銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

バンコック・デンジャラス

2011-03-02 15:56:40 | は行
今宵は2008年制作の「バンコック・デンジャラス (DELUXE EDITION)」
オキサイド&ダニー・パン兄弟が1999年に制作した聾唖の狙撃手を描いた“レイン” をセルフ・リメイクしたアクション。タイ、特にバンコクでのロケを重視していて、夜の中心部や昼の水上マーケット等、その魅力を映像で存分にみせてくれるて、アジアンテイストのアメリカアクションという感じの作品。

暗殺成功率100%を誇る正確無比な暗殺者ジョー(ニコラス・ケイジ)は、自分の引き際を本能的に感じ取り、最後に大金を手に入れ引退をしようとタイ・バンコクに降り立った。常に孤独な男だったジョーだが、現地で雇った助手コン(チャクリット・ヤムナム)や、耳の不自由な女性フォン(チャーリー・ヤン)と出会うことで、正確さにズレが生じ・・・という展開。

さすがN・ケイジ、演技と目で孤独な暗殺者の心の揺れや心境の変化を上手く表現していて、結構引き込まれる。相変わらず“濡れた子犬の目” をするニコラスが・・・w。ジョーが思いを寄せるフォン役のチャーリー・ヤンも清楚な感じでなかなか好ましい感じ。長くないので衝撃のラストまで肩も凝らずに一気に観られる作品。

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