銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

コンクリュージョン

2015-03-03 00:03:40 | か行
今宵は2003年制作の「コンクリュージョン」!
ハンガリーを舞台に、台頭してきたロシアンマフィアの中へ潜入捜査で入り込んだアメリカFBI 捜査官を描いたサスペンス・アクションで、日本未公開作品。マフイアからは潜入捜査官かと疑われ、FBI からは寝返ったと思われ、孤独感と焦燥感の中で自分を保っていく主人公マイク(スティーヴン・ドーフ)の葛藤が描かれている。

ハンガリー出身ということで白羽の矢が当たったFBI 捜査官のマイク(S・ドーフ)は、潜入捜査のため単身ハンガリーに巣食うロシアンマフィアのボズであるダリウス(ボブ・ホスキンス)に近づき、組織の内部に潜り込んで2年が経過していた。しかし、組織に深く入り込み馴染んでしまい、自分が潜入捜査官なのか、マフィアの一員なのか分からなくなってきていた。またマフィア、FBI 双方から疑いをかけられ精神的に追い詰められていた時、大きな取引に起用されることになり、マフィア殲滅の絶好の機会がやってくるのだが・・・という流れ。

原題の“DEN OF LIONS(=ライオンの洞穴)” は、マイクの疑われれば“死”が待っている危険な状況を上手く表しているし、邦題の“コンクリュージョン(=終結)” もマイクの最後の結論を意味していて、題名としてはなかなか良い出来。内容も結構ハラハラできるし、騙しあいや緊迫感も伝わってくるので面白く観られる作品。ヒロインのローラ・フレイザーは、まあまあかな。
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