大きな画像をそのまま押し込めるのはやめましょう。
大きな画像データを入れなければならないのは、ディテイルの細かさが値打ちの作品だけです。
手製のホームページに画像を入れるとき、大きな画像をそのまま挿入し、そこで画面上のサイズを調整する人がいます。
なかには、挿入したときに画像の端のほうしか画面に現れず、驚いてそこでやめてしまう人もいます。
リビングルームにじゅうたんを敷くには、ホテルの大広間用のものを持ち込んではいけませんと言われれば、そんなバカなことはしないと誰もが思うでしょう。
しかし、同じようなことが、画像挿入にはまかり通って、やっている人が案外多いのです。
大きな画像の場合、挿入したときにページからはみ出す場合は、ちょっと大きすぎたと気付くでしょう。
しかし、Word のように、文字が収まる幅にピタッと横幅が合って挿入されてしまう便利なソフトの場合は、その重さをいつまでも引きずっていることに気付かずに終わります。
word に使われる文書ファイルに、大小2種類の画像を挿入して、ファイルサイズを比較する実験をしてみました。
カメラから取り込んだ大きいままの幅 4000px の画像と、あらかじめ 10分の1 に縮めておいた幅 400px の画像との比較です。
File_size_l 4.68 MB
File_size_s 117 KB
ファイルサイズは 40:1 になりました。
一つの画像がむやみに大きければ、ホームページの場合は、この画像がパッと現れずに待たされます。
古い遅いパソコンは、早く動く新型に変えればよいというのは、発信者側、販売者側の言い分です。
大きなファイルを添付したメールを送りつけられては、大迷惑です。
プロバイダーやユーザーが、添付ファイルの容量制限をしていれば、送ったつもりでも届きません。
ファイルの保存領域も、何十倍も占領することになります。
ディスク容量を増やせばよいというのは、これも販売者側の言い分です。
画像は最初の保存前に使用目的に合ったサイズに縮めておくのが最良ですが、せめて挿入前に加工しておく習慣をつけましょう。
作業場へ材料を持ち込んでから現場合わせでゴチョゴチョいじるのは、腕の悪い職人の典型です。
にほんブログ村