン

2006-11-01 01:38:09 | か行
今宵の友は2004年製作の「キャット・ウーマン」
言わずと知れたマーヴェル社のアメコミのキャラで、ハル・ベリーが演じる。多くの方は、歴代のバットマンシリーズでご存知かと思うが、従来の敵役としてではなく、新たなヒロインとして描いたのが当作品。

いかにして、キャット・ウーマンが世に生まれたかを知るにはいいかも。H・ベリーが良い味をだしている。(おっと、シャロン・ストーンもいいけどw)最初のダサダサの役から、レザースーツを身にまとい、しなやかな鞭を武器に颯爽と街並みを駆け巡る役に移るまでの、感情表現とかいいねぇ。

本編104分に48分の特別映像のおまけつき。ピクチャーレーベルもいい。中には別のエンディングシーンとかの未公開のものも収録されている。まぁ難しいことは考えずにスカッとするには面白いと思う。

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