銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

300

2011-01-09 23:55:45 | さ行
今宵の友は2007年制作の「300 (2DISC EDITION)」!
古代ギリシアの歴史家ヘロドトスの記したスパルタとペルシア間の“テルモピュライの戦い” をフランク・ミラーがグラフィック・ノベルとして描いたモノを原作とした歴史大作。スパルタの王レオニダスを軸に屈強なスパルタの兵士や戦術である重装歩兵密集陣等スパルタ側からの見地で作られたもの。

紀元前480年、スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)の元に、ペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)への服従を求めて使節団がやってくる。しかし、属国になることを良しとしないレオニダスは、使者を葬り去ってしまう。そして彼がとった行動は、わずか300人の精鋭を従えて、ペルシアの大軍を迎え撃つというものだったのだが・・・という設定。

実写でもなく、アニメでもなく、CGでもなく、それらを融合した新映像の出来は素晴らしく、色調、質感、光と影、全てにおいて新たな映像を観ることが出来る作品。物語としても充分堪能できる域に達しているのだが、もう少しスパルタの“誇り” を前面に押し出してもよかった気もする。王妃ゴルゴ役のレナ・ヘディの凛とした美しさ、気高さはなかなか存在感がある。
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