年賀状の季節になった。
郵便で送る文字は、明朝では固い。業務用文書のようになる。
ゴシックも突っ張った感じがする。これはチラシ向きだろう。
楷書なら教科書体がすっきりして気持ちが良いが、平常の文通には几帳面すぎる。これは招待状か礼状向き。
郵便には、少しやわらかめの行書が向いているように思う。
行書のフォントにもいろいろある。
その中でいちばん先に目に付いたものから1字違いの名前のついているのを2つ選んで比べてみた。
一方は文字間隔がぎゅっと詰まっている。
はがきは普通縦書きにするから、これでは読みにくい。
それなら、もうこのフォントには用がない。
フォントファイルを削除しよう。
フォントファイル群から探し当てたら、ここで試してみた二つのフォントが一つのファイルに入っているではないか。
電子データにもA面/B面、表裏一体のものがあった。
これでは、一方を使わないからといって削り取るわけにいかない。
まあ、誰かさんのように、静かにしていてもらうより仕方がなかろう。