銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

理由

2010-08-26 04:48:04 | ら行
今宵は1995年制作の「理由」
フロリダで起こった少女惨殺事件の犯人として逮捕され死刑を宣告された青年が、収監8年目で死刑廃止論者の教授に冤罪で死刑になると手紙を送った事から始まるサイコ・サスペンス。主演はショーン・コネリーで、脇を固めるのがローレンス・フィッシュバーンやエド・ハリスといった個性派俳優陣の作品。

少女惨殺事件で死刑判決を受け服役中のボビー・アール(ブレア・アンダーウッド)が書いた無実の罪で死刑になるので助けて欲しいという手紙を携えて、一人の老婆が死刑廃止論者であるポール・アームストロング(S・コネリー)の前に現われる。一度は断ったものの妻のローリー(ケイト・キャプショー)に説得され、事件の真相解明のためにフロリダへ向かい・・・という展開。

良い意味で、予想を裏切るというか、予想を超えるというか、結構ハラハラドキドキしながら一気に観られる作品。S・コネリーは渋くて良いんだけれど、嫁と娘が若すぎで違和感があるのは否めない。ただ、年齢を上げてしまうと、殺害された少女と自分の娘を近い年齢で重ねられなくなるという難点もでるので痛し痒しというところかな。あと死刑囚サリバン役のE・ハリスの鬼気迫る演技は凄いの一言。

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