うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

隠しキー:2

2010年09月21日 | 忘れかけていたこと
Word に挿入する絵、写真、図、ワードアート、テキストボックスなどのオブジェクトには、書式設定のメニューがあって、いろいろ操作できる。
できることの数が増えればキーの数も増えるわけで、たくさんのキーを誰にでも見えるところに置くわけにいかず、探し出すのが厄介なことは昨日も書いた。

この隠しキーのようなものは、オブジェクトの挿入だけでなく、文字の配置操作にもある。これがまたややこしい。

Word で作ったものに限らないが、文書文字の大きさは、ある程度大きいほど読みやすい。老人向けなら特にそうだろう。
このある程度には、ページ数を増やさないという条件も含まれる。
ワンペーパー主義などといって、どんな文書もA4で1枚におさめろとやかましく言っていた人もいた。

Word の初期設定は、文字を大きくしていくと行間も広がって、ちょうど見やすい文字配列になるようにできている。
文字の大きさを変えたとき、いちいち行間を調整するのは面倒だから、これは助かるのだが、余白を精一杯ひろげても1~2行どうしてもはみ出して次のページにずれ込むことがある。

行間をもう少し詰められれば収まるのに、これはどうにもならないのかと質問があった。
これを押し込む手が隠されているのだ。

[書式]→[段落]に、「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」という謎掛けのような呪文のような、短文のくせに途中で頭をくらくらさせてくれるようなメニューがある。
何がどうなるは結果でわかるから、こういう珍文閑文はひとかたまりの記号だと思って進めばよい。
「合わせる」のチェックをはずせば「合わせない」ことになるだろう。

何となく間延びのしていた画面がキュッと引き締まり、次ページにはみ出していた行が前のページに収まると、ヤッター感を味わうことができる。

この手は、ページ全体にも、テキストボックスの中でも通用するから、削文のできない作文のときにはなかなか便利なのである。