摂食・嚥下の看護に必要な技術・知識・態度の評価、そして専門領域の講義15時間を受けた、わかば病棟のTさんが見事、修了試験に合格して院内認定看護師になりました。
↓認定書と認定バッチの授与式の様子です。
神妙なTさん。そして母のように見守るK師長。
ではここで、Tさんの決意表明です!
「食べることへの第一歩」
このたび、摂食・嚥下障害 院内認定看護師研修を受け、合格することができました。重症心身障害児(者)病棟で働かせて頂き、4年が経とうとしています。わか葉病棟の患者様のケアに携わり、ふだん私達には当たり前である「食べる」ということがどれほど大切であるのか、そして、当たり前に食べることの困難さも実感しました。食べることへの援助をするために、専門的な知識と技術が必要だと感じました。
去年の夏、口腔ケア研修会に参加して各先生方による講習を受け、国立長寿医療センターの口腔ケアシステム等を学び、口腔ケアの必要性や効果を再認識し刺激を受け、改めて「口腔ケア」への興味や関心が高まりました。研修を受けて、誤嚥のリスクの高い患者様への口腔ケアを見直し、吸引付き歯ブラシによるケアを実践しています。また、重症心身障害児(者)病棟では定期的な歯科健診が出来ていなかったため、提案して、実施に至りました。今後も、患者様の「食べること」と「口腔ケア」が、より充実したものになるように努力していきます。
摂食・嚥下障害 院内認定看護師の養成は今年度で終了しますが、摂食・嚥下障害については、新たに立ち上げる「重症心身障害児(者)研修」の中で、必要なスキルとして取り入れる予定です。高齢者看護 院内認定看護師と共に、当院の「質の高い看護サービス」の提供の牽引力としての活躍が期待されています。
あわら病院は今日も勉強熱心です。