銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

フェィク シティ

2011-07-10 01:51:49 | は行
今宵は2008年制作の「フェィク シティ ある男のルール -特別編-」
自分の決めたルール(正義のため)なら手段を選ばないロス市警の刑事トム・ラドロー(キアヌ・リーブス)を軸に、彼を取り巻く上司、同僚、相棒、上層部等々、全ての存在にとっての正義とは?を描いたクライム・サスペンス+ありがちな汚職警官の話を融合させた作品。

トム(K・リーブス)は、捜査中にウォッカは飲むは、単身で犯人宅に乗り込みいきなり発砲するは、と事件解決の栄誉と共に署内での反発も買ってしまうような、自分の尺度でしか物事を計れない一匹狼の刑事だった。そんな彼を擁護するのは直属の上司であるワンダー(フォレスト・ウィテカー)だけという立場の中、かつての相棒が自分のことを内務調査班に売っているのではないかとの噂を聞き・・・という導入。

単純に善悪に分けることの出来ないそれぞれ各人の信念に基づく正義を題材にしているので、単なる汚職警官モノでも、勧善懲悪モノでもない、新たな観点から描かれているように感じられる作品。従来のキアヌのイメージとは異なるキアヌを観られるので、そこそこ面白い。

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