銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

将軍の娘/エリザベス・キャンベル

2018-05-18 00:11:35 | さ行
今宵の肴は1999年制作の「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」!
ある意味、閉鎖された空間である陸軍基地を舞台に、そこで発生した殺人事件を巡るサスペンスで、原作はネルソン・デミルの同名小説。事件処理の仕方には、“正しい方法” と“誤った方法” 以外に“軍独自の方法” があり、陸軍犯罪捜査部(CID)捜査官のポール・ブレナー准尉(ジョン・トラヴォルタ)が、捜査を軍人として行うのか、警察として行うのか、どう動くのかが見所の作品。

ジョージア州にあるマッカラム陸軍基地で、武器横流しの潜入捜査を行っていたブレナー(J・トラヴォルタ)の元へ、同基地内で女性士官の全裸絞殺事件発生の報が入る。被害者は、次期副大統領が有力視されているキャンベル将軍の一人娘であるエリザベス・キャンベル大尉だった。ブレナーは、元恋人だったレイプ事件専門の女性捜査官サラ・サンヒル准尉(マデリーン・ストウ)とコンビを組み、共に事件の捜査にあたるうち、エリザベス大尉の性癖が分かり……という設定。

軍という特殊な環境下での事件を巡るサスペンスと言うより、組織の隠蔽体質や女性の性を軽んじる男社会への告発をした、という感じの作品。正義のトラヴォルタがなかなかお茶目で格好良い演技を見せてくれているし、ジェームズ・ウッズとの心理戦のやり取りは面白いし、サクサク観ることができた。エリザベス役のレスリー・ステファンソンの軍礼服姿は、なかなか美しく印象深い。

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