銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ライアー

2009-09-03 03:57:05 | ら行
今宵の友は1997年制作の「ライアー」
“嘘” をモチーフに描かれたサスペンス・スリラー。猟奇殺人事件を巡り、容疑者ウェイランド(ティム・ロス)と2人の刑事ケネソウ(マイケル・ルーカー)とブラクストン(クリス・ペン)の心理的駆け引きを取調室を舞台に、嘘発見器を脇役にしながら展開して行く。

娼婦の惨殺事件の容疑者として取調室で嘘発見器にかけられることになった富豪の御曹司ウェイランドだったが、素直に取り調べに応じているうちに発作を起こし精神的な持病を持っていることが判明。しかし、是が非でも犯人を挙げたい警察は供述の矛盾点を突きながら自白をさせようと執拗に攻めたてるのだが、ウェインランドはのらりくらりと追及をかわして・・・という導入。

心理戦を描く為、カメラワークに凝っていて、一人称から三人称に視点が切り替わったり、現実と記憶と妄想の絡み合いをフラッシュバックで表現したりと、なかなか素晴らしい。内容的には割りと難解だが、しっかり観ればなんとなく分かる(合ってるかどうかは別だがw)。娼婦役にはブリジット・ジョーンズの日記で主演を演じたレニー・ゼルウィガーが扮している。
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