うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

仲間どうし

2010年09月11日 | 忘れかけていたこと
スカイプは、インターネットを介していったん接続されれば、切断しない限り利用者間が直接つながった状態になるので、取次ぎや回り道のロスがなくなり、効率のよいデータ交換ができると聞いた。
そういうのをピア・ツー・ピアというそうだが、ピアと聞いてはじめにあたまに浮かんだのは橋げただった。
だがそれは見当違いで、Pier to Pier ではなく、仲間どうしの Peer to Peer であった。
ハードウェアのピアではなく、ソフトウェアのピアだった。
とかくモノから先に考えるのは、あたまのカタい証拠でお恥ずかしい。

スカイプはたいそう便利なシステムだが、これにも泣きどころがないわけではない。
まず、相手と同時にシステムの使用状態に入っていなければならないということ。
便利なようでそうでもない理由がここにある。
eメールも郵便も、発信と受信は同時でなくてよい。

電話もスカイプも発信者と受信者との時間共有がミソなのだが、こちらもそのミソがこねあがるまでに問題がある。
電話は相手を拘束するからだ。「いまいいですか」と聞かれても、よほどのことがなければ「今はダメ、掛けなおして」とはなかなか言わない。

スカイプの場合はあらかじめ交信時間を決めておけるから、お互いの拘束度合いはゆるくなる。しかし、交信時間を決めておくには手続きが要る。
何か相談する時間をまず相談しなければ始まらないというのはちょっと冴えない。

覗いてみて誰かいなければ皆すぐ帰ってしまうような店は、はやるはずがない。
仲間が集まらなければ、仲間どうしは成立しないではないか。