銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

Vフォー・ヴェンデッタ

2010-08-18 23:03:26 | は行
今宵は2005年制作の「Vフォー・ヴェンデッタ」
第3次世界大戦も終結した2020年頃の英国を舞台に、恐怖政治による独裁にたった一人“V” と名乗る男が立ち向かい、ファシズム体制の転覆を図るという行動を起した男を描いたサスペンス・アクション。(1605年英国で起こった火薬陰謀事件(カトリック教徒弾圧に伴う国王暗殺計画事件)のガイ・フォークスがモデルとされている。

第3次大戦後、英国は荒廃した世界の中でファシズムの下、いち早く国力を取り戻し秘密警察による国民への統制が行われていた。そんなある夜、秘密警察に絡まれたイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、仮面の男“V” (ヒューゴ・ウィービング)に助けられる。そして、“V” から暴君から国民を解放するためにこれから1年政府へ戦いを挑むと言う野望を聞かされ・・・という導入。

ウォシャウスキー兄弟が、独裁権力と革命勢力という単純な図式ながら、そこに生じるカタルシスを描いたモノ。あまりにも近い近未来設定と、いかにもナチスをイメージした描写等々、そこまでやっていいの?感一杯の仕上がりだが、なかなか面白く観られる。ちなみに“ヴェンデッタ”=“血の復讐”という意味との事。

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